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26 モフモフれ、さらば与えられん

神獣探索隊のメンバーは現在、わたし、紅蓮、ハインドさん、シャナ、トウカです。

リナリーも参加希望だったのですが、レイドボス討伐に誘われているらしく今回は見送りと言う事に。

レイドボスというのは大人数で討伐するボスなんだそうで、早ければ20レベルくらいで参加できる物もあるそうです。


まあ兎に角、心当たりの場所へはファストトの街に転移してそこから移動するらしいです。

そこは草原の第二フィールドにあるとの事で、さくっとエリアボスを倒します。

エリアボスはグラスラットの二倍くらいあるグラスランドラットでした。

今のわたしのレベルは13、トウカも10になりました。

それでわたしのステータスは。


キャラクターネーム:ミリオ


クラス:獣の巫女


レベル13


STR 12


CON 11


DEX 16


AGI 15


INT 18


PER 20


SYM 34


HP 38


MP 102(+30)


スキル


《使役(神獣)》 10  UP!


《魔法(無)》 11 UP!


《魔力操作》 9 UP!


《杖術》  8  UP!


《薬学》 5 


《採集》 9 UP!


《魔法(神域)》4 UP!


こうなってます。

魔法(無)が10になったときに覚えた魔法が《ツインマナバレット》です。 これは二つのマナバレットを撃ち出す魔法ですね。


そしてトウカのステータスがこちら。


テイムモンスターネーム:トウカ


種族:神獣(幼体)  レベル:10


STR 20


CON 16


DEX 21


AGI 30


INT 16


PER 22


SYM 16


HP 66


MP 54


スキル


《爪撃》 12 UP!


《聖火魔術》 7 UP!


《結界陣》10 UP!


《主人を庇う》 6 UP!


《アテンション》 8 UP!


と、こうなってます。 AGIなんかわたしの倍くらいありますね。

ハインドさん曰く、普通のテイムモンスターより少しだけ上昇能力値が高いそうです。

まあ、そんな訳で苦戦する事もなくグラスランドラットは倒されました。

ドロップも大したものはなかったのでサクサクいきましょう。


目的の場所は、草原の中にある湖でした。

またかと思われますが、森の湖と違ってその周りには遺跡を思わせる建造物の残骸があり、まさになにかありそうです。


「これで神獣がいたら湖が関係してるっていう推測が成り立つんだけどな」


と紅蓮は言います。

たしかに、トウカは森の湖にいたんですよね。


「まあそんな簡単なヒントにするか?という問題もございますが」


そうハインドさんは言います。

むむむ、そういう考えもありますね。

取りあえず行ってみなければわかりません。


そこで素早く移動しようと言う事で、わたしは紅蓮の出した乗騎、恐竜のようなドラゴン? に乗せてもらうことに。

これはディノストライダーという乗れるペットで、手はなく大きな後ろ足二本で立っているドラゴンです。

通称ストに乗り込みすごいスピードでくだんの湖へ。


そこはPCがごった返す場になっていました。


「あちゃー、考える事は一緒か」


他のPC達は主に遺跡の周りに群がっており、なかなかその中に入っていくことは難しそうです。


「これ、どうしましょう?」


「仮に、イベントが発生しても邪魔されそうですなぁ」


ハインドさんは短く刈られた顎髭に手をやりながらつぶやきます。


「よし、ここは後回しだ。 次いこう」


紅蓮はあっさりと割り切って次を目指すことにしました。

一度拠点帰還スクで戻り、再びファストトへ。


「やはり森が怪しいか」


という紅蓮は森の第二エリアへ向かうと告げます。


「実は、森の中に遺跡らしき物があるんだよ。 ただのオブジェだと思ってたけどもしかしたら……」


ふむふむ、遺跡がヒントの可能性ですね。 あとそこはあまり知られてないそうです。


森のエリアボスは倒しているのでささっと移動。

森の中でストは乗れないので歩いていきます。


「きゅ~♪」


森を歩いているとトウカが嬉しそうなんですよね。

そのトウカに乗っているシャナも楽しそう。

しばらくそうやって歩いていると、あ、敵はハインドさんのテイムモンスターの真っ黒いオオカミさんが見つけるたびに倒しています。 今日は経験値目的じゃないですからね。

とはいえ、師弟システムのお陰で少しは入っているようですが。


と、トウカが立ち止まりましたよ?


「きゅ~ん」


なんだかとても悲しそうな声をだしてわたしを見上げてきますよっ!?


「ど、どうかしたんですかトウカ!? お腹痛いんですか!」


慌ててトウカの側にしゃがみ込むわたし。


「あー、ミリオ様、お腹が痛いんではなくお腹が空いていらっしゃるのでは?」


ハインドさんがそう言ってメニューを見るように勧めてきました。

トウカのステータスを見ると、なるほど空腹ゲージが赤いラインまできてますね。

わたしはアイテムボックスからテイム用のエサを取りだします。

これは汎用のエサで、テイムやペットには好き嫌いが設定されているのですが、これはどんなモンスターでも食べれるエサなんだそうです。

ただし一日2回しか与えられないんですが。

兎に角、トウカにエサを与えましょう。


「ごめんねトウカ。 ほらお食べ」


「きゅ~ん」


トウカは差し出したエサを嬉しそうに食べようと寄ってきます。


しかし、そのエサはトウカの目の前で消えてしまいました。

いいえ違います。 そのエサは、少し離れた所にいつの間にか立っていた黒地に灰色のトラジマの猫? が咥えていたのです。


???の出現条件


森の遺跡の周りで、テイムもしくはペットにエサを与えると20%の確率で出現する。


テイム条件 ???

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