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スローライフ配信をしてたら、相方のゴーレムがアップをはじめたようです  作者: アッキ@瓶の蓋。


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第426話 緑髪女性が告げる、緊急事態です配信

 何事も、常に想定内で終わる訳ではない。それが多くの人数が関わっているのなら、なおさら。

 そう、この肉料理大会においても、予想外のトラブルが発生していた。




「大変です! 緊急事態です!」


 大会運営室にて、スワロウ商工組合の面々がこの料理大会での成果について話し合っていると、緑色の髪の女性はタッタタッと駆け足で入って来た。


「どうしたんだね」

「なにか問題でも?」

「というか、駆け足で来るのもどうかと思うけれども」


 運営室に居た幹部達は、駆け足でノックもせずに入って来た彼女を攻める。

 "入室する際にノックする事はマナー"、そんな事はこのスワロウ商工組合に居る者なら誰もが知っている。当然、彼女も知っているはずだ。

 しかしながら、緑髪の彼女は、それよりも「緊急事態です!」と皆に告げる。


「ワットのお店チームの直営店の売り上げが好調すぎて、ジュールのお店が弱小店だという書き込みが多数出回っております!」


 ――――ざわっ!!


 緑髪の彼女の言葉に、全員に緊張が走る。そして全員が、配信視聴用機材を取り出すと、該当の文章を確認して行く。すると、僅か数分で10件以上の類似の書き込みを発見できた。しかも、同じ人ではなく、複数の人がコメントしているようであった。

 当然の流れである。直営店の売り上げではワットのお店チームの直営店が圧倒的に差をつけ、さらには1回戦と2回戦の結果も流れから見て見ればレガリスによってそうなるようにコントロールされていたという陰謀論まで出ている。実際どうだったのかは、レガリスは話さないけれども。


「これはマズい流れですね」

「えぇ、マズいです」

「あぁ、その通りですね」


 幹部達はこの流れは、非常にマズいと考えていた。

 そもそも、この肉料理大会は本来、ジュールのお店と、ワットのお店。どちらにも利があるからと始めたモノであり、それなのに当の店長たち本人が料理勝負をする事に価値を感じていないからこそ、一番弟子たちに代理をお願いしたのだ。


 料理大会という名前だが、実際は展覧会。シュンカトウ共和国にはこのようなお店があり、そしてこんな料理を作れる料理人がいる事を知ってもらうために行った企画である。

 断じて、どちらかのお店を意図的に名声を貶めようと思って始めたモノではなかった。2つの店に、これほどまでに差があるとは思わなかった。


「いや、それも言い訳かもしれない」


 幹部の1人がそう言うと、他の幹部もそれに乗っかった。

 色々とやりようはあった。お客様の反応を撮影して配信したり、あるいは相手チームの料理を食べる時間があっても良かった。

 どれもさして時間を取る訳でもないし、労力もかからない。しかしながら、確かに2つのチームの料理はどちらも良い出来だったとアピールするきっかけにもなった。


 それをしなかったのが、今回の事態である。




 ――――ジュールのお店チーム、ジュールの店で働くスタッフの料理は、それほど美味しくない。

 ――――つまり、ジュールのお店の料理もそれほど美味しい訳ではない。

 ――――食べるならワットのお店。ジュールのお店に行くくらいなら、ワットのお店へ。




 そのような、根も葉もない噂が、まるで真実のような状況で配信として、コメントとして流れている。

 初めにこういうコメントを書いた人は、単にそう思えたから、そう書いただけでしょう。それがどんどん悪い方向に膨れ上がっている。

 配信と言うのは、こういう根拠のない噂が流れるから難しいのである。


 どうしようかと考え込んでいる中、「あのぉ~」と1人の商人が手を挙げて、発言の許可を求める。

 それは、運営戦略部長であるエコロ。この大会の発起人となって、ススリア達に直接開会の許可を貰いに行ったあの魚人族商人であった。


「私に、1つ。この流れを変える策がございます」


「運営戦略部長、それは本当か?」

「いや、何もしないで座して待つよりかは良いか」

「とりあえず、話してくれたまえ」


 許可を貰えた事を確認したエコロは、自分の考えを話した。


「エキシビションマッチをするのはどうでしょうか? ジュールとワット、店を取り仕切る2人の店長兼料理人に、とびっきり美味しいオムライスを作ってもらうのです。そもそも、この大会は元々、2人のオムライス対決にする予定ではなかったではないですか」


「なるほど、店長達によるエキシビションマッチ」

「その後、先程言っていた事をやるという流れでどうだろうか」

「あぁ、そうだな。審査員だけではなく、お客様の意見も聞く。むしろ、審査員ではなく、お客様の意見を聞く事を重視した方が良いかも知れない」

「そうだな。エキシビションマッチ、つまりは模範試合なのだからな。下手に、審査員達に審査させる流れにしない方が、模範試合という形には相応しいだろう」


 エコロのアイデアを受け、多くの意見が飛び交う。そして、これらが上手く行けば、ジュールのお店に対する悪い評価も薄らぐんではないかという結論に達した。

 そして、エコロは、この案を出した責任者として、VIPルームにいるジュールとワットの2人に、オムライス対決という模範試合(エキシビションマッチ)を行うよう、頼みに行く命を受けたのであった。

緑髪の女性が「大変です! 緊急事態です!」というと、

プリ〇ネユーザーである私としては

お金集めされてる気分がします


毎回、辛いんですよ本当に($・・)/~~~

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