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神様によるペナルティ  作者: ずごろん
第二章 一学期編
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22話 オリエンテーション③

昨日には投稿するつもりだったんですが、他の作者さんの小説を読んでたら遅れちゃった(・ω<)☆ミ

はい、すいません(・ω・`)


本当に皆さん文章が上手いですよね……

私も上手に文章を書ける力が欲しいです(・ω・`)


【追記】誤字脱字修正しました。

「ん~……。着いたわねぇ」


「そうですね。予定通りですが、やはりこの時間からホテルに入るっていうと少し違和感を感じますね」


「そ、そうだね……」


はい、今僕達はホテルに到着しました!でも、なんとまだ夕方なのです。ホテルの部屋の窓からはキレイな夕日が見えてて凄くきれいなんだけど、1つ問題が……


「さて、それじゃあさっさと着替えましょうか」


「そうですね。ジャージに着替えて大広間に集合って何をするんでしょうね?」


そう言って制服を脱ぎ始めた真琴と優花ちゃんを決して見まいと、壁側を凝視する僕。友達と同室になれたってことで舞い上がっちゃってて、すっかり抜け落ちちゃってたんだけど、やっぱり同室になるのは女の子なわけで……。うぅ、男の僕には刺激が強すぎるよぅ。体育が週の前半に集中していてくれたおかげでまだまだ大丈夫って油断してたや……。せめてもの抵抗で壁を凝視しているんだけど、布の擦れる音でやっぱり色々と想像しちゃって……。っていやいや、何も考えちゃダメだ!無心無心むし……


「な~にしてるのよ?」


「ひゃわっ!?」


とにかく何も想像しないように、ひたすら無心を唱えていると、いつの間にか着替え終わってたらしい真琴が後ろから僕の胸を掴んでくるもんだから、思わず変な声が出ちゃったよ……。

まだ何かしてきそうな真琴の魔の手から何とか脱出した僕が真琴を睨んでいると


「あら?可愛い声ね?グフフ……。お姉さんがいいことをあた!?」


「ほら、真琴もふざけてないで……。京さんもそろそろ着替えないと間に合わなくなってしまいますよ?」


手をわきわきしながら迫ってきていた真琴を(はた)いた優花ちゃんにそう言われて僕は時計を確認すると、本当に時間が迫っていたんだよね。急いで着替えてギリギリってくらい。


「あっ、ごめん。今着替えるね!」


そう言って急いで制服を脱いで着替えようとしていると……


「えっと……?見られると着替え辛いんだけど……?」


女の子2人に見られながら着替えるのって、何この羞恥プレイ?


「い、いや。京さんって見かけによらずに豪快な脱ぎ方をするので少し驚いてしまって……」


あっ!昔の癖でやっちゃった!!男の子だったらバッて脱いだら終わりだったのにね……


「こ、これは急いでいたからで……。今回だけだよ?」


だから脱ぎ散らかしちゃったのを必死に言い訳してる幼い子供を見るような目で見てくるのはやめてぇ!

とにかく片付けないとって思って、僕は急いで脱いだ服を整えてからジャージに着替えたんだけど、その間も僕を見てきていた視線がもう1つあったわけで……


「……それで?何で真琴は僕の胸をずっと見てきていたのかな?」


「いやぁ、何でもないわよ?」


「……なら、何で勝ち誇った顔をしているのか教えてほしいんだけど?」


「ふふん!そう言うなら教えてあげなくもないけど?」


い、いや。何で勝ち誇ってるのかはわかってるんだけどね?それに、悔しくなんかないんだからね!僕は男の子だし、悔しくなんか……ないんだからね!


「い、いや。もう別にいいや……」


「京さん!諦めたらダメですよ!!希望を持たないと!いつか2人で真琴を見返してやりましょう!」


「う、うん」


何故か僕の手を取ってくる優花ちゃん。その勢いに思わず引いちゃう僕。優花ちゃんは真琴ほどじゃないけど、僕よりはあるんだから別にいいじゃないか……ってだから僕は何考えているんだよ!

そんな感じで優花ちゃんに迫られながらも、1人悶々としていたんだけど


「せいぜい頑張ってくれたまえ♪まぁ、それよりも、そろそろ大広間に向かいましょう?さすがに出発しないと遅刻しちゃうわよ?」


「「あっ……」」


真琴の一言で冷静になった僕と優花ちゃんは真琴と一緒に大広間に向かったのであった。




………………

…………

……








「さて、全員集まったか?」


生徒全員が集まったことを確認した牧野先生がマイクを片手にしながらそう言っていた。どうやら牧野先生が進行役のようだ。


そう考えていると各クラスの代表と思われる人が「いまーす」って牧野先生に報告していた。学級委員っていつ決まったんだろ?


「ねぇ、委員長っていつ決まったの?」


とりあえず優花ちゃんに小声で聞いてみたら


「え?……あぁ、午後の牧野先生の授業のときに何故か決めましたからね。京さんはそのときは寝てしまっていたので、知らないのも仕方ないですね」


って小声で返された。うぅっ、それを言われると辛いよぅ。

僕がどう返そうか考えていると、落ち込んでいると思ったのか、優花ちゃんは


「いや、体力がないのは知っていますので、責めているというわけではないのですよ?」


そう僕に言ってから、誰がどの委員になったのか教えてくれた。真琴は体育委員で、優花ちゃんは保健委員になったみたい。真琴はなんていうかイメージ通りだけど、優花ちゃんが何で保健委員になったのか聞いてみたら、体育の授業とかで誰かが怪我したりしたら付き添いとして公にサボれるじゃないですかって真顔で返されたんだよね。優花ちゃん……

あ、ちなみに僕たちのクラスの委員長は宇佐見美月(うさみみづき)さんで、副委員長は丘神勇輝(おかがみゆうき)君がなったらしい。正直言ってこの2人の名前は今知ったんだよね……。うぅ、そろそろちゃんとクラスメイトの名前くらいは覚えないと……


そうこうしている内に、全員いることが確認出来たらしい牧野先生は


「よし、全員いるようだな。それでは、オリエンテーションを始めたいと思う。って言っても、これはあくまでクラスの皆、出来れば学年全員が仲良くなってもらうためのイベントだから、出来るだけ楽しんで欲しい!」


って言った。あっ、やっぱりこれってそういう目的のためのイベントなのね……。てっきりただの1泊2日の小旅行なのかと……、まぁ、そんなわけないのはわかってたけどね!


「さて、それじゃあまずはそうだな……、数字の伝言ゲームでもしてもらおうかな」


伝言ゲーム?伝言ゲームって最初の人がお題を見て、それを後ろの人までいかに早く伝えるかが勝負っていうあれだよね?それで今回は数字ってことは何桁かの数字を後ろの人に伝えるタイプってことかな?実は伝言ゲームってあんまり得意じゃないから出来ればすぐ終わるような……


「あぁ、もちろんクラス対抗にするぞ?まずは各クラス10人ずつの計3グループを作ってくれ、それでグループごとに計3戦して、勝ち数が多いクラスの方が勝ちってルールだ。クラスは3クラスしかないから、まず総当りをして、上位2クラスで決勝戦をするつもりだからよろしくな!あと、特別ルールとして、同じ班のやつは同じグループにはなれないから、そこのところはよろしくな!」


ことはないですよねー。

しかも、ルールからして、1勝1勝がすごく重要みたいだし……。うぅ、せめて桁が少ないのが来たらいいんだけどね……。桁が多かったら、覚えきれないだろうし、覚えれたとしても、無事に言いきれないかもしれないし……。下手したら噛んじゃうかもしれないし……。

あとあと、どうしても聞き逃せなかったのがあったんだけど、同じ班の人は同じグループになれないって……。つまり、真琴や優花ちゃんとは同じグループになれないってことだよね?

……マジですか?

さて、副委員長の苗字が過去に1回だけ出てきていましたが、気付いた人はいたでしょうか?

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