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prologe/夢?

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 それはものすごく変な恰好をした老人だった。

『君はこの世界に未来を信じるのかい』

『はあ』

 尾崎美琴。19歳。なぜ自分はここにいるのか。なぜ見知らぬ老人と向かい合っているのか。その経緯について懸命に頭を働かす。

『未来などない。早々にそちらの世界に諦めを付けてこちらに来なさい』

『え、ちょっ…あのっ』

 言いたいことだけ言うと次第に薄くなっていく老人。もちろん頭が、でなく姿が。

『明日までにお返事を。お迎えに上がります』

『えっと、とりあえずちょっと待っておじいさん!』

『では』

『待てってば、ちょっと』


 その人は薄くなり薄くなり…消えた。


「待てってばーーーー!!!」

 それはとても迷惑で鼓膜が破れるかというほどの寝言(?)だったという。

「うるさい!」

 だからもちろん罵声が来るわけで。

「ふぇ…」

 それでも寝言だから本人が覚えているわけがなく。

「あんたねぇ…」

 尾崎美琴。19歳。この世界がこの上なく平和に感じるのは、未来があるように思えるのは自分の気のせいでしょうか。

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