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戦士の宴  作者: 高橋 連
二章 前編 「黒き魔獣」
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コンジュエ

【コンジュエ】


 ユィンの漆黒の刃に胸を貫かれたコンジュエの体からは、急速に生命力が抜け、その命の灯火は今にも消えそうであった。

 コンジュエはその体をユィンに抱き抱えられていたが、その眼はもう光を失い、ユィンの顔さえ見えなくなっていた。

「コンジュエ様、なぜですか! コンジュエ様の拳が先に届いたのに……、コンジュエ様も己の道を行くと仰ったのに……」

 見えぬ眼でユィンの顔を見つめながら、コンジュエは最後の力を振り絞るように答えた。

「お、お前も……私の……だ、大事な、道だから……だ……。崇山寺と……お前……と、共に救う……には、これし……か、なかった……のだ」

 コンジュエの頬を、ユィンの涙が濡らした。

「コンジュエ様、私は! 私は……」

「ユ、ユィン、お前……に、重荷を……背負わせて、すまない……。ゆるして……おく……れ……」

(ユィン、ありがとう……)

 コンジュエは最後にそう心の中で呟くと、愛する息子の腕の中で息を引き取った。


こんばんは!

コンジュエが…


本日は、もう一話22時にアップ致します。


そして、明日は2章前篇の最終話&2章後編の第一話を、2話アップします!!


宜しくお願いします!!



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