雑談系
姉「弟君。弟君」
弟「……」
姉「弟君、聞こえていないのですか」
弟「…………」
姉「聞こえていないのなら、いきなり後ろから抱き付いて性的ないたずらをしても許されますね」
弟「其の理屈はおかしい」
姉「……ちっ」
弟「唯一の美徳だった言葉遣いまで悪くしてどうするんですか。死ぬんですか。死んでいただけるんですか」
姉「丁寧に姉の死を願わないで下さい」
弟「雑に願えばいいですか」
姉「泣きますよ」
弟「どうぞ」
姉「――――うわぁああああああああん!!!!」
弟「まさかの幼児泣き」
姉「そこまで言わなくてもいいじゃないですかぁああああああ!!!!」
弟「煩いので殴って黙らせていいですか?」
姉「すいません」
弟「解っていただけて、とても嬉しいです」
姉「……昔はここまで冷たくなかった気がします」
弟「昔は姉さんもここまで鬱陶しくなかった気がします」
姉「そんな事有りません。昔からフォーリンラブでした」
弟「では、幼すぎて解らなかったのですね」
姉「あ。其れではその頃に色々と手を尽くしておけば今私は弟君とラブラブファイヤーだった可能性が」
弟「時既に遅しです。姉さんの頭が悪くて助かりました」
姉「確か鈍器のような物で殴れば人間は記憶を失うのでしたね」
弟「大抵記憶を失う前に死にます。僕が死んでもいいんですか?其れなら止めませんが」
姉「……弟君は解っていてそういう事を言うんですね」
弟「殺人犯になりたい人間なんてそうそう居ないでしょうしね」
姉「あれ?解って言ったのではないのですか?」
弟「何の話でしょうか」
姉「弟君は性格に反してラノベ主人公属性なのですね」
弟「本当に、何のお話をしているのですか」
姉「まぁライバルが居ないのが救いです。ふふふ。一生鬱陶しい姉で居てあげますからね」
弟「……ばらして山に埋めれば、完全犯罪は成立するらしいですよ?」
姉「すいません」