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神様によるペナルティ  作者: ずごろん
第三章 夏休み編
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章間⑲ 一方その頃 in 熱海家

今回はかなり短いです。

「母さん!京はどこだ!?」


「はぁ……。そんなドタバタ降りてこなくてもいいでしょ?それに京なら健吾君と一緒に出掛けたわよ」


「中山と!?それって2人で……?」


「えぇ、もちろんよ。今は2人で仲良くデートを楽しんでいるんじゃないかしら?」


「デ、デートぉ!?」


「えぇ、何を驚いているのかしら?仲が良い男の子と女の子が2人でいるのよ?これをデートと言わないで何をデートというのよ?」


「いや、驚いたのはそういうことじゃ……。くっ!こうなったら……っ!!」


「あぁ、そうそう。見守る会と愛でる会の過激派の人たちに連絡して妨害しようと思っても無駄だから。私が昨日の内にきっちりとおはなし(・・・・)をしておいたから2人を妨害しようとする人を排除はしてくれるけど、それ以上のことはしてくれないわよ?」


「なっ!?……って、母さんが何で見守る会と愛でる会を知っているんだよ!?」


「何でって、それは私が2つの会の総監督だからに決まっているじゃない。修矢が2つの名誉会長だとしても私の命令を覆すことが出来ないわ」


「総監督がいるとは聞いていたが、基本放任で姿を現さないから幻の存在だと思っていたのに実在したとは……。しかもまさかこんな近くに……」


「まぁ、そういうことだから妨害しようと思っても無駄なんだから家で大人しくしていなさい?」


「だが断る!こうなったら俺だけでも2人の妨害をぉぉ!?」


「ふぅ……。こうやって全力で殴り飛ばしてもすぐに回復されちゃうのを見ると私も弱くなったものね。まぁ、この子の回復力が巌さん譲りなところもあるのだけれど……。っと、そういえば巌さん、今いいかしら?」


「ん?なんだ?」


「巌さんには確認しなかったし、私が言うのもなんだけど、京と健吾君がデートに出掛けるときに止めなくてよかったの?2人がいる間も一言も話さなかったし」


「あぁ。そのことだが、都さんに確認したいことがあるんだ」


「あら?何かしら?」


「このままあの2人の関係が進んだとして、健吾君が私たちに京をくださいと言ってきたときは、お前に娘はやらん!と言うべきか、不束(ふつつか)な娘ですがと素直に歓迎するべきか、どっちの方が面白いと思う?」


「あら?ずっと黙っていると思ったらそんなこと考えていたの?そのときの巌さんの直感でいいんじゃない?その方がきっとうまく行くでしょうし……。それよりも京が女の子でい続けることを選ばずに男の子に戻る可能性もあるでしょ?」


「いや、それはないだろう」


「あら?どうして?」


「あの子は私たちの子供だからな。健吾君との仲が余程険悪にならない限りそれは選ばないだろう」


「……その言葉で納得出来てしまうのが嫌になってしまうわね」


「ははは。まぁ、健吾君はワリと露骨であったが、京も京矢のときから多少なりとも意識はしていたんだし丁度よかったと思うぞ」


「はぁ……、そうね。京も今まではどれだけ私から言っても女の子の身体になったけど、男の子でい続けているつもりだったものね。今回のことでいい意味でも悪い意味でも転機になってくれたらいいわね」


「あぁ、そうだな。……ん?都さん、修矢が起きたみたいだぞ?」


「げっ!?父さんそこは黙っておいてくれよ!?」


「すまないな。私は都さん派なんだ」


「何で!?父親なら娘が取られることには反対すべきだろ!?」


「ふ……。その方が面白い反応を見れるならばそうするつもりだが、今のところ2人の関係を反対はするつもりはない。京のことを好きになってくれた人にはいずれ京が京矢であったことを話さないといけないことが出てくるだろう。そのときに素直に受け入れてくれる人は健吾君以外にそうはいまいよ」


「いや、それはそうかもしれないが……って、京の秘密を誰かに話しちゃったらまた京に変なことが起きてしまうじゃないか!?」


「いや、恐らくそのときになればもう問題ないだろう」


「何でそんなことが言えるんだよ」


「勘だ」


「勘!?」


「私の勘は昔からよく当たるのでね。それで、都さん準備は出来たかい?」


「えぇ、おかげさまで」


「か、母さん。縄なんて持ってきてどうするつもりなんだ……?」


「修矢が私たちの言うことを聞かないで2人の妨害をしようとしているみたいだから、これで椅子に縛っておこうと思ってね。大丈夫よ?ご飯のときとトイレのときは解いてあげるから」


「い、いや。そもそも縛らなければ……ぎゃあああぁぁぁぁっ」

こんな会話がされていたりいなかったり。


熱海夫婦が何やら意味深な発言をしていましたが、

そのことについてはいずれはっきりさせます(おそらく)

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