5話
出かける支度をしていた俺はあることを忘れていた。
「そういえば、この子に ご飯をあげないとだよな?」
そう!ご飯だ。
たぶん お腹が空いてるだろう。
俺は 赤ちゃんに聞いてみることにした。
「お~い。ミルク飲みますか~♪」
「あぅ?うぅ~~!」
ん?これは欲しいってことかな?
「飲みたいのかな~~♪」
「うぅ~きゃぁ~~ぁ♪」
うん。これは欲しいと言っているな。……たぶん。
よし!先に飲ませてあげよう!
▽▽▽▽▽▽▽▽▽
数十分後……
ゴクゴク…ゴクゴク…
「ふぅ~~。やっぱりお腹空いていたんだな」
あれから すぐご飯を買いに行って飲ませてあげた。
よく飲みますよ。この子は。
さすがに母乳はあげられないから粉ミルクを飲ませた。
粉ミルクはお湯で作り、手に流しながらぬるすぎず熱すぎないように温度をはかる。体温と同じ温度が丁度いい。
……ということを俺は 知っていたから普通にあげられた。
「ゴクゴク、んっ!」
「おっと!ゲップを出させないとな!」
背中を さすり さすり。
「ぇっぷ!」
出た出た!これでご飯は大丈夫だな。
「うぅ~~ん……うぅ~……zzz」
「あっ…寝ちゃったな。まあ…そのまま行けばいいか?」
こうして 今度こそ俺は用事を済ませる為に出ることにした。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
変になってたらすみません。