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はなかご  作者: 和音
第一章 初めての学園生活
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おでかけ2

「うーん、お腹すいたなあ。とりあえずご飯食べない?」

「ショッピングモールに来て最初に言うことが飯のことかよ。」

「確かにお腹すいたしいいんじゃない。」

「そうだね。私もお腹すいたよ。」

ショッピングモールに着いた私達はとりあえずお昼ご飯を食べる為に、フードコートエリアへ向かった。ちょうど昼時ということもあり人が多かったが私達は別れて並ぶことにした。私と蜜柑はラーメン屋に麻莉と椿はハンバーガーショップにそれぞれ並んだ。フードコートというのも初めて来たから楽しみだ。私の町ではフードコートのような飯屋が密集したものはなかった。

「ねえ、咲は何食べる?」

「うーん、迷うけれど醤油ラーメンにしようかな。」

「そっかー。じゃあ私も同じのにしようかな。」

私達はそれぞれご飯を持って席に着いた。席にはすでに二人とも帰っており先に食べていた。私もラーメンを食べながら今後の予定について話し合う。

「ねえ、この後どこ行く?」

「とりあえず服屋とか行かない?」

「いいじゃん。ちょうどアタシ服が見たかったんだ。」

「それじゃあ次は、服屋に行こっか。でも椿は服を買うお金あるの?」

「まあ、少しくらいならあるから心配しないで。てか、今のうちにこの後の予定決めてかない?じゃないと後でまた面倒くさくなるでしょ?」

「確かに。流石椿だね。」

「いやいや。こういうのって、事前に決めとくものじゃない?蜜柑が無鉄砲のお馬鹿さんなだけだよ。」

「いいじゃん、私は考えて行動するの得意じゃないから。それよりみんなは行きたい所とかある?」

「俺はゲームセンターに行きたいかな。みんなでゲームしたら絶対に楽しいもんな。」

「あたしもゲームセンターに行きたいかな。あと音楽ショップも行きたい。」

「咲は何処か行きたい所ある?」

「うーん。本屋さんには行きたいかな。」

この前図書館で借りた奇跡の旅路の続きがどうやら出てるらしくてそれが見たかった。

「いいじゃん!とりあえずみんなが行きたい所に行こう。

「蜜柑は何処行きたいの?」

「私は帰りにカラオケに行きたい!」

「いいじゃん、カラオケ。」

「おっいいねぇ。楽しくなってきたな。」

「咲もカラオケ大丈夫?」

「うん。私も歌うの好きだからいいよ。」

「やったー!楽しくなってきたー。じゃあ最初は、服屋に行こう!」

蜜柑はいつもより高いテンションで駆けていった。私達は呆れながらも蜜柑についていくのだった。





とりあえず私達は服屋さんに着いた。服屋にはこの前来たばかりだがすでにかなりラインナップが変わっていた。

「よし着いたよ。じゃあこっからは一旦別行動で。」

椿はそう言って、服を見に行った。私達もそれぞれ別れたが、蜜柑だけは私の手を掴んでずっと話さない。何故蜜柑はいつも私にくっつくのだろうか?

「ねえ蜜柑、手握られると、服着れないんだけど。」

「いやだってこの前みたいに変な男にナンパされたりするかもじゃん!最近は不審者もいるみたいだし、私がついてなきゃ!それに咲と離れたくないもん。」 

蜜柑にそう言われてると私も断りづらくなる。この前蜜柑が見てないところで危ない目に遭ったのだから蜜柑がいてくれた方が嬉しいに決まってる。

「それは嬉しいけど別に手を握る必要はないんじゃないかな?」

「いーや。変な人に無理やり触られるかもしれないじゃん!」

「てか、それなら私だけじゃなくて2人も危ないんじゃ。」 

よく考えたら椿と麻莉もそれぞれ個人で行動してるんだし不審者に会うんじゃ。みんなで行動した方が良かったかも。

「あの二人ならナンパは断るし、なんなら返り討ちにしてそうだから大丈夫だよ。」

そう言われると納得せざるを得ない。確かにあの二人ならやりそうな雰囲気はあるから。

「じゃあせめて、着衣室に入る時だけは、離してね?」

「うーん、まあそれくらいならいいか。本当は一緒に入りたかったけど。」

いや、一緒に入るつもりだったんだ?

そんなこんなで、結局私の手をずっと握ることになったし、蜜柑はすごいニコニコしてるけどとりあえず、服を選ぶことにした。最近は暑くなってきたので、少し薄めの長袖と半袖を一つずつ買うことにした。隣で何度か蜜柑が口を出してきたが何とか買うことが出来た。今度みんなでお花見するとか話してたしその時着て行こうかな。

とりあえず服を買うことができたので、服屋を出るともう既に買い物を終えた二人が、待っていた。

「ごめん二人とも待った?」

「いや全然大丈夫。私も少し前に終わったばかりだから。それより、咲は変な人に話しかけられなかった?」

「うん。蜜柑がいてくれたから大丈夫だったよ。」

「そっか、それはよかった。」

椿はわずかに微笑んだ。椿ってすごく面倒見がいい。

「てか、次どうするよ?」

1番最初に買い物を終えて暇そうにしてた、麻莉が口を開く。

「とりあえず次は音楽ショップ行きたいだけどみんなはどう?」

「うん。大丈夫だよ。」

「よーし。じゃあ次は音楽ショップにレッツゴー!」






こうして私たちは音楽ショップに着いた。

椿は真っ先にCDを探しに行った。私は普段スマホで曲を聞くから、CDとか買わないけど、この際ひとつ買って見るのもいいかもしれない。私がCDを見てるとその隣で椿が熱心に見てた。

「椿って音楽好きなんだね。」

「うん。音楽は小さい頃からずっと好きでね、最近は自分で曲を作ったりしてるんだ。」

「えー。すごい!」

「そうだよ!椿の曲今度咲も聞いてみなよ!ほんとにすごいんだよ。」

私の友達も曲を作ってたけれどこの年齢で曲を作ることは普通にすごいことだと思う。

「ふふっそんな褒めないでよ。別に普通だから。」

「いやいや、この年で曲作れるなんてすごいよ。」

「まあそう言ってくれるなら嬉しいよ。」

椿が私に微笑みながら言った。椿は照れてるけれど本当にすごい。聞ける機会があればぜひ聞きたい。

そうすると、蜜柑は少し頬を膨らましながら言った。

「そろそろ次の場所行かない?まっちゃんも暇そうにしてるし。」

「蜜柑なんか機嫌悪くない?」

「そんなことないよ?」

そう言いつつ、明らかに不機嫌だった。もしかして私が何かやらかしたのだろうか。私は昔から鈍感と言われるから知らない内に何かやらかしてないか不安になる。

「ふふっ蜜柑って本当分かりやすすぎ。とりあえず咲は蜜柑に手を握ってやりな。」

「う、うん。それなら手を繋ごっか。」

私はよくわからないまま、蜜柑の手を握った。すると蜜柑は一気に機嫌が良くなる。そのまま、私達は本屋に向かった。




「うわあ、こんなにたくさんの本が。どこから見ようかな。」 

私とりあえずいろんな本を手に取って見てみる。探せば探すほど私が好きそうな本が見つかって迷ってしまう。

「咲ってそんなに本好きなんだね。」

「マジかよ。俺は漫画しか読まねーから、小説をいっぱい読むやつは尊敬するぜ。」

「確かに漫画ほど気軽には読めないかもしれないけど一度読むと、止まらなくなるよ。良かったらおすすめの本を貸すから見てよ。」

私が三人にそれぞれおすすめの本を紹介してると、蜜柑が突然何かを見つけて喜んでいた。本屋ではもっと静かにした方がいいのに。

「うわー、これめっちゃ面白いやつだ。」

「どうしたの蜜柑?」

「この奇跡の旅路っていうがすごく面白いんだ。」

「蜜柑もluna知ってるんだ!私もこの人の作品大好きなんだ。」

「いいよねLuna。まさか咲も好きなんて気が合うなー。」

二人でLunaの話題で盛り上がっていると、二人が暇そうだったのでゲームセンターに行くことにした。本屋でLunaの星空伝説と奇跡の旅路という本を買った。

「これでみんなの行きたいところは行き終わったか?それじゃあお楽しみのゲームセンターだな。」

「ふふっ、麻莉はずっと楽しみにしてたもんね。」

「そりゃあ、ゲームは楽しからよ。咲にも面白いゲームを教えてやっから早速行こうぜ。」

やりたいことを全てやり終えた私達は三回にあるゲームセンターへと向かった。ゲームセンターはこの前行ったけれどとても楽しくてまた行きたいと思っていたから助かる。

ゲームセンターにはたくさんのは人がいて盛り上がっていた。

「よっしゃー、ゲーセンに着いたぜ。いっぱい遊ぶとするか。」

「うん本当だよ!これからいっぱい遊ぶぞー。」

私もワクワクしながらゲームセンターの中に入った。

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