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神様によるペナルティ  作者: ずごろん
第二章 一学期編
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27話 身体測定

最近、異世界系やVRMMO系にハマってしまいましてね……。

折角だから自分でも書いてみようと思って読みきりサイズのを試してみたんですが、スキル名という最大の壁にぶつかってしまってしまいました(・ω・`)


まぁ、そんな関係無い話は置いといて、今回から再び本編です。

内容の方向性が似通ってしまっていますので、その部分をいくらかカットしてしまいましたが……。

「京さん、朝ごはんは食べましたか?それとも抜いてきましたか?」


教室に入るなり、優花ちゃんが僕にそう聴いてきたんだよね。何の意図があるのかわからなかった僕は


「えっと……?どういうこと……?朝ごはんなら普通に食べてきたけど……?」


首を傾げながら聞き返すと


「はぁ……。やはり京さんも敵でしたか……」


そう言って、優花ちゃんは机に突っ伏してしまったんだ。


「えっ!?えっ!?どういうこと!?」


優花ちゃんの言葉の意味を理解出来ずに、首を傾げていると


「京たん、おっはよーっ!」


「え?うわっ!?」


って声が横から飛んできたと思ったら僕に何かが飛びついてきたんだよね。


「あぁ、やっぱりその首を傾げてると本当に可愛いわねぇ。それと、今日は身体測定があるでしょ?だから優花が京にそんなことを聞いてきたのよ」


「あっ、そういえば今日だった気が……。って真琴は離れてよ!!後、『たん』はやめてって言ったよね?」


そう言いながら、何とか真琴から逃れた僕は真琴を睨んでいると……


「はいはい、また今度ね。それよりも、ちゃんと学校行事の予定くらい自分で把握しておきなさいよ?事前に準備が必要な行事もあるのだし。初日にもらった予定表はどうしたのよ?」


僕の睨みをものともせずに真琴はそう言い返してきた。そこをつかれると痛いけど、でも……


「あれ……ねぇ。気がついたら僕の鞄からなくなってて、お母さんに聞いたら、僕だったら絶対に無くすから預かっておくって言われちゃってね……。」


僕ってそんなに信用ないのかなぁって思うとね……。アハハって笑いながら僕は遠い目をしながら真琴に返していた。


その後も何かを思い出したのか、ずっと遠い目をしていた京を


「おーい、戻ってこーい。それと、優花も京は知らなかっただけなんだから仕方ないわよ」


元に戻そうと声をかけつつ、優花にも手伝ってもらおうと思った真琴であったが、


「…………知らないってことはそれだけ重要視していないってことです……。真琴も朝ごはんを食べてきたって言っていましたし、抜いてきた私なんて……」


優花はそう言って、またぶつぶつと独り言を呟いてしまっていた。それを見た真琴は


「…………ハァ。ダメだこりゃ」


いい加減、弄り方をもう少し考え直さないといけないかなぁと思いながらため息をついていたのであった。


なお、京と優花の状態は牧野先生が教室に入ってくるまで続いたのであった。




………………

…………

……







「さぁ~って、京たんはどんな感じだったのかお姉さんに見せてもらおうかしら?」


そうニヤニヤしながら真琴は僕に向かって言ってきた。

あ、ちなみに僕たちは今体操服に着替えて身体測定が終えたところです。

……ちゃんと更衣室で着替えたよ?

男の子の時は更衣室なんて入ったことがなかったっていうよりは、入る気もなかったんだけど、まさか入るときが来るとはあの時は夢にも思ってなかったなぁ……。ハァ……。

まぁ、出来るだけ皆の様子を見ないように一番奥に陣取って、壁の方に向いて着替えたんだけどね、今回は真琴が絡んでこなかったから無事?に着替えることが出来たんだけど、真琴だったら壁向いてないでこっちで一緒に~とか言い出すと思っていたんだけど、やっぱり真琴も測定結果の方が気になっていたのかな?

っと、もちろん測定結果を見せるわけにはいかないから、ちゃんと言っておかないと。男の子にだって見せたくないものもあるんですよ。身長とか身長とか身長とか、それに身長とか……。


「京たんは止めてって言ってるでしょ……。後、見せるわけないし、それとお姉さんって意味がわからないんだけど?」


「いやぁ、そう言いつつも律儀に全部返してくれるところは、やっぱり京たんはツンデレよねぇ」


「後でちゃんと教えてね」ってグッて親指を立ててきた真琴に「いや、ツンデレじゃないし、教えないからね」って言おうと思ったんだけど、そのときには真琴は優花ちゃんの方に向かっていた。

言おうと思っていたことが言えなくて、口をパクパクしながらその様子を見ていたんだけど


「さぁ~って、どのくらい優花の胸が成長したか、あたしが直接見てやろう!」


真琴はそう言いながら、あろうことか優花ちゃんの胸をわしづかみしていたんだ。いやいや、何でいきなり胸?まずはちゃんと聞こうよ。まぁ、優花ちゃんは教えないだろうけどさ……。

僕は出来るだけ2人の様子を見ないようにしていたんだけど、声はハッキリと聞こえてくるわけで……


「えっ!?ちょっ!?真琴!?いきなりなんなのですか!?んっ!やめてくださいっ!!」

「んふふ~♪よいではないかぁ、よいではないかぁ~♪」

「だ、だからやめてくださいって言ってるでしょう!?」


一体どんな状況になっているんだろう……。恐ろしくてとてもじゃないけど振り向けないよ……。

少し前から思っているんだけど、女の子って男の子と違ってボディタッチが多いというか積極的だよね?男の子のときだったら触れるとしても肩を叩いたりハイタッチしたりするくらいなのに、どうして女の子ってもっとこう……、色々な部分に自分から触りに行くんだろうね?僕の精神のポイントがいくらあっても足りなくなっちゃうから出来れば止めてほしんだけどね……

そんなことを考えていたら、ふと肩を叩かれて、何事かと思って叩かれた方向から後ろを振り返ったんだけど、



指が僕の頬に当たったんだよね。



それで、一瞬何事かと思ったんだけど、すぐに悪巧みが成功したような顔をした真琴が目に入って、すぐに何をされたかわかったんだ。


「……それで、真琴は何をしてるのかな?」


「あれ?あたふたしてくれると思ったんだけど、思ったより冷静なのね。えっとね?優花の胸のサイズが触診でわかったから教えてあげようと思ってね?優花のサイズは「止めて下さいっ!!」……えー」


「えー、ではありません。それに間違っている情報を言いふらされてしまっても困ります」


「あたしは間違えないわよ?言ってあげましょうか?」


そう言いながら真琴が優花ちゃんに耳打ちすると、優花ちゃんは膝から崩れ落ちて


「当たっている……だと……っ!?」


って呟いていた。本当に当たっていたんだ……。これは真琴が凄いって言ったらいいのか……な……?

どう判断したらいいかわからずに成り行きを見守っていると


「ほら?間違ってなかったでしょ?それに、別に多少間違ってたところで変わらないくらいしかないでしょ?」


「そ、そんなことはさすがにありませんっ!!それに、むしろだからこそ大事なんです!!京さんもそうでしょ?」


「う、うぇ!?そ、そうだね?」


いきなりこっちに矢が飛んできたもんだから、ビックリしちゃって変な声が出ちゃったよ……。大丈夫だったかな?


「ほら、京さんもそう言ってるじゃないですか!」


「えー?最後は疑問系っぽかったし、そうでもないんじゃないかしら?」


そう言って、2人が真偽を求めるような視線を向けてきたから、僕は


「そんなことより、ほら、もう皆行っちゃったし、僕たちも早く行かないと着替える時間がなくなっちゃいそうだよ?僕は先に行ってるね!」


逃げ出したのであった……。男の僕にそんなこと言われてもどうすることも無理だよぅ。


まぁ、結局更衣室で追いつかれて、問いただされた挙句、壁を向いて着替えるという僕の安全策は早々に潰されたんだけどね……。


これは慣れるまで、いや、慣れるのも問題なんだけど、それまでは体育のたびに精神がドンドン削れていく未来が見えて、僕はため息をついていたのであった……。


あ、何だかんだで身長や体重のなったんだけど、優花ちゃんがまた落ち込んじゃって「やはりダイエットをするしか……」って呟いていたんだけど、何でなんだろうね?

僕からみたら十分痩せていると思うのになぁ。やっぱり女の子のことって身体がそうなっちゃっても全然わからないや。

どうしても上手く表現が出来なかったところを少しだけ視点をズラして表現してみましたがどうでしょうか?

もっと上手な言葉遣いが出来るようになりたい(・ω・`)


【追記】指摘して頂いた箇所を修正しました。

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