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148 キマ……せんっ!


「いやったあああああああああああ!!」


返って来たテストのデータを見ながら清美きよみが叫びます。

放課後、わたしと乙女、清美の三人は教室に集まっていました。

テストの結果ですがは、乙女が堂々総合で一位、わたしが上の下あたり? 清美が中の上という結果になりました。

たしか約束では赤点を取らなければよかったはずなので、大健闘と言えるのではないかと思います。

乙女が一位なのは何時もの事なのでいいのですが、わたしはちょっと上がったかな? といった結果になりましたね。

これから帰ってゲームをおねだりするという事で、清美はすぐに帰っていきました。


「じゃあね~!」


「また明日ですわ」


「気を付けて帰るんですよ」


バタバタと教室から出ていく清美を見送り、わたしも帰る準備をしましょう。


みさおも頑張りましたわね」


「そうですね、ちょっとですけど順位上がりましたし」


そう言うと、ふと乙女を見るとなにか考えている風でした。

少し考えた後、乙女はスッとこちらに手を伸ばしてきました。

はて?

その手はわたしの顎に触れるとクイッとわたしの顎を上げます。


「ふふっご褒美ですわ」


そういって乙女は顔を……


「首が痛いですよ」


そう言って乙女の頭にチョップを打ち付けました。


「あいたっ!?」


わたしのチョップで身体を引いた乙女は、なんだか不満そうにこちらを見てます。


「そこはこう、恥じらうとか、目を閉じる所じゃないんですの?」


なにを言ってるんですかね? この人は。


「はいはい、帰りますよ」


「はーい、ですわ」


というか顎を上げられた後、首の後ろがグキッていった気がするんですよ。

怒らないだけありがたいと思って頂きたい所ですよ?

そんなくだらない事をやりながら帰宅します。


帰ってから晩御飯の支度。

今日はいわしのトマトソースオーブン焼きがメインです。

いわしは4等分して、塩小さじ1/4(分量外)を両面にふりかけて5分ほど置きます。 そして焼く直前に水分を軽くふきとります。

フライパンにオリーブ油 小さじ2(分量外)を入れ、いわしを皮面を下にしてこんがり焼いて取り出します。

フライパンにオリーブ油 小さじ2(分量外)とにんにくを入れ、弱火で香りを出します。 玉ねぎを加えて炒め、しんなりしてきたら市販のトマトソース 1缶(280g) コンソメ(顆粒) 小さじ1 砂糖 小さじ1 こしょう 少々を入れて2,3分煮込みます。

オーブンを予熱する。(オーブン(予熱あり)220℃)

耐熱容器に焼いたいわしを入れ、上のトマトソースをかけてパン粉と粉チーズを振り掛けます。

予熱終了後、粉チーズを掛けたいわしを角皿にのせ、下段に入れて加熱する。(220℃ 12~15分)

仕上げに刻んだイタリアンパセリを乗せて完成です。


後は小皿料理で、ちくわの甘辛炒めと小松菜の白ごま和え、お味噌汁とご飯が今日のメニューです。

ちくわの甘辛炒めは、まずちくわを4等分します。

醤油 大さじ1 みりん 大さじ1 酒 大さじ1 豆板醤 小さじ1/2 砂糖 大さじ 1/2をボウルに入れ混ぜます。

フライパンを中火で熱し、油を加え、ちくわに焼き色がつくまで炒める。

弱火にしてボールで作った物を加え良くからめ、白ゴマ 適量を振り掛け完成です。

これはインゲンを入れても美味しいと思います。


支度が終わる頃にはお父さんも帰宅してきたので、早速テーブルに並べましょう。

その間にはお父さんは着替え終わって席についたのでいただきましょう。


「うーん、美味いね。 いわしの旬は6月だっけ?」


「そうだったかしら?」


両親がそういいながらも箸は進んでいます。

昔は天然物こそが美味しく高価だったらしいですが、今は品種改良の関係で養殖などの方が美味しく高価ですね。

旬の考え自体は残っているんですけどね。 気にする人は気にするくらいでしょうか?

ご飯の後はお父さんをお風呂に誘導し、わたしとお母さんで洗い物を済ませます。

その後、わたしがお風呂を頂いて、軽く勉強をした後ゲームにINします。

さて、INしたら何しましょうかね。





いわしのトマトソースオーブン焼き(4人前):真いわし(開いたもの)4尾  玉ねぎ(薄切り)1個(200g) にんにく(みじん切り)2片 オリーブ油 小さじ4


市販のトマトソース 1缶(280g) コンソメ(顆粒) 小さじ1 砂糖 小さじ1 こしょう 少々


トッピング:粉チーズ 大さじ 1/3 パン粉 大さじ2


飾り:イタリアンパセリ

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