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プリンセスは殺し屋  作者: じゃがマヨ
殺し屋稼業
77/100

第77話


 モフモフが言うには、ブーニベルゼは『何でも屋』という稼業をやっているらしい。


 人間界に徘徊する悪魔を倒し、囚われた人間の魂を解放する。


 仕事の内容は主に賞金首の「討伐」。


 「何でも屋」というくらいだから、基本的にはどんなことも受け付けているらしいが…



 「…いやいやいや、どういうことだ!?」


 「ブーニベルゼ様は団体行動が苦手な方で。ああ見えて、かなり“インドア”なタイプなんですよ」


 「…は?えっと、団体行動…じゃなくて、「何でも屋」ってどういう…」


 「さくら様と契約したんです」


 「何を…?」


 「命と引き換えに、一緒に「旅」をすることを」


 「…命…と?」


 「あれ?ご存知なかったですか?」


 「なにをだよ!?」


 「さくら様は子供の頃大病を患い、寿命が間近に迫っておりました」


 「は!!?」


 「ですから、ブーニベルゼ様が手を差し伸べられたのです。病気を治す代わりに、1枚の「絵」を描いてくれ——と」




 …何言ってんだ…コイツ…




 寿命?


 病気?


 …そんなの、聞いたこともない…


 さくらは至って健康だ。


 出会った頃から明るい子だった。


 いつもキャンバスを持ち歩いてて、「海」を眺めるのが好きで。

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