表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スローライフ配信をしてたら、相方のゴーレムがアップをはじめたようです  作者: アッキ@瓶の蓋。


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

394/437

第394話 配信者と共に殺人事件調査配信(4)

 ----第3の事件、それは神社の前に届けられた2人の遺体である。しかも、今回はご丁寧な事に、身体を右半分と左半分に真っ二つにした後、上半身と下半身をこれまたきっちり半分。そう、4等分にして届けられている。


 被害者が同時に2人、そして2等分ではなく4等分。

 明らかに、この事件の犯人----2等分ではなかったが同一人物だろう。むしろ、こんな異常事態を引き起こす犯人が複数人居る方が変だ----の調子が上がっている。エスカレートしていると言っても良い。

 これは次の事件が起きた際は一気に10人とか、普通にしそうな勢いがある。そろそろ本気で止めないといけない事態になっていると言っても過言じゃない。


 被害者は、第1の事件のイラキさん、そして第2の事件のロイワさんと違って、子供(・・)であった。そう、金貸しの男(イラキ)村の助役(ロイワ)と大人ばかりが狙われてきたが、ここに来て、なんと子供が被害に遭ったのである。


 被害者は、タコの魚人族の少年【キガルワ】と、コオリウオの魚人族の少女【イチノク】。どちらも白髪に赤い目というアルビノである。アルビノである、つまりはこの村の子供であり、第1の事件、第2の事件と同じく、悪人であった。

 キガルワは村一番の暴れん坊として有名で、イチノクに関しては他人の物を平気で盗むという悪癖があった。だが、所詮は子供の悪戯程度であり、そんな大規模な悪事をしているという訳でもない。普通に、そういう事もしでかしちゃう子供、というだけだ。

 イラキさんとロイワさんと比べると、この2人の子供が行ってきた事など、単なる子供のやらかし程度であって、明らかに犯罪のグレードが格落ちしている気がする。


 第1の事件、イラキさんは金貸しとして、酷く嫌われていた。

 第2の事件、ロイワさんは助役の権限を押し通して、仕事をなにもしない怠け者であったため、嫌われていた。


 2人とも、殺されるほどの動機がある。しかしながら、この2人の少年少女に関しては、先の2件と比べると、明らかに被害者に選ばれるほど、嫌われているとは思えなかった。


「どっ、どういう事でしょう? この犯人さん、前の大人2人と同じくらい、この子達も恨んでる、とか?」

「むむむっ……分かったぞ! 今回の犯行は全て、『私はこんな事が出来るんだぞ!』というアピール! 愉快犯という事か!」


 ナゾメイクも、私と同じ結論に辿り着いたようだ。



 そう、今回の事件は単なる、自慢だ。

 被害者となる人物は、犯人にとっては誰でも良くて、自分の力が試せればなんだって良いのだろう。村にとっての悪人を標的(ターゲット)にしているのは、単に、殺すならせめて悪人の方が良いというだけの事だろうなぁ。


「(そして、犯人の目星も付き始めた)」


 私は、殺された2人の子供の断面を見て、そう確信する。

 真っ二つになっていた時は分からなかった、いや4等分となった今でもその方法は皆目、検討がつかない。だがしかし、この2人の子供を殺したのが、犯人のミスと言える。


「フランシアさん、少し頼みたい事があるんですが」

「はい、師匠! なんなりとおっしゃってください!」

「場合によっては、戦闘にもなり得るので、あそこの2人も連れて行ってください」


 私は、ナゾメイクとテラーテさんの2人と一緒に、行ってくれるように頼む。

 今回の事件、被害者が全員村人という事と、この村では外部からの人間は悪事をしようとすると神隠しにあうという特異性から、犯人がこの村の関係者である事は事実だ。

 そして、私とフランシアさんの2人は、どう見てもこの村の関係者の証たるアルビノには見えない。仮に捜査中に犯人との戦闘になった際、反撃したらどうなるかが読めない。反撃すら、村人に危害を加えたとして、神隠しにあっちゃうとバカバカしいから。


「でも、村人が被害に合っているのですから、そこら辺の融通も……」

「いや、私としては、そういうシステム説を提唱したいと思うよ、うん」


 要は、そういうプログラム。

 白髪、赤い目という特徴を持ったモノを無条件で守るという、そういうプログラム。神様が常に見守ってくださるという考えよりも、そういう事になっている説を、私は提唱したいと思っている。


「いや、神様が見守ってくれているから……」

「だったら、そもそも村人が殺されているのを止めようよ、神様」


 白髪に赤い目という、アルビノを守りたいと思っているのならば、犯人がアルビノだったとしてもそれを守るように動くのが筋ってモノじゃないか?

 アルビノを守らなくてはならない、けどアルビノを傷つけているのもアルビノである。だから、アルビノは守る者であって罰を与える事が出来ないので、傷つけているアルビノを罰する事も出来ない。

 そんなプログラミングのエラーメッセージのような事をしている神様が、まともだとは思えないし。


「ともかく、頼んだ。なぁに、村長とかの大人を数人話しかけて行けば、すぐに該当の人物は見つかると思うから」

「その人物って……師匠は、誰を探しているんですか?」


 そんなフランシアさんからの疑問に、私はこう答えた。



「----こんなバカな事をしでかしそうな、犯人」

次回、犯人の正体が判明!!


そう、バカな事をしでかしそうな、あの犯人(・・・・)

登場しちゃいます(''◇'')ゞ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
↓途中でも『ご感想』『こうなったら面白そう』『こんなキャラどう?』という発想、また『フォロー&☆評価』お待ちしております!

カクヨム版(最新話更新中)!! 是非、ご覧ください!!
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ