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武道家と森の中
俺の名前は忍火炎、武術大会に出掛けたあの日、白い光に包まれていまに至る。
「ここはどこだ?」
知らない森の中、わけも分からずに歩いているといきなり森の中から悲鳴が聞こえてきた
「きゃー、たすけて!!」
おれは、声のする方へ急いでいき状況を確認した、そこには盗賊のようなかっこうをした5人の男達とつれさらわれそうな少女、そして殺されている騎士の格好をした死体
おれはすぐさま少女を捕まえている盗賊のような男の顎を殴り付けて倒し、少女を助けた
「誰だ貴様!!」
他の盗賊達はすこし困惑気味になりつつナイフを向けてきた
俺は殺意を感じたため、手前にいた盗賊に目潰しをして無力化し、その後ナイフを突き出した盗賊の手を肘と膝で挟むようにして砕き、逆からも攻めてきている盗賊に流れるように足を蹴り、最後に怯えている盗賊に対して首に衝撃を与えて全員を無力化した
「大丈夫か?」
一通り辺りを警戒した後、少女に対して声をかけた
「はい、ありがとうございます」
回りの状況についていけていない少女はすこし俺に怯えつつお礼を言ってきた