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短歌集 わたしのキャンバス  作者: 桜海冬月


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ゆれるゆれる

お久しぶりです。




ゆれるゆれる 本を読むとき アクリルが

 光の向きを 変えゆくさまの




解説

受験も終了して、図書館で心置きなく本を読んでいる今日この頃

私の住む地方でも気温も冬に相応しいほどに下がってきており、エアコンが図書館でも本格的に作動するようになりました。

今年もまだ新型コロナウイルスの感染予防対策で対面になる席に取り付けられているアクリル板ですが、本を読んでいるときにエアコンの風に煽られ上部がゆらゆらと振幅して、電灯の光の反射角度を盛んに変えています。

いくら感覚が敏感な私といえどもあまりに些細な変化なので、普段は読書に夢中になっているので気づかないのですが、今日は小難しい学術書を読んでいるせいなのか本に浮かび上がる小さな光の点滅が感覚領域に入り込み、思わず気を取られてしまいました。


ここで短歌の本題に入りましょう。

今回の短歌はあえて5句の『変えゆくさまの』の後に来るべき感情表現をなくしました。

文字が足りなくなることもあるのですが、一番の理由は受け取る人がそれぞれに自分の想像する情景やその場合の感情を当てはめる余地を作るためです。

例えば、読書という自分の領域に踏み込まれることを嫌っていれば不快と感じたり、他方で光の些細な変化に趣を感じてそこに喜びを感じたり・・・・・なんてこともあるかもしれません。


それぞれに思い思いの場面を連想しながら、この短歌に浸っていただけると幸いです。


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