49話
「はぁ……言い過ぎたな……俺」
「うぅ~~?」
美麗さんを怒ってしまった俺は少し後悔していた。
「美麗さんの仕事量は凄いし、あの人は責任感もあるからな、頼らないで自分でやろうとしちゃうんだよな……俺が入った頃からな」
俺が今の飲食店に入ったときには美麗さんは店長をやっていた。だから、面接も美麗さんがしてくれた。
最初は冷たい感じの人だなと思ったけど、接しているうちにかなり面倒見が良いことがわかった。だから、仕事仲間からの信頼も厚い。
それから俺は色々と仕事を教えて貰い、無事に調理師の資格も取れた。
後、春美のこともそうだ!あれは駄目かと思ったけど、美麗さんが特別に許可をしてくれた時には本当にありがたかった。
だから、頭が上がらない筈なのに……
「怒っちゃったんだよなぁ………」
今度の休みにしっかり謝ろう!ちゃんとな。
そんなことを考えていると……
「うぅう~~!!」
「え?おっと……!」
春美さんが俺の雰囲気を感じ取ったのか、ご機嫌斜めになりかけてますよ。やばいやばい……。
「あっ?春美~。ご飯食べるか~~?」
「うぅ?……きゃあ~う♪」
帰ってきてからご飯をあげてなかったことに気がついた俺は、春美に聞くと良い返事が返ってきた。
「よ~し。ご飯にするぞ~!」
「うぅ~~~♪」
機嫌直るのはやいな……。まぁ、いいことだけど。
俺は早速ご飯を作ることにした。遅いご飯になっちゃったな……今は夜の10時30分だ。
今日は、茹でた小松菜(みじん切りにした)と豚挽き肉(下茹でして油抜きをする)をいれたお粥にほんのちょこっと麺つゆと砂糖を入れてしょっぱくならないようにした 味つき粥 と溶き卵を入れた味噌汁を作った。
ちなみにお粥は出し汁でやっている。何故かと言うと、塩分を抑える効果があるらしい。
そして、食べさせた後の春美の反応は……
「きゃあ~~うぅ~~♪」
はい。大変よろしい反応ですよ。意外に食べるんだな春美は。
ちゃんと最後まで食べた春美をお風呂に入れて、少し遊んだ後に就寝した。
寝たときには日付が変わっていたことには気づかなかった。
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