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戦士の宴  作者: 高橋 連
三章 後編 「シャンピニオン山の戦い 其之参」
126/211

銀の槍

【銀の槍】


(儂としたことが! あの文字と〈オメガ〉と言う名に気を取られ過ぎた! すまぬ、〈銀の槍〉よ)

 魔力の流れを詳細に調べた〈ゼータ〉は、やっとユィンの馬鹿らしい時間稼ぎに気がついたのであった。

(なぁに、気にするな。奴が魔力を回復しようとしまいと、全生命力を燃やしてぶっ殺すだけよ!)

(ああ、魔力感知は儂に任せろ。お主はただ全てを貫け!)

(応よ!)〈銀の槍〉は全生命力を燃やし、体中に闘気を漲らせた。

〈銀の槍〉ほどの闘気士になると、その闘気に自分の体が保たない事が間々あった。それを補う為に生命力を燃焼させ、それによって闘気のみならず、己の肉体や精神力等全ての力を飛躍的に向上させ、人を越えた闘気を身に纏って戦う事が可能となるのである。しかし、それは己の命を削る事を意味した。

 その覚悟を持った時、〈銀の槍〉はその体全てが、立ち塞がる者全てを貫く銀の槍となるのであった。

 そして、その銀の槍は、ユィンを貫くべく地を踏み砕きながら駆け飛んだ。


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