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短歌集 わたしのキャンバス  作者: 桜海冬月


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別れ

永久に眠る 小さき君の その心臓

 今はただただ 悼むばかりぞ 


君を恋ゆ 私のをりし 現し世の

 言葉はついに 表すものなし


明日しよう そうして逃した 最後の掃除に

 後悔の念は 降り積もるのみ


いつまでも 私のそばに いると思ふ

 勘違いさえ 甚だしかな


餌をやりても 気づけなかった 旅立ちを

 君の声もう 聞けぬとなりぬる


失ひて 毎度初めて 知りゆきし

 命の重みの かけがえのなさ


もう二度と 言葉交わせぬ ものなれど

 あと一言だに 黄泉へと届け


現し世と 隔世と今は 別れしも 

 心をつなぐ 楔をください

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― 新着の感想 ―
[良い点] こんばんは! お元気ですか・・・? 素晴らしい詩・・・でも、とっても切ないです。 「死別」・・・これは、誰にもいずれおとずれる、それは悲しく残酷で耐え難いほどつらい・・・「今生の別れ」…
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