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神様によるペナルティ  作者: ずごろん
第二章 一学期編
25/217

章間⑤ 清楚?な少女の計画

これで今回のおまけパートが終わりです。


次回から本編に戻ります(たぶん)

おはようございます。

服部優花です。



いきなりで申し訳ないのですが、実は、私には自己紹介のときには言えなかった趣味があります。



それはですね……




人間観察なんです。





もちろん(ラノベ)を読むことも好きですよ?真琴にも咎められてしまっていましたが、本はほとんどラノベしか読みません。むしろ登場人物にその……、のめりこみ過ぎてしまいまして……。その人物になりきろうと、裁縫でその人物のお洋服を作ってしまうくらいでして……

やはり、こういうことを好む人のことは、世間一般的にはオタクと呼ばれるんですよね……

もちろん、そのことについて自覚はしているのですが、やはり好きになってしまったものを止めることなんて出来ません。

この丁寧な口調もオタク(このこと)が周りにバレないようにということがキッカケで始めたものですしね。


コホン。すいません、少し話が逸れてしまいました。人間観察の話でしたね。人がどのように動くのかについて考えることはそれはもう、楽しいものです。特に個性の強い人は見ているだけで楽しいものです。予想をしていなかった行動(動き)をして、私を驚かせてくれますしね。あっ、真琴はそういうの度外視に仲良くなりましたよ?正確には真琴に初めて会ったときに、京さんが真琴に最初にさられていたことをそのままされてしまい、そのまま気がついたら仲良くなっていたという感じですが……


コホン。まぁそれはともかく、今日は京さんに私がオタク趣味であることが見つかってしまったときに、引かれなくて本当によかった……。むしろ関心を示していたあたり、もしかしたら京さんも似たような趣味をお持ちなのかもしれませんね?そうでしたら嬉しい限りです、フフ……


すいません。また話がそれてしまいましたね。私が言いたいことなのですが、オタク趣味(こんな趣味)を持っているものですから、気になったこととかはすぐに調べたくなるんですよね。基本的には好きな登場人物のお洋服の詳細等を調べるだけですが……。

それでですね、普段から人を観察していると、あからさまに取り繕った嘘や隠し事をしているってことはなんとなくわかるようになってしまうんです。

今日の帰り道のことですが、中山君と京さんが言っていた話がどうしても引っかかってしまったんです。ですので、私は家に帰ってからすぐにパソコンを立ち上げ、中山君に教えてもらったお寿司屋さんを調べてみました。もし見つかったらそこのお寿司を買ってきて京さんを驚かしてみようかとも思っていました。もちろんそこまで高くなかったらでしたが……。ですが、どれだけ探しても見つからなかったんですよね。そこで、ふと思って、京さんの従兄の京矢君の名前も調べてみたんですが、こちらも見つけることが出来ませんでした。私の父親はそういう方面に強く、昔から多少なりとも手ほどきを受けていた私は人を調べるくらいならすぐ出来たのですが、どうしても見つかりませんでした。

ですが、帰りの教室前で会った、中山君と一緒にいた……えっと……、あまり良い印象を持てなかった彼も熱海京矢君のことは知っている様子でしたし……。ということは、中山君と京さんは何か隠し事をしているということになります。

ですがまぁ、私もこれ以上詮索するつもりはありませんし、隠しているということは何かしらの事情があるのでしょう。深入りしすぎると、痛いしっぺ返しをくらってしまうことはよくわかっていますしね。いつかその事情について話して頂けるとうれしいのですが、それは今後の私達次第なのでしょう。


まずはやはりそうですね……。私のオススメのラノベを勧めて、そこから少しずつ京さんをオタク(こちら側)に引き込むことにしましょうか。真琴には感づかれて逃げられてしまったのですが、今度はそのような失敗をおかしません。

上手に引き込めたら、いつかはイベントに一緒に出て、私の手作りの衣装を着て欲しいものです。可愛らしい京さんならばどのような衣装でも着こなすでしょう。少し恥ずかしそうにしながらも楽しんでいる京さんを想像したら笑みがこぼれそうになります。むしろ、もうこぼれていたかもしれませんね、フフフ……

もし京さんがコスプレをすることが好きになっていただけたのなら、京さんと私で真琴に言い寄れば真琴も折れてくれるでしょうし……

それで、いつかは3人で仲良くコスプレイベントに参加出来れば、きっといい思い出になるはずです。

これはとても楽しみになってきましたね。


まずは京さんに勧めるラノベ選びからですね。

王道系なストーリーが好きだと言っていましたし、それならば……


これからのことに楽しみを覚えながら私は本棚に手を伸ばしたのでした。



<清楚?な少女の計画 END>

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