101 リナリーがモフる
久しぶりにリナリー登場。
今日は用事があるのでこれで今日の投稿は終わり…… ですかね。
今日の晩御飯は、お母さんが中華の気分だと言う事で小籠包に麻婆春雨、それと青椒肉絲。
わたしがレンゲに乗せた小籠包を箸で割ってスープを吸っていると、お父さんがそれを見て思い出したように言います。
「そういえば、テレビでやってたけど昔の漫画に小籠包の嘘の食べ方が描いてて、皆それを信じちゃったって話があってね」
どうも、熱いままの小籠包をそのまま口に入れ、口の中を火傷しながら食べるのが作法だと描いていたらしいですね。
「へえ、そんな事があったんですか?」
お父さんはニコリと微笑むと頷き。
「うん。 昔は、といってもネットも今みたいに誰でも使える時代じゃなかった頃だけど、情報はテレビや雑誌なんかになってたらしいね。 今だとCOMを使えばすぐに検索出来るけど」
ふーむ。 お父さんの話では、情報の信頼性が昔は無条件に信じられていたというのです。
マスコミは嘘を付かない。 テレビでやってるから本当だろう。 と言う事がまかり通っていたのだとか。
ですがそれは、ネットの登場で疑問に思う人が増えたんだそうです。
「とはいえ、ネットに書かれている事が真実。 でもないんだよ。 あれだって結局、誰か一部の人が書いた一視点でしかないんだから。 だから僕、というか研究者はかな? 多方面から物事を見るべきだと思ってる」
つまり、リンゴという果物があっても、上から見ただけではそのリンゴの形は分からないし、味も分からない。 割ってみないと中身も分からないと続けました。
あれですね、お父さんは時々こうやってわたしに”お話し”をしてくる事があります。
なんですかね、わたしを研究者にでもしたいんですかね。
わたしの、このひねくれた性格は確実にお父さんのせいだと思う訳ですよ。
「いいから早く食べちゃって!」
お母さんが、食事の手が止まったわたし達に声を掛けてきたので、急いで食べる事にします。
ゲームもしないといけませんしね。
INしたら早速ですが本を読みましょう。 因みに本、本と呼んでますが、タイトルが書いてないので本としか呼べないんですよね。
ハインドさんが持っていた図書館にあった方には、タイトルが書いていたっぽいんですが。
紅蓮や、ナインはまだ来てないようですから暇つぶしも兼ねてですね。
えっと。 どこからでしたっけ?
ああ、ありました。
”男は、言った。 「身を清める為に【ソルエッセンス】が必要だと。 それを持っているのは聖者ハレスである」と。
私は自ら聖者様の元へ向かった。 出来るだけ時間を引き延ばす為だと言われたからだ。
……あれは誰だったのだろうか?
そして私は、聖者様にお会いするために……”
しばらく旅の様子などが書かれ、いざ聖者に会う所でその先は読めなくなってますね。 クエを進めろって事ですかね。
クエのインフォを見ると。 進んでますね。 聖者に会え。 だけになってます。
ちらりとクランのIN情報見ると、紅蓮はまだですね。
もしかして遅れるんでしょうか?
あれ、リナリーがINしてますね。 最近忙しかったのかINが合わなかったのか、わたしは久しぶりですね。
”ミリオ:リナリー、こん”
”リナリー:ミリオこんー、久しぶりっ!”
どうもリナリーは、職場で配置換えがあって忙しかったらしいですね。
そうしてリナリーの仕事のグチを聞いている内に、ナインがINしてきました。
”ナイン:……こん”
”リナリー:こんひさー”
”ミリオ:こんですー”
そして何時の間にかリナリーが部屋にいて、ナインを膝の上に座らせていました。
「……解せぬ」
「いやーちっこくて可愛いねー」
リナリーはかなりご満悦のようですね。
「所で…… その子、紹介してもらってないよね?」
リナリーはなぜか得物を狙うような眼でスパルナを見ます。
「そうでしたっけ? 新しい神獣のスパルナです」
「クワッ」
片手、羽? を上げてスパルナがリナリーに挨拶します。
「うおおおおおお! かわいいいいいいい!!!」
ナインを放り投げると、リナリーはスパルナに突撃します。
「……解せぬ」
放り投げられて床に着地?したナインは、床にへばりついたようにしながらも、唸るような声を上げます。
「何やってんだ」
そこに呆れた声の紅蓮が現れます。 おっとINしたんですね。
「こんです、紅蓮」
「こん~、そしてひさ~」
「……赤毛、起こす」
ため息を吐きながらも律儀にナインを起こしてあげる紅蓮でした。
「ほー、もう三次転かあ。 そして面白そうだからあたしもついてこ」
話を聞いたリナリーが、面白そうだと参加を希望しました。
戦力が増えるのでもちろん歓迎ですね。
「まあ、ヒールがミリオ一人頼みなのはあれだが、戦力的には問題ないだろ」
「むしろダメージ受けるの?」
と、頼もしい事を言ってますので問題ないでしょう。
”聖者の森”へ、出発です。
アレはどうも読者を騙そうとした訳ではなくて、原作者が現地の案内人に騙されたか、からかわれたのを信じてしまったのが原因らしいですね。 小籠包を熱いまま割らずに食べるというヤツ。




