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神様によるペナルティ  作者: ずごろん
第二章 一学期編
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29話 GW【前半】

休日ネタしかやってない気がする……

「いきなりなのですが、明日、私の家に来ませんか?」


漸く高校生活に少しはなれ始めた頃に大型連休が始まるのって、昔ならすごく喜んだんだろうけど、やっと授業を全部起きられるようになった僕からしたら、また慣れる前に戻るんじゃないかって不安に感じちゃうんだよね……。やっと自転車での登下校も自分で出来るようになったのに……。

そんな大型連休―GWが明日から始まるという日の放課後、いざ帰ろうとしたときに優花ちゃんがそう話を振ってきたんだ。そしたら真琴が


「いいわねぇ。もちろん京も来るわよね?」


って、すぐに優花ちゃんの話に乗って、僕に問いかけてきたんだ。

あっ、『たん』付けはワリとすぐに止めてくれたんだよね。もう一切反応しないようにしてみたら、すぐに飽きちゃったみたいで止めてくれたんだよね。真琴のイタズラを止めさせたかったら反応しないことがわかったことが収穫かな?まぁ、反応しないっていうのが出来るかどうかは別だけど……。

それで、明日だよね?僕のGWの予定は……。うん、見事に何もないね……。僕自身が受身なのもあって、誰にも誘われなかったら大型連休でも何も予定が無いとか今までよくあったんだよね……。直さないといけないことだとは思うんだけど、断られたときのことを考えるとどうしても言い出せないんだよね……。

っと、早く返事しないと!


「うん。僕も大丈夫だよ!」


どうせ僕には予定なんかないもんね!いいもん!いつか僕も休日は予定で埋まってるリア充ってやつになってやるんだから!


「真琴も京さんも大丈夫で何よりです」


そう言いながら、心なしかホッとしている優花ちゃん。優花ちゃんももしかしてあんまり誘うのは得意じゃないのかな?まぁ、誘えない僕よりは苦手じゃないんだろうけど……。


「それにしても、優花から誘うなんて珍しいわねぇ。遊びに行くにしても大体あたしが言いだしのことが多いし」

「そうですね。ですが、真琴の場合、当日の朝に急に言ってきますから、それだと色々とめんど……心の準備が出来ませんので、私から誘ったんです」


あっ、やっぱり優花ちゃんってあんまり言い出しはしないんだね。まぁ、真琴がいるから仕方が無いところがある気がしなくもないもんね。それにしても、真琴は言い出すときは基本当日の朝なのか……。朝ごはんの準備とかしてるときとかだったらどうしよう……。今度からはマナーモードを解除しておこうかな。たぶんそうしないと気付かないし。


「あら?そんなことはないと思うけど?それよりも何をするつもりなの?」

「はいはい。惚けるのは勝手ですが、いずれわかることです。そうですね……。とりあえず後で真琴に泣きつかれる前に一緒にGWで出された宿題を片付けることが優先ですかね?その後はそのときの状況次第って感じにする予定です」

「ぐっ……。遊びに遊んで最後に写させてもらう予定がぁ……」


補足しておくと、僕たちの学校ってGWみたいに長い休みがあるときは特別課題だって言って、結構な量の宿題が出されるんだよね……。まぁ、毎日時間を少しずつ取れば出来なくない量だとは思うけど、それでも課題が出るっていうだけで面倒くさいよね……。

それよりも、宿題をいつも写させてもらってるって、それって……


「真琴って勉強出来なかったっけ?」


僕の記憶が正しければ、普通に授業にはついていけていたはずなんだけどなぁ。そう思った僕が思わずそう呟くと


「出来ないんじゃないわよ!やらないだけよ!!」


って、キッチリ真琴の耳に届いていたみたいで反論してきたんだ。……でもそれって、余計にタチが悪いだけなん気がするんだけど、まぁ真琴だしね……、うん。


「そ、そうなんだ……。それじゃあ、優花ちゃんの家にお邪魔させてもらうときは宿題を持っていくとして、他に何か持っていくものとかある?」


「そうですね……。恐らくですが、1日では終わらないと思いますので、服の着替え等々持って来ていただけるとうれしいのですが……」


「うん、わかった!それじゃあ家に帰ったら準備しておくね!」


「ハァ……。まぁ、宿題さえ乗り切れば後は楽しい時間だし、少しくらい仕方が無いわね!」


「真琴はまたそんなこと言って……。あなたは何でいつもこう……。私よりも成績が良いのですから少しは自分でしてください」


「えっ!?真琴の方が成績良いの!?」


衝撃の事実に僕は思わず声を上げてしまったんだけど、


「そうなんですよ……。中学のときもテスト前ですら全然勉強しないのに、いつも私よりも順位が上で……」


それを聞いた優花ちゃんはまたブツブツ言い始めてしまった。ダメだ、この流れはっ!!


「そ、それよりも明日は楽しみだなぁ。宿題もみんなですれば1人でやるよりは絶対楽しいしね!ね?真琴」

「そ、そうね。明日はさっさと宿題を終わらせて存分にGWを楽しみましょう?」


すぐに真琴と2人で話題を逸らそうとしてみて、


「……そうですね。今はGWを楽しむことにしましょう」


無事に優花ちゃんを正気に戻すことに成功し、僕と真琴はホッと一息ついたのであった。


…………

……


その後時間と集合場所を決め、帰ろうと教室を出たときに


「おっ、いたいた」


っていう声が聞こえて、気になって後ろを振り返ってみたら


「いやぁ、まだ教室に残ってくれててよかったぜ」


健吾がこっちに向かって歩いて来ていたんだよね。


「どうしたの?何かよう?」


何かあったかなぁ?今日のお弁当も問題なかったはずだし……。

呼び止められた理由がわからずに悩んでいると


「いや、まぁそこまで重大なことじゃないんだけどさ。京は明日暇か?」


あっ、普通に遊びの誘いだったのね。てっきり何かあったんじゃないかって思っちゃったじゃないか。でも、明日かぁ……。明日はもう優花ちゃんたちと遊ぶ予定があるからなぁ


「え~っと、明日は……」


健吾にどう伝えようか言葉に迷っていると


「中山君残念ね?京をデートに誘いたかったみたいだけど、明日はあたしと優花が京と遊ぶのよ」


って、真琴が伝えてくれたんだけど……


「デートっ!?」


何デートって!?ただ遊びに行くだけでしょ!?いきなりそんなこと言うもんだから変な声が出ちゃったよ……


「ハァ……。真琴ってすぐにデートとかに繋げるの好きだよね……。僕と健吾はそんな関係じゃないって言ってるのに……。あっ、それで、明日なんだけど、真琴と優花ちゃんとで遊ぶのは本当だから、ごめんだけど明日は無理かな?」


「そ、そうか……。俺が誘わなくても予定が入るとは……。京も成長したんだな……」


そういってしみじみと頷く健吾。べ、別に健吾に誘われなくたって予定は……お母さんとか修兄関連だったらあったんだからっ!!だから真琴も優花ちゃんも僕をそんな目で見ないでぇっ!


「とりあえず明日は無理なのは了解だ。なら……、3日後ならどうだ?」


「そ、その日なら……、うん。大丈夫だよ」


健吾がちょっと悩んでから、僕にそう言ってきたからすぐに話に乗ったんだ。この状況は違う内容の話しをして流すしかないやつだからね!


「ほうほう。京と中山君は3日後にデートに出かけると」


「だからデートじゃないって!!」


「なら、あたしたちも一緒に行ってもいいのかしら?」


「え?僕は全然いいけ「すまないが」……ど……」


僕が普通に了承を出そうとしたら健吾に割り込まれて


「篠宮さんにはすまないが、3日後は京とデートをさせてくれないか?」


って真顔で言ってきたものだから、僕は顔を真っ赤にして


「ちょっ!?なんで健吾もそんな冗談を言うの!?」


健吾に問いかけると


「ははは、まぁお前とは最近全然2人で遊んでないからな。たまには2人で遊ぼうと思ってな。それじゃあ3日後約束な!」


っと、言いたいことだけ言った健吾は、僕が反論する前に自分の教室に戻っていったのであった。


「ハァ……。健吾はいつもこうなんだから……」


言いたいことを言いそびれた僕はそう言ってから溜め息をついていた。

僕が気を落としているのを察してか


「まぁまぁ。仲がいいことはいいことじゃない?それよりもまずは明日を楽しみましょう?」

「そうですよ。そのためにも今日はもう帰りましょうか」


そんな風に2人に慰められながら帰路についたのであった。


あれ?でも何か忘れてるような……。

って、優花ちゃんの家にお邪魔するってことは優花ちゃんの部屋に行くってことだよね?

それはつまり、女の子の部屋に入ることになるってわけで……。


…………どうしよう。色々とマズい気がしてきた……

GWとあと、もう1つイベントが終わると、ストーリーが少し進む予定です。

まぁ、ストーリーとかあるのかって聞かれたらそれまでですが……(・ω・`)


何か誤字脱字報告・意見等々ありましたら、コメント欄に残していっていただけたなら幸いです。

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