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スローライフ配信をしてたら、相方のゴーレムがアップをはじめたようです  作者: アッキ@瓶の蓋。


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第512話 密航者と交渉しましょう配信

 ――1時間後。


 捕獲球が完全に機能停止になったのを見計らってから、操縦室に入ると、案の定、ネバネバとした粘着性の高い捕獲球に捕まる形にて、1人の女性が捕まっていた。


「くっそ! 離しなさい! なんで捕まえるんですか!」

「なるほど。馬の獣人族か」


 捕獲されていたのは、馬の獣人族である。大きな馬耳に尻尾、そして蹄鉄付きの足を見れば、馬の獣人族である事はお分かりという事だ。

 着ている服は豪華そうなドレス姿であり、いかにも貴族という感じがにじみ出ている。


 必死に逃げようとする馬獣人女性だが、捕獲球は、使用頻度があまりないからと言う理由で死蔵していただけで、敵を逃さないという面に関しては満足のいく出来になっている自信作だぞ?

 そんな簡単に、逃げられると思わない事だね?


「へい、ルターちゃん。この馬の獣人族女性が、密航者って事で間違いないかな?」

『御命令、受諾します。はい、この女性こそ、この操縦室で隠れていた女性であると、断言します」

「とりあえず、密航者を捕まえるという事は達成した訳だ」


 しかし、この女性、どうやって隠れていたんだろう?

 私はブルルルっと鼻息荒くしながら、こちらを睨みつける馬の獣人族女性を見つめる。


「さて、君はこの船に黙って乗り込んだという事であっているかな?」

「はっ! 激突女を叩きのめしに行こうとしましたら、丁度良く島行きの船があるって事ですわ!」

「なるほど、密航者だね」


 激突女を叩きのめしに行こう……つまり、宝島に居るという【激突】の悪魔に戦いを挑みに行こうという訳か。それで宝島に行こうとして居たら、丁度良く私達の船を発見して、隠れていた、と。

 密航の目的は、それか。てっきり、私達の荷物を狙いに来た者かと思っていたが、そうではなくて安全である。


「誰が密航者ですか! 私は、あの誇り高き【ディープフェーブル】様を知らないという事かしら!? 喧嘩を売っているという事?!」

「なんでキレてるんですか。面倒な事になるから黙って乗ったんでしょう? 自業自得ですよ」

「ふんっ! わたくし、何も間違ってなんていませんわ!」


 強情だなぁ……。


 というか、馬の獣人族って、基本的には野を走るのが大好きだから、海が近いウミヅリ王国にはあまり居ないはずなんだけれども。彼女の口調からして、恐らく貴族。そんなお貴族様が、船の1つや2つ用意できずに、密航するなんて――


「あぁ、没落貴族ってヤツですか」

「誰が、没落貴族ですって!」


 いや、実際そうでしょう。だったらなんで、隠れて乗っていたのかが、訳分らないんだけど。


「許しませんからね! 怒りましたからね! ディープフェーブル様ですからね!」

「なんで今、自己紹介したの?」


 ムキーっと、足を床に打ち付けてダンダンと抗議する馬獣人女性ディープフェーブル。


「早く、逃がしなさい!」

「逃がして欲しかったら、私達に敵意がない事を示してくれない?」

「そんなの、最初からありませんわよ! もしあったら、操縦室であなた達を倒してましたもの!」


 言われてみれば、そうだなぁ……。

 あんなにあからさまに、操縦室で密航者である彼女を探していると言いながら、部屋の中に居たら、彼女は操縦室から立ち去るか、あるいは私達を倒しにかかるはず。

 それなのに、こんなあっさりと捕獲球に捕まるという事は、敵意はなかった?


「ほら! わたくしに敵意がない事は証明されましたわよね! だったら、早くこのネバネバしたのから、わたくしを解放しなさい!」

「いや、まだですよ。どうやって隠れていたのですか? それが分からないと、解放できませんよ。怖くて」


 どうやって隠れていたか。それがまだ分かってない以上、今後どういう事をしてくるか分からなくて、怖くてしょうがないのである。


「くぅ……。だっ、だったら取引しなさい!」

「取引? この状況で?」


 圧倒的にこちらが有利な状況なのに、どうして取引を応じなければならないのか。どうやって隠れていたかを聞かずに、このまま捕獲球で捕まえっぱなしで、ウミヅリ王国に戻ってから憲兵に密航者として突き出すという選択肢も出来るんですよ、こちらは。


「わたくしは、あなた方と共闘を申し出るわ!」

「共闘? 同盟を組むって事?」

「えぇ、そうよ。わたくし、激突女を叩きのめす事だけが目的で、あなた達に危害を加える気は一切ないの。それに、激突女がどういう能力を持っているかも、ある程度知っているわ。あなた達がどこまで知っているか分からないけど、聞いておいて損はないはずよ」


 ふむ、確かにこちらの損にはならないでしょう。


「あとで、裏切るという事はない?」

「えぇ、安心しなさい。このわたくしの、誇り高いディープフェーブルの名に賭けて、あなた達を裏切らない事を宣言するわ」

「だったら、解放するか……」


 こうして、ひょんな事から、密航者ディープフェーブルが、【激突】の悪魔退治のメンバーに加わる事になったのである。

 さて、それではまず、彼女が持っている【激突】の悪魔の情報とやらを、聞くとしましょうかね。

密航者は、馬の獣人族の女性でした!!


そう言えば、2026年は午年ですね!!

今回の密航者とは関係ないけど、

馬の女の子が登場です!!


馬の獣人族、女の子なので、

実質的にウ〇娘?! (*´▽`*)

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