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神様によるペナルティ  作者: ずごろん
第二章 一学期編
42/217

26話 休日【2】

いつの間にか5万PVと1万ユニークを越えておりました。

読者の皆さんありがとうございます。

これからも精進していきますので、楽しんで読んでいただければ幸いです。


折角の記念なのですが、今回の話はTS物の定番のアレの回です。

苦手な方は読み飛ばすこと推奨です。

もし自分で書くことになったら、絶対に書こうと思っていたところなのですが、

まさかこのタイミングになるとは……(・ω・`)

なお、前回と同じで、現実との違いにご注意下さい


【追記】指摘があった部分を修正しました。

うぅ……。


なんだろう……。朝起きた時からすごく体調が良くないんだよね……。

正確には昨日から少しおかしいかなって思っていたんだけど、今日起きたら無視するのがちょっと無理なくらいには体調がおかしいんだよね。


どういったらいいんだろ?

お腹……よりは少ししたかな?そこが痛いんだよね?動けないほどの激痛ってわけじゃないんだけど、シクシク痛むといえばいいのかな?今まで経験したことが無いような痛み方なんだよね……。


本当に今日が休日でよかったよ……。

オリエンテーション明けってことで、どこかに遊びに行くんじゃなくて、各自、身体を休めるってなってたのも幸いだったよ。そうじゃなかったら、この痛みを我慢しながらになるから絶対に満足に楽しめなかったと思うし……。


はぁ……。この痛みどうにかならないかなぁ……。


そう思いながらベッドの上でゴロゴロしていると……


「調子はどう?」


って言いながらお母さんが部屋に入ってきた。


「全然良くないかな?…………それよりも、部屋に入るときはノックをしてって言ったよね?」


「あら?そんなこと言われたかしら?」


まるで今まで言われたことが無いように言ってくるもんだから


「とぼけないでよ……っ!?」


思わず叫んじゃったんだけど、そしたらお腹にするどい痛みがきて思わず顔をしかめていると


「ほら?あんまり叫ぶとお腹に響くわよ?」


「…………それがわかってるなら叫ばせるようなことさせないでよ……」


まるでここまでの展開が読めていたような感じにお母さんが言ってくるもんだから、僕はため息をつきながらそう返したのであった。


「まぁよくはないけど、今回はもういいや……。それよりもさ、お母さんはこの痛みの原因わかってるっぽいんだけど?」


だって、口ではそう言いながらあんまり心配してるって感じはしないんだもん。


「まぁ……、恐らくってだけで、違うかもしれないけどね」


「いや、それでも教えてほし「母さんいたいた。何で赤飯なんか炊いてゴフェ!?」……いんだけど?」


「修矢。女の子の部屋にノック無しで入るなんて何を考えているの?」


いきなり入ってきた修兄は問答無用って感じでお母さんに殴り飛ばされていた。女の子の部屋っていうのは『今は』置いておくとして、ノック無しで入ってきたのはお母さんも一緒だからね?


僕のその非難の視線を感じたのか


「……お母さんはいいのよ」


「………………」


……いや、よくないからね?全然よくないからね?


「お母さんも次からはちゃんとノックしてね?それで、修兄がお赤飯がどうとかって言ってたけど、どういう意味?」


赤飯ってことはお祝い事だよね?でも、何かお祝い事でもあったっけ?って色々考えてみたんだけど、やっぱりわからずに首をかしげていると


「あぁ、やっぱりそうやって首をかしげているだけでも可愛いわねぇ♪っと、そうじゃないわね。まぁ、お母さんの予想が当たっていたら必要になることってだけは言っておくわ。……それよりも修矢はいつまでそこで寝転がってるのかしら?今すぐにでもリビングにでも戻っていなさい」


「なにそれ理不尽「早く行きなさい?」……はい」


そうして何も言わせてもらえずに修兄はリビングに追い返されていた。本当に何しに来たんだろう?


結局修兄が何をしに来たのかを考えていると、ふとトイレに行きたくなっちゃったんだよね。


「あのね、お母さん?僕ちょっとトイレに行きたくなっちゃったからさ、お母さんも部屋を出て行ってくれないかな?」


「あら?ついに(・・・)お腹が痛い原因がわかるときが来たかしら?それじゃあ、お母さんは準備(・・)しておくわね?」


そう言いながらお母さんは部屋を出て行った。ついに?それに準備?どういうことなんだろう?

また、考え事をしようとしたときに、身体がブルッて震えて、そこでトイレに行こうとしていたことを思い出したんだ。やっぱり考え事をしようとすると他の事を忘れちゃう癖はどうにかしないといけないなぁって思いながら、お腹のことに気を遣いつつトイレに向かったのであった。


…………

……


「ふぅ……」


トイレに行って少しは痛みがマシになった気がするかな?気分の問題な気もしなくもないけど……。

そう思いながら、慣れてきてしまいつつある手つきで処理をしつつ、ふと何気なしに流す前にトイレの様子を見たんだけど、僕は思わず


「うわぁぁぁぁっ!?」


叫んじゃったんだよね。だって、普通だったらありえないことが起きていたんだもん。

そうしたら、僕の叫び声が聞こえたのか


「どうした京!?何か「はいはい、修矢は向こうに行ってましょうね」あブヘェ!?」


修兄が飛んできてトレイに入ってきそうになったところをお母さんに吹き飛ばされていた。修兄、僕のことを心配してくれたのはうれしいけど、さすがに今回は弁護出来ないよ……。

修兄が戻っていったのを確認した(んだと思う)お母さんはトイレの中を覗き込んで


「あぁ、やっぱりね」


って、自分の推測が当たっていたような顔をしながらそう言っていた。


「え?え?何でお母さんはこんなに冷静なの!?こんなの絶対おかしいでしょ!?」


あまりにもお母さんが冷静だから思わず問い詰めると


「まぁ、予想通りだったしね。それよりも京?驚いてるのはわかるけど、下を穿きなさい?お腹冷えちゃうわよ?」


お母さんにそう言われ、視線をしたにした僕は


「うわっ!?」


って叫んだ後、そそくさとまだ脱いだままだったものを穿いたのであった。


…………

……


「……それで?これはどういうことなの?」


穿くものを穿いて、少し落ち着いた僕は改めてお母さんに質問したんだけど


「いや?どういうことって言われても普通(・・)のことよ?」


お母さんはさも当然のことのように返してきたんだよね。


「いやいや、普通なわけないでしょ!異常がないんだったらなんでトイレの中がこんなに『真っ赤』になってるの!?」


そう、ふとトイレの中を見てしまった僕の目に飛び込んできたのはトイレの中が真っ赤になっている光景だったんだ。血の池みたいになってる状況に思わず怖くなっちゃった僕が叫んじゃって、それで今に至るって感じなんだよね。


「だから、それが普通(・・)なのよ。そう、女の子ならね」


「………………え?」


どういうこと?


「いい?これは所謂、生理ってやつなのよ。あなたも名前くらいなら聞いたことあるでしょ?」


「えっと……。確か女の子だと身体が成長したら起きる現象なんだっけ?」


何で起こるのかまでは知らないけどね。だって僕はそもそも男の子だから関係の話だったし……。

僕が詳しくは把握してないってのが何となくお母さんに伝わったのか


「それで一応あってはいるけども……。つまりね?身体が赤ちゃんを作る準備が出来たってことなのよ」


って説明してくれた。えっと?つまり僕にそれが来ちゃったってことは、僕はもう赤ちゃんをいつでも作れるってこと……


「って、えぇぇぇぇぇ!?」


生理がどういうことかわかった僕はまた叫んでしまったのであった。僕の叫びを聞きつけた修兄が性懲りも無くまたこっちに来ようとしてお母さんにまた殴り飛ばされてたけど、そのことは別にもういいよね。


…………

……


「少しは落ち着いたかしら?」


「…………さっきよりはね?」


まだ動揺は隠し切れないけど、お母さんの話を聞くことが出来るくらいには回復したかな?


「まぁ、ちゃんと話を聞けるまでは回復した見たいね?それじゃあ、これの処理の仕方について教えるわ。でも、その前に……」


そう言いながらお母さんは僕の下腹部に視線をやって


「まずは着替えてきた方が良さそうね?」


って言ってきて、何のことかわからずに僕も視線を下に向けると、拭き足らなかったのか、パジャマが真っ赤になってたんだ。うっ……、意識したら急に不快感が……


そして僕は今度こそちゃんと処理をしてから服を着替え、その後にお母さんに対策と処理の仕方について教えてもらったのであった。うぅ、また男としての何かを1つ失ってしまった気がするよ……。


余談なんだけど、説明の最後にお母さんが


「初経を迎えることは世間一般的におめでたいことってことでお赤飯を炊くことになってるのよ。だからお母さんもお赤飯を炊いていたのよ?」


って余計な情報を教えてくれたから、僕は


「そんな情報はいらないからっ!!」


って叫んで返したのであった。

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