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プリンセスは殺し屋  作者: じゃがマヨ
殺し屋稼業
70/100

第70話


 言い争っている…?


 内容は理解できないが、揉めていることは確かだった。


 会話に入れないでいると、パタパタと動く羽根の音が。



 「お困りのようですね?」


 「うわッ!」



 モフモフの謎の生物。


 視界の中に突然現れた。


 びっくりして声が出てしまった。


 …えーっと、キミは確か…



 「我輩の名はゲッコー。以後お見知りおきを」



 …は、はあ


 毛むくじゃらの体に、クリッとした目。


 この謎の生き物を、なんていうふうに表現すればいいんだろうか?


 相変わらずの一人称に驚いた。


 見た目は可愛い?のに、喋り方が妙に古くさい



 「…えっと、その…」


 「細かいことは気にしないでください。さくら様の友達だと思えばいいですよ?」


 「さくらのことを知ってるのか?」


 「当然です。いつも一緒に行動させて頂いておりますので」


 「いつも…?いや、そんなわけない。この前の旅館で初めて見たんだぞ!?」


 「「認識」による慣性に縛られてはいけませんよ?例えあなたが認識していなくても、私が存在していることとは無関係です」


 「どういう…」


 「人間の「目」を掻い潜ることなど造作もありません。例えば、ほら、こうして姿を消すことも」



 そう言うと、空気に融け込んだようにスゥーッと体が消えていった。


 かと思えば、また、現れる。


 まるでカメレオンだ。


 …光学迷彩とか、そういうレベルじゃないかもしれない。


 完全に見えなくなるなんてことがある!?


 声や実体すらも消すことができるそうだが、原理はどうなってんだ??


 

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