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プリンセスは殺し屋  作者: じゃがマヨ
世界最強になるために
60/100

第60話


 驚いたのは俺だけじゃなかった。


 ヤンキー野郎は目の前の出来事に対処できていない。


 首を掴まれたと同時に視線が泳いでいた。


 何が起こったのか、理解できていないようだった。



 ドンッ



 伸びてきた腕が2人の距離を交錯させる。


 ヤンキー野郎は態勢を崩した。


 地面へと無理やり押し倒されていた。


 垂直に落下したように視えた。


 掴まれた拍子だった。


 宙に飛び出していた体が、地面へと“急降下”したのは。



 さくらの右腕は白くて細い。


 とても人1人を押さえつけれるほどの力があるようには思えない。


 そんな「常識」を嘲笑うかのように、体ごと“押し込んでいる”


 首を掴まれたままだったせいか、息苦しそうにヤンキー野郎は抵抗していた。


 必死に腕を引き剥がそうとしていた。


 両手で、さくらの腕を掴み。



 「グッ…!」


 「誰の差金だ?」


 「…ハッ。なんのことだ?」


 「私が「誰」かを知らされていなかったんだろう。違うか?」


 「だとしたら何だ…?」


 「忠告しておく。貴様ら“国連“の関係者どもは、少々地上の微温湯に慣れすぎている。人間たちの常識に囚われているうちは、命は無いと思え?」

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