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セルフィリア王国最高の宿屋、旅館「森さと」   作者: 森田季節
森のヌシと旅館編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

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最終話 婿募集中

今回で完結となります! これまでご愛読いただきありがとうございました! 

 温泉旅館「森さと」はすっかり異世界に定着してきた。


 今日はおもてなしや料理について勉強に来たほかの宿のプチ研修生が、宿の中を見学している。


 みんな熱心にメモを取っていた。


 一般的に宿の中はもっとくつろいだ顔でいる人間が多いので、少しそのあたりだけ空気が違う。


「はい、こちらがお庭になりますよ~!」


 案内をしているのは葵だ。


 最近は宿の案内も本当に板についてきた。


 世代的にも次の時代を担うのは葵だ。


 少しずつ、責任のある仕事も葵は任されてきている。


 一方、その頃。


 葵の親二人は、別室でとある貴族の使いから説明を受けていた。


「なるほど。いいお話ではありますが、お断りさせていただきます」


 父親の一成は微笑みながら、断った。


「そうですね。葵は「森さと」になくてはならない人材です。いくら高名な貴族のご側室ということであっても、ここを出られてもらっては困るのです」


 息吹もそう述べた。


「わかりました。そうですね、実を言うと、わたくしも宿泊した時に葵さんの笑顔を見ていまして、いつまでもここで接客していてほしいと思ったんですよ」


 使いの者もそう笑って答えた。


 こうして、葵の知らないところで縁談が持ち上がって、そうっと潰えていたのだ。


「でも、そのうち婿を迎えないといけませんね。婿はどうやって探せばいいのかしら」


「ギルドに求人でも出すか?」


 一成が冗談のように言った。


「案外、そういうのもいいのかもしれないわね」


「森さと」では現在、娘の婿を募集しています。

昨日の夜から、新作「モンスターを着る男」の連載を開始しました。よろしければ、こちらもお願いします!

http://ncode.syosetu.com/n6915di/


旅館のあとがきみたいなものは活動報告にちょっとアップいたしますので、よろしければご覧ください。

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