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プリンセスは殺し屋  作者: じゃがマヨ
殺し屋稼業
74/100

第74話


 「ようこそ、——常世へ」


 「と、とこよ??」


 「ここは、地上と魔界の中間です。“常夜“とも呼ばれています」



 木も何も生えていない広大な荒野。


 雲ひとつない空。


 土の色は色褪せていて、虫の1匹さえ見当たらない。


 風はなかった。


 空気の澱みも。



 「ここに訪れることができる人間は、そうそう居ません。少なくとも、生きている間は」


 「…どういうことだ?」


 「あなたはまだ生きていますし、地上との関わりを持っている人間です。この場所に来られるのは、死んだ後か、もしくは「契約」を交わした時です」


 「契…約…?」


 「悪魔との契約は「魂の投棄」を意味します。契約の条項に従えば、途中で契約が破棄されない限り、肉体と精神は分離します。「形」を失うといったほうがいいでしょうか?契約を結んだ時点で、魂は魔界と通じるようになります。それはつまり——」


 「つまり…?」


 「来ますよ」



 そう言われて、前を見た。


 視界が届いた先にいたのは、異形の姿と化した“怪物”が。



 …なん…だ…?


 一体…何が…?



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