28 クリシュナの出来る事
朝は起きれず投稿できなかったよママン……
あの後、わたしだけ神獣を仲間にした事を謝ったのですが、ハインドさんは現在テイム枠が埋まっているそうで、将来テイム枠が開いた時の為に神獣について調べるのだから気にしないでくれ。だそうです。
その時が来たら手伝って貰いましょうと悪戯っぽく言われたので快諾しましたよ。
そして現在、シャナの言うヒントを調べるために、ハインドさんは王都グランゼイムにある大図書館へ向かいました。
各街へはゲートキーパーを通じて移動できるのですが、わたしはまだ大図書館へ入る許可証がないためについていくことは出来ませんでした。
因みに、狩場間の移動はエリアボスを倒さないと移動出来ません。 今の私なら、ファストトと森を抜けた次の街であるセカンドットの周辺エリア以外の他の街に飛んでもそこの狩場に入れない訳ですね。
さて、狩りと言えば、今お城の中庭に来ています。
空は快晴で。 と言っても、この空中城は雲の上にあるので当たり前なんですが。
なぜここに来たのかと言うと、クリシュナを仲間にしたので連携の見直しをしたほうがいいと紅蓮に言われたからです。
ではまずクリシュナがどんな能力でなにが出来るのか見て見ましょう。
テイムモンスターネーム:クリシュナ
種族:神獣(幼体) レベル:10
STR 16
CON 12
DEX 25
AGI 38
INT 14
PER 26
SYM 16
HP 66
MP 56
スキル
《爪撃》 10
《聖樹魔法》 6
《加速術》 5
《奇襲》 7
《緊急回避》 5
レベルが最初から10あるのはフィールドの関係だろうと言われました。
あの森(深部)は適正が10~なのだそうです。
初めて見るスキル《聖樹魔法》で使用できる魔法は、地面から根っ子が飛び出して攻撃する【ルートスピア】と根っこが敵を縛り付ける【ルートバインド】の二つです。
さてクリシュナがなにが出来るかなんですが。
「典型的な紙装甲アタッカーだなあ。 これはトウカが守ってクリシュナが攻める感じかな?」
ふむふむ、となると私の役目はなんになるんでしょうか?
「この分だとサポートに回るのがいいかもしれない。 あ、もちろん攻撃したいならそっちでもいいけど」
「いえ、サポートでお願いします」
さて、このゲームのスキル、魔法は同じ名前でも職業によって色々変わるのだそうです。
たとえばわたしの持っている《魔法(無)》ですが、これはプリースト系が持てばバフ、しょーいちが使った【アタックブースト】などを覚えます。
これはソーサラー系も同じですが、プリースト系が上位バフ、【ハイアタックブースト】を覚えれるのに対してソーサラー系は【アタックブースト3】までしか覚えれません。
テイマーはソーサラー系に分類されるのですが、バフを覚えれないという仕様だそうです。
そこで、他の職でもバフが出来るようになる《魔法(付与)》というスキルがあります。
これと、回復魔法が使える《魔法(回復)》を覚えればサポート出来る訳です。
もちろん本職よりは弱くなるのですが。
このスキルを覚えるためにはスキルブック、もしくは魔法書が必要になります。
これらは、一次転職後から使えるようになり、街での購入やクエストクリアの報酬で貰えるのだとか。
それで今回ですが、クラン倉庫、通称クラ庫の中に大量に余っている魔法書を頂けるそうです。
有り難いですが貰ってばっかりですね……
「まあ、気になるんならミリオが拾った誰かが使えそうな物を手に入れたらクラ庫に入れておけばいいよ」
「そうですね、そうします」
「きゅん?」
「にゃう」
話しは終わった? とばかりにこちらを見上げてくるトウカに、頭をこすりつけてくるクリシュナ。
シャナは? と探して見れば、中庭にある花壇に興味深々でした。
こうしてみると、トウカは甘えん坊、クリシュナは普段は澄ましていますが時折構えとばかりにちょっかいを掛けてきますね。
シャナは自由気ままですね。
そうして軽く戦闘訓練をして、晩御飯の時間となったため解散となりました。
そういえば、あとでトウカ達の好きなご飯を調べないとな。
そう考えながらログアウトしました。
ちなみにスキル枠は20まで。
正式な職なら新しくスキルを覚えなくても使用できるという訳ですね。
なんでもやろうとすれば器用貧乏まっしぐら……




