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36 料理をしてみたい

明けて翌日。

清美きよみに話す最低限のことを乙女おとめと話していたので、朝早くから突撃してきたので乙女の喋り方などはぼかしつつゲームで知り合ったと言ったら羨ましがられました。

今度ちゃんと紹介すると言ったら大喜びしてました。

何時もの清美なら、同じクラスの子なら自分で仲良くなりにいくんですが気後れするんですかね?

まあ早い方がいいだろうと、お昼休みを使って顔合わせ。


「は、初めまして! 前原まえはら 清美です!」


「同じクラスなのだし初めてではありませんが、嵐山あらしやま 乙女です。 よろしく前原さん」


二人は問題なく仲良くなれたようですね。 ただ清美が緊張しすぎのような気がしますが。


学校での出来事はこれぐらいですかね。

後は帰ってゲームですね。



はいINしましたよ。

何時ものようにクラチャで挨拶。

今日は人が結構多いですが、占領戦の事で話し合いしているようですね。

今日までに登録がなければ戦闘は無しなので、もし登録があった場合の話らしいです。

紅蓮たちも忙しそうなので今日は一人で、ソロ狩りっていうんでしたか、でもしましょう。

そういえば最初以外ソロした覚えがないような?

そんな事を考えながらトウカ達を装備していざ3の森へ。

あ、そういえばこのお城ではクランバフというのが受けれます。

全ての拠点にはありませんが、占領型拠点には全てあるそうです。

種類は、ハイアタックブースト2、ハイディフェンスブースト2、ハイマジックブースト2、ガイダンス2、アジリティ、ブレスオブボディ、ブレスオブソウル、マジックバリア、ヘイスト2、フォーカス、ワイルドマジック、アキュメン、スピードウォーク2、リジェネレーションですね。

これは効果時間が1時間もあるとてもすごい物ですが、実はプレイヤーのバフはその上を行きます。

ハイアタックブーストの最高は3だし、さらにブレスマイトとブレスシールドというブースト系に重ね掛けできるバフもあるのですが、拠点バフにはありません。

そこら辺は運営も考えているんでしょう。

まあ誰でも恩恵受けれる訳でもないですしね。


ゲートキーパーを使ってササードの街へ。 そこから3の森に向かいます。

そういえばクランに加入すると、キャラクターネームの横にクランのマークというか、紋章が付くんですが、うちのははためく赤い旗に少し薄れかけた王冠が描かれた物です。

なぜいきなりこんな話をしたかと言うと、さっきから他のプレイヤーさんがトウカ達を見て、わたしに話しかけようとして一緒にいるベテランそうな見た目の人にこの紋章を指しながら止められているって状況が続いているからなんですが。

なんとも効果絶大ですね。

面倒事が起きないでいてくれるのは素直に嬉しいですね。


そうやって森での狩りを始め、バフが切れる1時間が経つ頃には3レベルほど上がりました。


「ねえねえ、そこの君!」


1時間で3レベル上昇なら早い方ですよね?


「ねえって、ソロ? 俺らと一緒に狩りしない?」


経験値バーを見るとすぐにもう1レベル上がりそうですがどうしましょうか。


「おい、聞いてんの? なんだよこの…… テイムMOB?」


でもバフが切れますね。 


「無視すんじゃねえよ! 俺らがクラン…… うお!? このMOB! なにしやがるっ!?」


さっきからトウカ達が吠えてますが…… はっ!? もしやお腹が空いたとか? ゲージはまだそんなに減ってないみたいですが。 まあいいでしょう。


「シャナ、トウカ、クリシュナ帰りましょう」


そう言って拠点帰還スクを取りだします。


「はっ!? ちょ、ま」


はい戻りました。

早速お肉を調理してもらいに行きましょうか。 クリスタさんいますかね?

やっぱり自分で料理スキル取ったほうがいいですかね。

食堂に行くと、クリスタさんが居ました。


「お! いらっしゃい!」


「こんですクリスタさん。 お肉お願いしてもいいですか?」


快くお肉を調理してくれた料理をおいしそうに食べるトウカ達。

それを見ながら、クリスタさんとお話しする。


「ふむう、自分で料理か。 アタイがいる時は頼ってくれていいんだけど、自分であげたい気持ちも分かる」


「そうなんですよ。 それで料理スキルってどうなのかなって」


「ぶっちゃけ高レベル者のお遊び要素だねえ」


なんでも普通の料理はともかく、バフ効果の付く料理は素材が高いレア品ばかりだと言う事です。

テイムにあげるエサも店売りのエサの方がどんなモンスターでも食べれるしお得なんだとか。

うーん、でも。


「やっぱりスキル取ってみます」


それを聞いたクリスタさんはニコリと笑うと。


「よし! ならスキルはアタイの余りをやるよ!」


と言って、颯爽と食堂を走り出て倉庫に向かっていきました。


なにも言わせず走り去ったクリスタさんのいた所を呆然と見つめるわたしを、トウカ達は不思議そうに首を傾げるのでした。



ハイアタックブースト2     物理攻撃力5%上昇 攻撃力低下防止40%

ハイディフェンスブースト2   物理防御力5%上昇 防御力低下防止40%

ハイマジックブースト2     魔法攻撃力5%上昇 魔法攻撃力低下防止40%

ガイダンス2          物理命中率上昇20%

アジリティ           物理回避率15%上昇

マジックバリア         魔法抵抗率上昇25%

フォーカス           クリティカル確率上昇10%

ワイルドマジック        魔法クリティカル率上昇10%

アキュメン           呪文詠唱速度増加+8%

スピードウォーク2       移動速度上昇5%

リジェネレーション       HP回復力上昇

ブレスマイト          攻撃力向上 ブースト系との重ね掛け可能

ブレスシールド         防御力向上 ブースト系との重ね掛け可能


まとめを作るべきか?

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― 新着の感想 ―
[一言] 集中しすぎると周りが見えない系主人公 こんな感じだから学校ではクール系っぽく見えてるんでしょうね、本人無自覚っぽいし
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