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スローライフ配信をしてたら、相方のゴーレムがアップをはじめたようです  作者: アッキ@瓶の蓋。


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第288話 洗脳したらどうすれば良いんだろうか配信

「すいません申し訳ございません申し訳ございません申し訳ございません申し訳ございませんすいません申し訳ございませんすいません申し訳ございませんすいません申し訳ございません申し訳ございませんすいません申し訳ございません申し訳ございませんすいません申し訳ございません申し訳ございませんすいませんすいません申し訳ございません申し訳ございませんすいませんすいません申し訳ございませんすいません申し訳ございませんすいません申し訳ございませんすいませんすいません申し訳ございません申し訳ございませんすいません申し訳ございません申し訳ございませんすいません申し訳ございませんすいません申し訳ございませんすいません申し訳ございませんすいません申し訳ございませんすいません申し訳ございません申し訳ございませんすいませんすいません申し訳ございません申し訳ございません申し訳ございませんすいません申し訳ございませんすいません申し訳ございませんすいません申し訳ございませんすいません申し訳ございません申し訳ございませんすいませんすいません申し訳ございません申し訳ございませんすいません申し訳ございません申し訳ございませんすいませんすいません申し訳ございません申し訳ございません申し訳ございませんすいませんすいません申し訳ございません申し訳ございませんすいませんすいません申し訳ございません申し訳ございませんすいません申し訳ございませんすいません申し訳ございません----」


 「すいません」と「申し訳ございません」を繰り返すだけの機械(bot)と課してしまった、ノワルーナ姫。


「ガンマちゃん、これは流石に……」

「いやぁ、やりすぎちゃいました。ごめんなさい、巨匠」


 いくら、このノワルーナ姫が、相場だの、信頼関係だのを一切考慮しない、ダメ発注主だとしても、これは流石にやり過ぎである。

 相手は継承権こそ失くしたが、王族だし。なにより、過剰防衛という、やり過ぎるとダメというモノもあるし。


「まぁ、少しくらいはマトモにしてから帰しますよ。このお姫様ってば、この街を良くしようという気は純粋だったみたいですし」


 ガンマちゃんはそう言って、私に1枚の紙を渡して来た。その紙は、明らかにガンマちゃん以外の人物が書いたであろう、とても細かく書き連ねたメモであった。

 ひとつひとつ、そのメモの内容を精査していくと、このイスウッドを良い街に発展させようとしている純粋な想いが感じられた。


「これ、ノワルーナ姫のメモですよ? 発注方法さえ間違っていましたが、彼女なりにこのイスウッドを発展させようとする思いは確かだと思います。発注方法さえ、間違っていましたが」

「……そこは重要だね」


 別に私は、どうにかして仕事を貰って生活しようという気持ちはない。毎日毎日その日暮らし、スローライフ生活を送る私には、大金を稼ごうという欲望はない。だから、王族である彼女の仕事を貰う事で、王家という強いパイプが出来る事を喜ぶ事もない。

 ノワルーナ姫は私の錬金術師としての腕は知っていたとしても、そういう性格的な物は知らなかったと見える。それが、彼女が間違えた原因とも言えるかもしれない。


「ガンマちゃん、その辺の教育を頼めるかな?」

「お任せくださいませ。無事、華麗な編集作業によって、彼女の性格を良い感じに修正(きょういく)させていただきます」


 修正(きょういく)って……ちゃんとしたのであってくれよ。

 メモ帳を見るに、彼女はちゃんとした教育を受ければ大丈夫な部類だ。この世界の人間って、基本的に才能があるない以前に、きちんとした教育を受けてないから出来ないという人間が多い気がする。

 一度、子供向けの教育学校を作れば、それなりに才能あふれる者達を量産できそうな気がする。今度、教育特化型の教師用のゴーレムとか、作ろうかしら?


「……巨匠が許すのならば、それで良いのですが」

「うん、それで良いからやっておいて」

「巨匠の御慈悲に、感謝させるようにはしたいと思います」


 ----うん、それで良いから。


 ガンマちゃんはそう言って、「すいません」と「申し訳ございません」の機械(bot)と課しているノワルーナ姫を連れて部屋の奥へと入って行った。



「さて、後はこのメモ帳に書かれている『彼女の私兵』とやらをどうするかだな」


 メモ帳には、お抱えの冒険者を使って、このイスウッドを稼げる街だと皆に思わせるようにすると書かれていた。そのお抱えの冒険者の名前は書かれておらず、ただ10名程度いるらしいというのは、このメモ帳から分かる。


 そのお抱えの冒険者が、単にノワルーナ姫に雇われた程度の関係性なら、それで良い。

 問題があるとすれば、そのお抱えの冒険者とやらが、ノワルーナ姫に心酔するタイプだった場合だ。こんな辺境の街に、わざわざ拠点を移すという行為をするくらいだし、ノワルーナ姫に心酔するタイプである可能性は十分に高い。

 そして、そういうタイプだった場合、いまのこの状況をどう思うだろうか?


 ----そう、ガンマちゃんによってそのお姫様が、洗脳されたこの状況を。

洗脳した状態の相手をどうするかによって、

どういうキャラなのかがはっきり分かれて来て

読者の人気も違ってきますよね~

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