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プリンセスは殺し屋  作者: じゃがマヨ
悪魔との契約
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第30話


 「あーもうめんどくせーなぁ」


 「またなの!?」


 「みたいだが?」


 「この前やっつけてなかった??」


 「櫻坂高校の奴らだろ?一応剣道部だったみたいだが、話にならん」



 …全く。


 俺の土俵で勝負してくれるのはいいが、大体が雑魚なんだよな。


 龍宮寺陽菜の触手は県外にも及び、そこら中の他校の男子生徒を傀儡のように操っている。


 どこからそんな人脈が湧いてくるのか知らんが、その人脈を他に活かせばいいのになって思う。


 ちょっとした企業を立ち上げることもできるんじゃないか??


 それか大規模な事前活動とか。


 もっと人のためになることをすればいいのに。


 俺を倒すためだけに人をかき集めんでも…



 「でもさ、冷静に考えたらヤバいよね…。もし一斉に仕掛けてこようもんならひとたまりもないよ?」


 「間違いなく死ぬな」


 「ああ、それは大丈夫」


 「え!?なんで??」


 「“流儀”に反するらしい」


 「流儀???」


 「あくまで一対一の勝負。さくらに見せつけたいみたいなんだ。俺が負ける姿を」



 こう見えて俺は全国大会で一位の実力者だ。


 「剣道」という道に関して言えば、誰にも負けない自信がある。


 俺は子供の頃からジッちゃんの背中を見て育ってきた。


 ジッちゃんは警視庁剣道の歴代師範の1人で、その実力は歴代最強と言われている。


 俺はその背中を見てきて、ただひたすらに「最強」になりたいと思い続けてきた。


 言っちゃなんだが、そこらへんの剣道経験者なんかに負ける要素なんてない。


 ましてや、竹刀も触れたこともないような奴らに負けるわけがない。


 剣道じゃない方法でって言われたらヤバいけど…


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