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プリンセスは殺し屋  作者: じゃがマヨ
世界最強になるために
50/100

第50話



 「ぐはッ…!」



 咄嗟にガードの構えを取るが間に合わない。


 空間を裂く竹刀の軌道が、俺の首を捉えた。



 「どうした!?日本一の剣士と聞いていたが?」



 …コイツ


 見かけによらずなんてパワーだ。


 ルールがわかってないからか、首への一撃は有効打とはならなかった。


 だが予断は許されない。


 体勢を崩されながらも考えた。


 引くしかない。


 引いて、竹刀の出し入れできる「位置」を見出す。


 …だけどどうする?


 持ち直したところで、相手の動きを把握できてない。


 予測できない動きに対処できるほど、状況にゆとりはない。



 どうする


 どうするどうする…!




 ダンッ



 右足で踏ん張りながら急ブレーキをかける。


 引くのが最善かもしれないが、「最善」が機能するほどの局面にはない。


 だったら真正面から迎え撃つ。


 来るなら来いよ!


 肘を畳んで竹刀を立てた。


 眼前には、竹刀を振りかぶって向かってくる相手が。


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