58 最後の修練場
この作品のPKさんはただの賑やかしです。
本日はこれで投稿は終わりです。 また明日。
まず王都に出ている露店で紅蓮お勧めのアクセサリーを探して購入しました。
まずネックレスが”マーメイドアミュレット” 魔法抵抗力60
次にイヤリング、これは2つ装備できます。 ”ミスリルイヤリング” 魔法抵抗力45
もう一つのイヤリングは ”深緑のイヤリング+3” 魔法抵抗力36
これは防具強化粉で強化しています。
次はリング、指輪ですね。 これも2つ装備可能です。
”アルダンテのリング”×2 魔法抵抗力30
リングは一番抵抗力が低いですが、その分値段も安いそうです。
合計で1.5Mほど掛かりましたが、今のわたしの手持ちは3.3Mほどありますよ。
さてそれでは一度”水上都市ラランド”に行ってみましょう。
そこは確かに美しいと言える都市でした。
街の中央を走る太い水路、正確には水路ではない気もしますが。
その水路から枝分かれした細い水の道。
その上をゆったりと浮かぶ小型船。
太陽が、湖に反射してきらめいています。
しかしその生贄の歴史を知っている今、どこか不気味な印象を受けてしまいます。
その”生贄の水中庭園”への入口は、中央を走る水路を船に乗って真っすぐいった所にある、この優美な建物の中にあって無骨な印象を与える石造りの建物の中にあります。
わたしはそのまま中に入ろうとしますが、情報通り門番に止められました。
この”生贄の水中庭園”へは、レベル40にならないと入れて貰えないそうです。
まあここに来たのは、狩り場GKを登録するためでしたので問題ありません。
わたしの今のレベルは37。 あと3レベルは、修練場であげましょうか。
ラランドの町並みをひとしきり回った後、GKで一度お城に戻りバフを貰った後、修練場に直接飛びます。
今までの狩りでは、わたしのレベルは37で、トウカが30、クリシュナが29、イヅナが26とまずまずの上がりでした。
残り3レベルはワズ オーク タイラントで上げようと思ってます。
タイラントの落とす”紫の記章”はなんと50kで買取してくれるので闘いに身も入ろうという物です。
まあ100個までは100kなんですけどね。
金策なら”青の記章”を100個貯め、残りを高額な記章で交換がいいらしいのですが、今回はレベル上げが目的なのでタイラントをメインで狩ります。
タイラントは狩り場の最奥、エリアボスがいる天幕の近くにいます。
エリアボスを倒せば新しい狩場、”棄てられた合戦場”に行けるのですが、ここはフルPTで戦うのがいい狩場なんだそうです。
さて、ではタイラントに向かって行きましょう。
タイラントは、かなり強いです。 レベル以上の強さだと思うんですよね。
なぜなら……
「ふんっ! 温いわっ!」
タイラントは言うならば格闘家スタイルなのですが、連携の取れていない魔法攻撃ならあっさりと避けてきます。
そして隙あらば、後衛であるわたしやイヅナに攻撃してきます。
一戦一戦気が抜けない闘いです。
とはいえ、イヅナの《聖雷魔術》を避けるのはさすがに難しいようで、専ら《聖雷魔術》をメインにして攻撃し、クリシュナは足止めを頑張ってもらってます。
しばらく闘い続けもう直ぐ40になろうかという所で、視界の端に背後から走り寄ってくる人を見かけました。
その人は名前が赤く染まっており、Linz0という名前が浮き上がって見えました。
これは紅蓮に聞いた事がありますPK、プレイヤーキラーという人ですね。
「ひゃはーーー! 巫女殺し一番乗りは四超星のLinz0さまだーーー!」
そう言って短剣を腰だめに構えなにかのスキルを使用しました。
後で聞いた所によると、彼が使ったのは【デットリーブロー】というスキルで、短剣職の基本ともいえる技だそうです。
……まあそんな大声で攻撃してればわたしでも避けれる、というかトウカがバッチリガードしてくれました。
「くそっ! うまく避けたな!」
うん、あれです。 彼はもう少し周りを見るべきですね。
「神聖な闘いに水を差すとは…… オークの勇敢な戦士どもよ! やれっ! 卑怯者を逃すな!」
「なにいいぃぃぃぃっ!?」
PKさんの周りには沢山のオーク戦士たちが取り囲んでいました。
レベルは57。 これはPKさんが57レベルなんでしょう。
ここは邪魔をしたPCのレベルに合わせた敵が出てくるんですよね。
知らなかったんですかね?
「くそがっ!」
PKさんはそう言って帰還スクを取りだし逃げました。
何だったんですかね。
まあトラブル? はあったもののようやく40になりました。
トウカ達も34、33、30と順調ですね。
明日は”生贄の水中庭園”に行ってみましょう。
PKクラン《四超星》 最近出来たPKクラン、《トルケマダ》衰退によって勢い付いた一部のPKが発足させた。
クランマスターは、Linz0 サブマスターは、心の窓開いてますよ




