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プリンセスは殺し屋  作者: じゃがマヨ
悪魔との契約
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第31話


 「どうすんの?」


 「どうするもこうするも、行くしかないだろ」


 「断ればいいじゃん」


 「そんな簡単な問題じゃねーの」


 「ふーん」


 「さくらの妹は案外筋を通すんだよ」


 「筋?」


 「…なんつーの?お姉ちゃんに嫌われたくないらしい」


 「へぇ…」


 「筋違いなことはしたくないんだってよ。喧嘩は吹っかけてくるが、どれも正面切っての喧嘩だ。一対複数とか、負けを認めないだとか、そんなのはとくにない」


 「まず喧嘩を売ってくるのがどうかとは思うけどね」


 「まーな」


 「さくらに言えばいいじゃん。困ってるって」


 「余計なこと考えさせたくないんだよ。ようは倒せばいいんだろ?」


 「はー。立派ですこと」


 「ユウトは昔からそんなだよ。自分で解決しようとするんだ。他人に頼るのが嫌いでさ?」



 …別にそんなんじゃねーけど、めんどくさいだろ?


 さくらに頼んだところであの妹は納得しないだろう。


 それにわざわざ俺の土俵で戦おうとしてる。


 ご丁寧に公平な審判をつけて、だ。


 部活の練習ついでだし、逃げる理由もなかった。


 対戦を断って、裏からコソコソつけられるのはマジで勘弁なんだ。


 だったら、相手が納得するまで付き合ってやった方がいいだろ?


 今のところ、負けたら退場していくんだから。


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