表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
外道ノ転生  作者: 西の雷鳥
第五章 闘技大会編
77/327

闘技大会1日目・夜

「リース、今日の結果を受けてのオッズ表が出てるわよ!」


 闘技大会1日目を終え、宿でゆっくりしてるとアイリスが紙を持って飛び込んできた。


「オッズ表ってなんですぅ?」

「賭け事の倍率の表……ですよね?」

「まぁこんなイベントだしな」


 どんな物でも賭けは成立するからな。

 闘技大会で賭けなんて定番中の定番だな。


「どれどれ……1位は……ボレアスか……」

「A級冒険者ですからね……」


 ゾディアスはギルド本部のお膝下だが、A級冒険者はほとんど闘技大会に参加しない。

 A級は指名依頼で忙しく、何日も闘技大会のために休めないのが理由だそうだ。


「2位がシーベルか」

「シーベルさんすごいですぅ!」

「元A級というのが効いたんでしょうね」

「ほら、それよりその下!見てみなさい!」


 アイリスがシーベルの下を指差す。

 そこに書かれていたのは……私の名前だった。


「私は3位か」


 C級なのに。

 随分上なんだな。


「あれだけの事したら仕方ないわよねぇ」

「リースさん、恐かったですぅ」

「少し派手過ぎたのではないでしょうか?」


 まぁですよねー。

 無名でもあれだけの事したらこれぐらいにはなるのか。


 ちなみにジーナは8位。

 最下位だ。

 ジーナは派手な魔法は使わず、剣術で地味に立ち回っていたから印象が薄いのだろう。


「私もメルももう終わっちゃったし……折角だし私達も賭けてみる?」

「私はシーベルさんだと思いますぅ!」

「私はどうしようかな……やっぱりリースかな?」

「ボレアスとかでなくていいのか?」

「うーん。あなたならやってくれそうってのがあるわね……まぁ賭けが本格的に始まるのは予選が終わってからだけど」


 アイリスの金を背負って戦うのか……

 知らない奴らなら全く問題ないが、知り合いのだと少し気が引けるな。



-------------------



「おーいビールもう一杯くれー!」

「あいよ!」


 ここはゾディアス王都の酒場。

 闘技大会の1日目を終え、観客達が興奮冷めやらぬままここに集まり感想を語り合う。

 彼らの一番の関心は、優勝予想だ。


「やっぱり本命はボレアスだろ!」

「あんな勝ち方前代未聞だよな」

「A級だって聞いたが、本当に強いのか?」

「『剣王』ボレアスだぞ?お前、あの迫力見なかったのかよ」

「あのシーベルって女はどうなんだ?」

「俺知ってるぞ。『暴風の魔女』シーベル・イェルクだろ。10年くらい前は有名だったな」

「俺も知ってる!確かどっかの街が異常気象の竜巻に飲まれそうになった時、どデカイ風魔法ぶつけて相殺したって冒険者だろ?」

「何だそれ、化け物じゃねぇか!」

「今日は殆ど魔法を使わなかったな。剣術もすげぇ腕前だ」

「それに……美人だよなぁ……」

「魔法や美人といえば……あの最初のガキはどう思う?」

「………」

「………」

「ど、どうした黙るなよ」

「あれは……なぁ」

「めっちゃくちゃ可愛いけど……恐えよ……」

「あれは汚い手なんて使ってねぇよな……」

「吹き飛ばしたあの男、ありゃB級冒険者の『豪腕』って異名の奴で、性格はアレだが相当に腕が立つらしい」

「それが赤子同然だもんなぁ」

「あれ、まだ8歳とかじゃねぇの?小さいのにすげぇよな」

「第5グループで勝った奴も小さかったよな」

「あの子は13歳くらいじゃないか?今回は子供が強えな」

「全くだぜ」

「でも明日には『速剣』や『剛槍』が出るって話だろ?さすがに奴らには勝てねぇよ」

「俺はあのリーシアってガキに賭けるぜ!何か波乱を起こしてくれそうだしな」

「それはお前が少女趣味なだけだろ?」

「なんだてめぇ、やんのか?」


 そうして闘技大会1日目の晩は更けていくのであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ