137 平和な日常
短いですが今日はここまで。
血圧が上がらないなあ。
次の日、学校に行くと清美が珍しく勉強をしていました。
「おはようございます、清美。 珍しいですね?」
「おはよ~。 やっぱテストでいい点取りたいしね。 新型買って貰えるし」
ああ、やっぱりゲーム目当てですか。
まあやる気になるのなら構わないですかね。
清美は頭はいいんですが、やる気がないというか、テストでも本気でやった事がないんですよね。
テストは来週にありますし、そこまでやる気が持てばいいんですが。
わたしも出来れば清美と遊びたいですし、頑張ってもらいましょう。
その後、乙女もやってきて、清美が勉強しているのを見て驚いたり、清美が乙女が1年のとき学年トップだったことを知って休み時間に勉強を教えてもらったりしながら放課後になりました。
「いや~、一生分の勉強したよ~」
いえ、それはないです。
「むしろこれからですわよ?」
乙女に言われ顔を歪める清美ですが、ゲームの為となんとか持ち直します。
帰宅し、わたしも予習をしまして、晩御飯の支度を済ませ諸々(もろもろ)終えた頃は20時を過ぎていました。
INする前に公式にいってメンテ日を確認すると明日やるんですね。
緊急という事ですが、舞バフ以外にも細かい調整を入れるようですね。
確認は済んだのでINしましょう。
トウカ達を装備し終えたので、今日はなにをしましょうか。
レーヴェさんがINしてるので素材を渡しておきましょう。
「ふむ、後もう少しじゃのう。 頑張るのじゃぞ」
素材を変換するというレーヴェさんと別れ、INしてきた紅蓮と合流。
ナインを待ちつつ、PTを募集。
集まったPTは、紅蓮、ナイン、ひぎつねさん、エリザベータ、ミルラさん。
では早速行きましょう。
狩り場に着きクエを受けて、いつものセーフティエリア側の場所に。
ここは意外に人もおらず、狩りやすいんですよね。
ジャーノさんがいない為、エリザベータとわたしで疑似ヒーラーみたいな事をやっていますが、なんとかやれていますね。
「うーん。 トウカちゃん達の動きがいいから結構楽ね」
とエリザベータは言います。
その内、エリザベータの範囲魔法で敵2~3PTを纏めだし更に効率がよくなりました。
その間わたしは紅蓮にヒールを掛けまくってました。
そうやって順調に狩りをして、そろそろ終わりにしようかと話し合っていた時、突然空が曇り出しました。
「お? これは……」
紅蓮が空を見上げ呟きます。
同じようにエリザベータ達も。
「ガージャネイドの目覚めね」
どうやらレイドがポップしたようですね。
「あー、もう討伐PT募集が始まったね」
ひぎつねさんが掲示板を見ていたのか、感心したように言います。
もうほぼ集まっているらしいですね。
「ミリオくらいなら入れそうだけど、どうする?」
と聞かれましたが、ガージャネイドの討伐の手順を知らないのでどうにも……
「今回はやめておきます」
「……そろそろ時間だし」
ナインの言う通り落ちようかと話していたので、今からやったら何時寝れるかわからないんですよね。
「んじゃ、落ちるか?」
「そうね。 皆お疲れ様」
お城に帰還して、皆と挨拶して落ちますね。
おやすみなさい。