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神様によるペナルティ  作者: ずごろん
第二章 一学期編
20/217

10話 入学式②

気がついたらPV10000突破していました

読者の皆さんに感謝です


色々迷走等々すると思いますが、

楽しんで頂けたら幸いです(*´ω`*)

「ところでさ」


「うん?」


健吾と一緒に聖香高校に向かっている途中に健吾がこっちの顔を見ながら話しかけてきた。どうしたんだろ?


「京の瞳の色が違うんだが、どうしたんだ?それに眼鏡をしなくても大丈夫なのか?」


「あぁ、それはね?UVカット加工されたカラーコンタクトをつけてるからだよ?」


カラコンを初めてつけるときはすごく怖かったんだけどね。まぁ今はもう慣れちゃったから全然問題ないんだけど


「あ、そうなのか。でももったいねぇなぁ。京の眼はすっごいキレイだったのに」


「はいはい、お世辞ありがとうね」


健吾はそう言ってくれても、赤い眼とか絶対怖がられるに決まってるしね……。吸血鬼だとか言われたら嫌だし


「お世辞じゃねぇのに……」


「え?なんて?」


「何でもねぇよ。それより大丈夫なのか?直接日光に当たるのはあんまりよくないんだろ?」


「うん、それは日焼け止めを塗ってるから大丈夫だよ?本当は日傘をさすのが一番いいらしいんだけどね……」


「なら、させばいいじゃん」


「いやぁ、そうなんだけどね……。日傘をさして登校するなんてすごく目立っちゃうじゃない?出来ればあんまり目立ちたくないし……」


元から目立つのはあんまり好きじゃないから、出来るだけ目立たないように高校生活を送りたいんだよね。健吾はその白い髪の時点で今更って言ってきたけど、それでもやっぱり出来るだけ自分からは目立たないようにしたいじゃない


「まぁ、嫌なら無理強いはしないけどさ……」


そう言いつつ、念のために今後は折りたたみの日傘を自分の鞄に入れておこうと思った健吾なのであった。





………………

…………

……








「ふぅ、着いたか」


「うん。思ったより時間かかっちゃったねぇ」


女の子になっちゃってから様子を見に来てなかったから気付かなかったんだけど、歩幅的な問題で、どうやら歩く速度が遅くなってたみたいで、思ったより時間がかかっちゃった。それに体力も全然なくなってて、ちょっと疲れちゃったんだよね……


「ん?どうした?疲れちまったか?確かここは申請さえすればチャリ通してもよかったはずだし、後で申請しておくか」


「うん、そうしようか。あ、でも自転車でここまで来ても疲れるかも……」


「まぁそれは実際に試してみたらいいさ。それにそれでも疲れきっちまうなら俺が京を後ろにのせて学校の近くまで運んでやるよ」


「え?いや、さすがに悪いよ」


「いやいや、別にそんくらい気にする必要はないさ。それよりも京に何かあった方が嫌だし、そんくらいはさせてくれ」


「そ、そこまで言うなら……。もし自転車で来ても疲れちゃいそうならお願いね」


おうって健吾はニカって笑って了承してくれた。一緒の自転車に乗って高校まで来てたら色々な噂が立っちゃうからってことで、学校の近くまでってことにしてるんだよね、たぶん。こうやってしっかり配慮も出来るし、健吾は実は顔も結構なイケメンだから絶対今までもモテてきたはずなんだよね……。それなのに中学時代からずっと僕と一緒につるんでくれてるし……。あ、別に嫌ってわけではないけど、浮いた話が全然出なかったのが不思議で不思議で、僕は気になります!ってことで実際はどうなのかを聞いても健吾は教えてくれなかったけどね!

まぁ、それよりも……


「…………ねぇ、健吾?僕達、見られてるよね?」


人が多くなってきてからは見られてるって感じはしてたんだけど、校門を通り過ぎてからは露骨に見られ始めてる気がするんだよね……


「まぁな。って言っても大体はおまえへの視線で、俺に対してはほぼ嫉妬の目線だろうけどな……」


「え?どういう……?」


「おまえは全然自覚してないが、おまえは今すっごい美少女なんだぜ?しかも髪の毛が真っ白っていうミステリアスも備えているというな。そんな神秘な美少女の横に仲良しそうに歩いてる男がいたらそりゃあ男連中は皆嫉妬するってもんだろ?」


「なっ!?」


え?え?どういうこと!?もし健吾が言ってることが本当だとしたら、この視線って僕のことを可愛いって思ってる視線ってこと!?

……ってまぁ、そんなことないよね。男の子だけじゃなくて女の子もチラチラとこっちを見てきてるし、むしろ健吾(イケメン)の近くにいて何様とか言ってくる子とかいないよね?僕は見た目は女の子になっちゃってるし……。大丈夫よ……ね……?


「まぁ、気にすることないさ。それよりも早くクラスを見に行こうぜ」


「う、うん……」


一抹の不安を残しつつ、僕は健吾に促されるようにクラス発表されてる場所に向かうのであった。


出来れば健吾と同じクラスがいいなぁ





………………

…………

……







「そ、そんな……」


クラス発表の前に健吾と一緒に来た僕は絶望で思わず膝をつきそうです……


健吾とは違うクラスになっちゃった……


「くそ、違うクラスになっちまったか……。まぁこればかりは仕方ないか……。大丈夫だとは思うが、ボロは出さないように注意しろよ?仲の良かった連中はこの学校には来なかったが、それでも同じ中学出身のやつは何人かいるしな」


「う、うん。それは大丈夫だよ」


健吾以外にも僕達と仲が良かった皆は僕より賢かったから修兄と同じ高校に行ってるんだよね。実は健吾もそっちを狙えたんだけど、僕と同じ学校にするって言って、こっちに来てくれたんだ。僕が心配だからって言ってたけど、別に違う学校になったとしても連絡取り合ってれば問題なかったと思うんだけどなぁ。まぁ、携帯から僕の正体がバレたらいけないってことで、母さんに今まで使ってた携帯を解約させられて新しい携帯を持たされてるから、もしそうなってたら連絡の取り様がなくなってたんだけどね……


「まぁ、隣のクラスだし。いざっていうときは遠慮せずに俺を呼べよ?」


「う、うん……。っていざっていうときって何!?」


「い、いやぁ、だって京は友達作るの下手だろ?だからもし友達出来なくてボッチになって寂しいとかってなっちまったらさ、いつでも俺を頼ってくれてもいいんだぜ?」


「そ、そんなことないもん!!」


た、確かに少し人見知りがある僕は中々自分からは話しかけられないけどさ……。それでも友達が出来ないってことはないもん!

あれ?でも、今いる友達って大体健吾経由なような…………。こ、細かいことは気にしたらダメだよね、うん!


「ま、その容姿なら誰も放っておかないだろうし、大丈夫だろ。とりあえず教室に行こうぜ」


「う、うん……」


何かしら不吉なことを言ってた気がするけど、まぁ気のせいだということにして僕達は教室に向かうのであった。



…………

……



「いいか、ちゃんと窓際の席は避けて座るんだぞ?幸い、ここは来た人から好きな席に座っていいシステムらしいからな」


「それくらいはさすがにわかってるよ!健吾は心配しすぎ!」


もはや過保護ってレベルな気がするよ……。僕ってそんなに頼りないかなぁ


「まぁ、わかってるならいいが、それじゃあくれぐれも気をつけろよ」


そういって健吾は健吾のクラスの教室に入って行った。


それを見送った僕は自分のクラスの教室の扉の前まで行った。


健吾には見栄を張って言っちゃったけど、ちゃんと友達出来るかなぁ……。うぅ、ちょっと不安になってきたよぅ……

でも、不安がってここから動かないのはダメだしね……。うん、男は度胸だ


そうして僕は不安と緊張を織り交ぜながら教室の扉を開けるのであった。


ちゃんと友達が出来るといいなぁ

やっと高校に入りました

が、まだ入学式が始まりません。

物語の進行スピードが相変わらず遅くてすいません(・ω・`)

遅いついでで、なんですが、次回はついに新しい登場人物が(予定)

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