三十一話 教官の御教授
現在物語的には序盤の基盤作りみたいな時期なので
設定とかその辺ハッキリさせるの早めたいので
投稿ペース早めで行ってます。
ちょっと読みにくくてすみません
教官、魔法って複数の属性行使って可能なんですか?
次の日の朝、教官殿に頼み込み魔法やスキルなど、いろいろなことを聞いておこうと思ったのだ。
うちの守護霊はこっちから聞かないと教えてくれないからね。 教師だったら絶対嫌いなタイプだ。
《 可能です。そもそも魔力を込めて発動するスキルも複数発動出来るのですから、『複数属性の魔法を行使する事も出来るかも?』くらい考えたらどうなのですか? 》
ぐっ……、いつもより当たりがキツい。
言われてみたらそうかもしれん……、いやそんなわけないじゃん!
生まれて六年の幼児に何言ってるんだコイツ?(煽り)
いや、耐えなければ。ここは我慢してガンギマリスマイルで返さなければ……。
《 言っておきますが貴方が心で考えていることは全て筒抜けですので、あまりふざけた事を考えていると教えませんよ? 》
すみません……。心で考えるのもダメなのかよ。絶対勝てないじゃん、コレ。
《 複数属性を同時に扱う事で、単体では得られなかった結果を作る事が出来ます。水魔法単体では、液体系の操作や水系の物質を生み出す事、水圧の変更などは出来ますが温度を操作出来ません。そこで火魔法を同時に使うのです 》
なるほど。と言うかいつもイメージだけで使ってたから、同時に使うとか言ってもよくわかりません。お湯をイメージするだけじゃ出来ないんですか?
《 今や複数属性を扱えるのですから、少しは違いに気づきませんでしたか? 試しに右手で火魔法、左手で水魔法を使ってみなさい 》
はい!教官!
言われた通りに魔法を発動する。
……おぉ。なんか微妙に違う気がする。
《 単体属性は練り上げた魔力を用いてイメージを具現化するだけで使えます。ですが、複数属性で発動する魔法はそれぞれの属性に魔力を変換し、混ぜ合わせてからイメージを具現化します。ですから、今感じてる微妙に違う魔力を練り上げて、混ぜ合わせてからお湯をイメージしてみなさい 》
いや、いきなりそんなこと言われたって……ねぇ?
《 調合のスキルを発動しながらやってみなさい 》
えっ?それありなの?
《 混ぜ合わせて何かを作っているので 》
範囲ガバガバだな。ついでに『男は度胸』も発動しておく。
あっ、なるほどこう言う事か。何となくめっちゃ理解出来るぞ(驚愕)
そしてアッサリとイメージした42°くらいの丁度いいお湯を作り出す事が出来た。
先生!僕出来たよ!出来た!出来た!
《 わかりましたから黙りなさい 》
はい、すみません。
《 これで複数属性の使い方は大丈夫ですね 》
なんか急に優しい言い方になったけどどうしたんだ? なんかキモかったかな?哀れんでるのかな?6歳児なんだからこんな反応でも当たり前やろ。中身は24歳だけど。
いや、プラス6年で30歳か、おっさんじゃん。
これって他にどんな結果を生み出せるんですか?
《 あまり判明していないのでわかっている範囲の情報になりますが、 風+水で氷 火+風+水で雷 土+水で植物 これぐらいですね 》
思ったより少ないな。判明してないってことはこれから開発される可能性もあるって事だし、これから開発していくか。
しかしなんだ植物も生み出せるのか。
土+水って完全に忍者漫画だな。ワザマエ。
氷と雷か……、使いたいけど風魔法が使えないからなぁ……。氷が作れれば食料保存庫が安心設計になると思ったんだがーー
《 既に使えるのに気付いてないのでしょうか? 昨日の村でスキルを回収した際に獲得していますが…… 》
えっ? そんなまさかぁ。
……しっかり書いてました。
いや、ほんと、すみません。ちゃんと見てませんでした。