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プリンセスは殺し屋  作者: じゃがマヨ
世界最強になるために
62/100

第62話


 「どういう…」



 困惑する俺をよそに、彼女が近づいてくる。


 前回と同じだ。


 あの目。


 あの、異様な気配。


 ゆったりと歩いてきているようで、その足取りは軽い。


 顔のパーツも、体のラインも、見れば見るほどさくらだって思う。


 反面、“何もかも違う”と思えるほどの違和感が、ちょっとした仕草や呼吸の仕方の中に顕れていた。


 歩き方だってそうだ。



 「そう身構えるな。まずは自分の体を心配した方がいいんじゃないか?」


 「俺の…体?」


 「肋にヒビ入っているだろう。さっきの戦いで」



 脇腹に痛みがあるのは事実だった。


 息を吸うたびにズキズキする。


 でも、ヒビ…?



 「どれ、見てやろう」



 彼女は俺の胸に手を当て、痛みがする場所を指でなぞった。


 イッ…


 あんまりそこは…ッ



 「ブーニベルゼ様、まさか回復魔法を!?」



 聞き慣れない声がしたと思って視線を上げた。


 目を向けた先には、「アレ」が。


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