表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神様によるペナルティ  作者: ずごろん
第二章 一学期編
68/217

章間⑪ モブ女の集い?

今回はかなり短いです。


最近骨組みは出来ても肉付けが出来ない病にかかってしまって中々文章化出来ないんです(・ω・`)

誰か私に文章力をください(・ω・`)


【追記】少し気になっていたところを微修正

【追記】指摘のあったところを修正

カリカリ……カリカリ……


誰もいない教室に1人の少女の爪を噛む音が響いていた。


迂闊でしたわ、この私が騙されるなんて……。騙す相手でも陥れた相手でもないのに私と接する人がいるということが久々すぎて警戒することを忘れてしまっていましたわ。


久川(・・)を満足させるための演技(ウォーミングアップ)の後のちょっとした()()()()をしているところを初めて椎名に見られたときから今回のことの仕込みが始まっていたことに気付けなかったとは、私も鈍ってしまっていましたわ。


ですが、今回の処分が反省文と1ヶ月の停学処分程度で終わったのが不幸中の幸いですわ。ルール違反には厳しいということは聞いていたから正直退学処分を受けてしまうかもしれないと思っていました。ですが生徒会長――椎名兄が一度目だからということで処分を軽めにとお願いしたことのおかげなのですが、やはり妹には甘いようですわね。まぁそのおかげでかなり軽い処罰だけで済んだのですから、何も言うつもりはありませんが……。


それにしても、思い通りにならないということはやはり気分が悪いですわね。今回の失敗した原因をしっかりと定めるべきですわ。久川のせい?いや、あれはいつも通り私の言ったことを鵜呑みにしていただけですので違いますわね。椎名のせい?確かに騙されてしまいましたし、原因と言っても過言ではないですわ。ですが、あれは事が他の人の目の前で起きてしまったからであって、いつも通り人通りの無いところに呼び出しさえ出来ていれば表沙汰にならなかったはずですわ。つまり、今回の原因は人の目の前で起きてしまったことですわね。そして、その原因を作ったのはやはり……
















熱海京ですわ。


どうせ病弱なヒロインぶって設定を色々付けただけだと思っていたのですが、まさか本当のことだとは思いませんでしたわ……。そのせいで折角用意していたものが全て無駄になってしまいました。まぁそれは問題ないのですが、やはり表沙汰になったことがいただけなさすぎますわ。今回のことで教師陣や生徒会に目をつけられてしまいましたし……。

もはやこの学校にいる間は少なくても学校内では今までの様なことは出来ないと思っていた方がいいですわね。久川もどうせ『(わたくし)の責任で~』とかどうとか思って大人しくなってしまうでしょうし……。

それと、恐らくですが学校から熱海の家には本人には気付かれないようにだとは思いますが、生徒会の見張りがつきますわね。私たちが報復するかもしれないと思ってそういう処置をとるに決まっていますわ。さすがにそんなわかりやすいことをするつもりはありませんが、わざわざ教える義理はないから教える気はありませんが……。


まぁ、それはともかく、このまま何もしないで大人しくしているというのも癪ですわね。それこそ私ではありませんわ。まぁ、最初から大人しくしているという選択肢そのものがないですわね。こんなにも居心地の悪い高校生活にしてくれた熱海にはそれ相応のことを受けてもらわなければ気が済みませんわ。

ですが、学校内や通学路ではもはや何も出来ないと考えると……。やはりあの時期しかないですわね。あのグループのメンバーを考慮すると恐らくチャンスは少なくても1回はありそうですわ。


次は絶対失敗しないためにも出来るだけ隠密に準備をしていく必要がありますわね。それに、あの時期ならば別の学校に逃げていったやつらを呼び出すことが出来ますしね。まさか違う学校に行っただけで私から逃げられたと思っているなんて滑稽なやつらですわ。メールアドレスや携帯番号を変えた程度で私から逃げれるはずがないのなんて少しでも考えたらわかるはずですのに。


これから詳細は練っていくとして、やはり熱海には私が受けた屈辱以上の屈辱を受けてもらうしかないですわ。それこそ産まれてきたことを後悔する程度には……。


そのようなことを考えながら海老菜は1人爪を噛みながらブツブツと報復の詳細を練っていくのであった。

そしてそこには海老菜の意見を聞き、感心する人も、咎める人もいなく、ただ海老菜の独り言と爪を噛む音だけが教室内に響き渡っているのであった……。



<モブ女の集い? END?>

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ