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プリンセスは殺し屋  作者: じゃがマヨ
初体験…?
9/100

第9話


 「どこを見ている?」



 うぐっ…


 ついパンツの方に目がいきそうになり、視線を逸らす。


 彼女は銃口を口の中に突っ込んできた。


 ゴツゴツして、鉄の味がする。



 「この一年貴様のことは見てきたが、宿主に相応しい人間であるかどうかは「保留」の段階だった。この意味がわかるか?」


 「…モ、モガモガ(わ、わかりません)」


 「仮に相応しい人間であると認めたとしてもだ。宿主の体に触れるということは、私の「体」に触れるということでもある。そんな傲慢不遜な行為が許されるとでも?」



 喋りたいが喋れなかった。


 さくらとは思えないほどの威圧感。


 なんだ、このピリピリとした空気。


 背筋に悪寒が走る感覚が、ゾゾゾっと這い上がってくる。



 「目」が本気だ。



 本気で怒っている。


 …でも、さっきまで一緒に笑い合ってた仲だろ…?


 そこまで怒らなくても…



 「貴様に忠告しておく。私と宿主は対等な関係にある。すなわち、宿主と私は一心同体であり、お互いがお互いの「時間」と「空間」を分け合うものだ。今、この瞬間に於いてこの「肉体」の主導権は私にあり、そのテリトリーも私の手中にある。今度私の「許可」なしにこの体に触れてみろ?2度と触れる事ができぬよう、まずはその指を切り落とす」



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