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神様によるペナルティ  作者: ずごろん
第一章 春休み編
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3話 秘密の約束事

やっぱり文章書くのって(ry


毎回こればっかり言ってる気がします(・ω・`)


【追記】ちょっと気になったところがあったので一文追加しました。

「えっ?えっ?これが……僕……?」


女の子になっちゃったことも驚きだけど、目が覚めたら髪や目の色が変わってたらそちゃ混乱するよね。何か吸血鬼みたいだよ……。

……って吸血鬼?何かそんな話を神様とした気がって、あ……


「あ、アルビノ……?」


僕がそっと呟くと皆が驚いた顔をしたんだけど、どうしたんだろう?


「君は自分自身が先天性色素欠乏症(アルビノ)だってことは理解しているのかい?でも、それでも自分の容姿を見たときは驚いていたってことは……」


急にブツブツ独り言を言い始めた先生。状況についていけずに混乱していると


「京ちゃん。あのね、あなたが胸を抑えて倒れた後、病室まで運んでいる途中にあなたの髪の色が白くなっていってね、肌も真っ白になったの。それでこんな症状が起こりうるものなのかを先生に相談したんだけど、先生もわからなかったみたいでね、他の先生にも相談してくれたのよ。そしたらね……」


そこで母さんは一旦話を止めて僕の様子を見てきた。僕は無言で頷き、続きを促すとその続きを話してくれた。


「そしたらね、他の先生方は京ちゃんは最初から先天性色素欠乏症(アルビノ)だ、何を言ってるんだと言われたらしいのよ。私や健吾君はあなたが白くなっていく様を直接見ているのだし、そんなはずはないのだけども……」


自分が見たものが周りに信じられないせいからか、不安な顔をしている母さんを見ているときに、神様との会話を思いだした僕はハッという顔をしたんだろう。それを見た健吾が僕に話しかけてきた。


「おい、京矢。何か心当たりがあるのか?」


その言葉にこの場に居た全員が僕のほうを見てきた。うぅっ……、そんな期待するような目で見ないでよ。


「え、えっとね……。笑わないんで聞いてほしいんだけど……」


いきなり神様が~っとか言って笑われないか不安になりながら、僕は3人に僕が助かったことや女の子になっちゃったこと、そして先天性色素欠乏症(アルビノ)になった原因である神様のことを話した。


「………………」

「………………」

「………………」


話終えたのに黙り込む3人。何かリアクションとってよぉ。笑われるのは嫌だけど、ノーリアクションもそれはそれですっごく不安になっちゃうよ……。


話終えてから5分かな、10分かな?よくわからないけど、僕的にはすごく長い時間待っても誰も何も言ってくれないから、何か言おうとしたときに、その均衡を破ったのは母さんだった。


「ふむ……。なるほどね。それじゃ京ちゃんがこれ以上そのペナルティとやらを受けないためにもこのことは私達の中の秘密にしないとね。先生、このことを知ってる子が他にもいるのだったらここに連れてきて下さい」


「はい、わかりました。少し待ってて下さい」


そう言って先生は部屋から出て行った。


えっと……?これは信じてくれたってことなんだよね……?

そのことが顔に出ていたのか、母さんはこっちに向くと微笑みを浮かべながら僕をなでてくれた。


「馬鹿ねぇ。京ちゃんが言ったことを私が信じないわけないじゃない。それに目の前で不可思議なことが起こっていたし、これで信じないっていう方が無理な話よ」


健吾の方もチラって見てみたんだけど、健吾も頷いて肯定してくれた。あぁ、皆優しすぎるよぉ。思わずうるってしてきちゃったじゃんか……。


「そ、れ、に……」


泣きそうなのを堪えていると母さんの雰囲気が変わった気がしてって、すごい嫌な気しかしないんだけど


「それに、京ちゃん、ただでさえ可愛かったのに、病弱な設定までついちゃったらお母さんどうにかなっちゃいそうだわぁ。京ちゃんはお母さんを萌え殺す気なのぉ?」


そう言いながら僕を胸に抱き寄せてすごい勢いで僕を撫でる母さん、ちょっと、さすがにこれは恥ずかしすぎるんだけど!?

健吾に助けを求めるために顔をそっちに向けたんだけど、すごい勢いで横に振られた。この裏切り者め……。

母さんの撫で撫で攻撃は先生が戻ってくるまで続いた。




………………

…………

……











「ゴホン、それでは改めて紹介させてもらうと、私がこれから君の担当の主治医になる丘神光輝(おかがみこうき)だ。それと君の担当の看護婦の牧野沙耶(まきのさや)だ」


そう言って丘神先生は僕に牧野さんを紹介してくれた。まだ若いからかな?どうして連れてこられたのかイマイチよくわかってないみたいで戸惑ってる表情が可愛かった。


「えっと……、私がここに連れられてきた理由がよくわかっていないんですけど……。それにその白くてとても可愛い子ってもしかして……?」


そういってチラってこっちに視線を送ってから丘神先生に尋ねる牧野さん。まぁやっぱり急に色々と白くなったのを見たらビックリするよね……。


「うむ……。その反応からすると牧野君は熱海京ちゃんが元々がどうだったのか理解しているようだね?」


そう言ってから先生は確認のために牧野さんの方に視線を向けると、牧野さんは肯定を示す意味で軽く頷いた。

そのことを確認した先生は他言無用だからねって言ってから僕がどうしてこうなったのかを簡潔に牧野さんに説明してくれた。あ、でも先生、その後に絶対に他言無用だからね、絶対だからねって念を押してるけど、それをやったら何かダメな気がするよぉ


「なるほど、わかりました。だから他の子と話してもうまくかみ合わなかったんですねぇ」


そういって牧野さんは何やら考え始めた。その様子を観察していると、あれ?何か妙にニヤついている気が……。それに何か独り言言い始めてるし……。


「……ってことはあれだよね?京ちゃんの秘密を知ってるってのは私たちだけってことで、つまり京ちゃんが頼れるのは私たちだけで……。ってことは京ちゃんを撫で撫でし放題なのは京ちゃんと同性の私たちだけ!!ウフフ…………」


……何か心の声がもれてる気がするよぉ。しかもこの人も結局母さんと同類な気がしてきたよ……。それに同性って、確かに姿は女の子になっちゃったけど、僕自身は男の子なんだけどなぁ。

何か言うとやぶ蛇になりそうだから黙っていると、丘神先生がすごい渋い顔をしていた。牧野さんが心の声をもらすのはいつものことってことか……。先生、渋い顔をしているなら早く牧野さんを止めてください。僕の精神が0になっちゃうよぉ。


「ゴホン、牧野君には後で少しお話があるからね。それでは、京ちゃんに他にも異常がないか調べるために検査入院という形で今日は病院に泊まってもらうことにします。都(みやこ)さん、いいですね」


そう言って、母さんに確認を取る先生。あ、都っていうのは母さんの名前ね。

ハッ!?また心の声が!?って牧野さんが言ってたけど、これは自業自得だしね、ほっておこう、うん。


「えぇ。こればっかりは仕方ないですね。早く京ちゃんに色々なお洋服を着させて愛でようと思っていたのだけれども……。こうなってしまった以上、私も色々と準備しないといけないことが増えましたので、ご迷惑をお掛けしますが、よろしくお願いします」


そう言って先生の提案を肯定する母さん。これって退院したら結局は着せ替え人形をやらされそう。今から鬱になりそうだよぉ。って、そうだ。


最初にはちょっとだけ話しかけてきたけど、それからずっと僕の方だけ見てぼ~っとしてる健吾からは秘密にしてくれるって言ってもらってなかったや。大丈夫だとは思うけど、やっぱり口に出して言ってもらえた方が安心するしね!


「大丈夫だとは思うけどさ、健吾も僕の秘密は他の人には言いふらさないよね?」


体勢から仕方ないとはいえ、上目遣いみたいな感じにたずねる僕。すると健吾はすごい勢いで顔を横に逸らしたんだ。人のことをずっと見ておいて、こっちが視線を送ると目を逸らすって失礼しちゃうよね!


それでもずっと健吾の方を見ていると


「あ、当たり前だろ!これからもずっと俺はお前の親友だし、お前のことを護ってやるよ!!」


って顔を真っ赤にしながらぶっきらぼうに言ってきた。親友って改めて言うのが恥ずかしかったのかな?それに護ってやるって……。僕も男の子だし、別に護ってもらう必要がないと思うんだけど……。ってあぁ、護るってのは約束のことか


そうこうしている内に話がまとまったのか、先生と母さんと健吾が出ていった。とりあえずこれから色々しないといけないことはあると思うけど、何とかなりそうだね。って安心していると急にブルってきた。


あ……。ヤバい……。トイレに行きたくなっちゃった……。

病院から出れなかった(・ω・;`)

あと、先天性色素欠乏症(アルビノ)はこれからはアルビノで統一するつもりです。


私事ですが、明日から忙しくなりますので、出来たとしても週1更新になると思います。

気長にお待ちくださいm(_ _)m

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