表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界でもう一人の俺が暴れすぎてキチガ○と呼ばれている件について  作者: 浅き夢見む氏
第五部:かつて交わした約束は曖昧なままで心に残る<王国編>
99/183

第2.5章焔の追憶、誓いの鎖part2

目は閉じたままだ。

目を開けば直視できない光が目を灼くだろうから。

炎の熱を周囲に拡げ、その反応で辺りを見回さなくてはいけない。

そのせいか肌はいつもヒリつくし、汗が潮になってバリバリと鬱陶しい。


「『光結晶の矢』」


熱の波が感知する、光の矢が降り注ぐと。

手にある鎖を手首で回し即席の盾を。

鎖が空気を引っ張って・・・引き起こす風に炎を纏わせ、炎の竜巻を創り出した。


「『焔竜巻』」


光の矢が鎖の盾に刺さる前に焔の竜巻に巻き込まれあらぬ方向へと散っていく。

それを確認すると鎖を思いっきり引き戻し、そして手首のスナップで弾きだす。

上空で余裕ぶってニヤニヤしていたらしいその人は慌てた様子で猛獣用の鎖を弓で受けた。


「うおっ!?」


鎖が衝撃を与えざまに巻き付き拘束する。

魔術によって凝縮された炎が手から洩れ出し鎖を伝い弓の持ち主を燃やし尽くそうと迫る。


「『炎伝導』」

「『光結晶の拡散』!」

「・・・ちっ!」


しかし熱の波を掻き分けて大量の小さな光のカケラが突き抜けてくる。

一つ一つの大きさは小さくとも、光の魔術で出来たモノ。

直視できぬ光量と光魔術特有の速さと威力。

『内在型身体強化』を加速させ、両腕で全身を庇う。

チュチュチュンと空気を切り裂く飛礫たち。

当たる度に切り裂くような痛みが奔る。


「・・・・・フハッ」


まるで蜂の大群に襲われたかのようなそんな時間が経過して、、、、終わるや否や膝をついてしまった。

そんな自分の側に危なかったと一人の男が降りてくる。

そして手をかざしてきた。


「とどめの・・・・・」


手に魔力がかき集められ、光が集められていく。

何が来るのかとつい目を開いてしまう。

明らかに普通の量の魔力じゃなかった・・・・肌が震える程の魔力だった。

直視できなくなり震える程の・・・・なのに目が離せない。


「『復元灯』」


・・・・・・そんな光系統の回復魔術だった。



四年間の月日の中で時間があれば光の勇者が直々に王都の郊外で手ほどきをしてくれていた。

しかし一度も勝てたことがない。

こっちは本気でやっているのにいつも鼻歌交じりだ。


「ほらほらいつまでも拗ねない。店主、いつもの」

「はいよ、おにいさん!」


人間の店主が快活な声で返事をしエルフの客を迎え入れ、普通に応対をする。

五年前では有り得ない光景だった。

セシルさんの努力が報われた光景の一つだと思う。

勿論、魔族や獣人といった少数派はかつて私が住んでいたスラム街に固まったままだが。

それでも、、、セシルさんのお蔭で人間とエルフの垣根は少しずつ薄れていっている。


王宮内にも人間の官僚が増えてきているし、人間の貴族も増してきている。

なにより明らかな種族差別が無くなったことで貴族たちの意識が変わり、より公正な統治を敷くようになっているとか。

学のなかった当時の自分はセシルさん達が何をしようとしているのか全然分からなかったし何で苦労してまでこんなに疲れることを毎日進んでするのか正直分らなかった。

だけど結果をこうして見ていく中でセシルさん達が描き、女王陛下含む官僚さん達が作った今の王都を見てようやく意味があったのだと分かった。


「ぶはあっ!生き返る!」

「まだ政務があるんですから飲んじゃ駄目じゃないですか」

「寧ろ酔いつぶれて駄目になればロンが諦めて代わりに仕事してくれるんだよ!」

「・・・・・しりませんよ」


王都表通りの食堂『馬の(あぶみ)

昼までも酒を出してくれるいい店だとよくロイさんにお忍びで連れ回される店の一つだ。

麦酒をグラスで一気飲みしお代わりを注文するロイさんの隣で、果実水を舐めている。

苦言を呈してはみたが、光の勇者として帝国との戦争やら政務で殆ど自分の余暇をとれてないのだからこういう時ぐらい好きにさせてあげようという思いもある。

同じくらい負担を分けて欲しいとも・・・・


「どうすれば雷の勇者と戦えるようになりますか?」

「・・・まだ焦るな。そうとしか言えないね」


帝国の雷の勇者・・・正真正銘の化け物だ。

当の本人が気まぐれなせいか帝国の出兵にたまにしか参戦しないが参戦すれば必ず敵国兵を蹂躙する。

雷の勇者の姿を見ただけで逃げ出す兵がいる程に・・・

ロイさんだけが現状では雷の勇者を抑えられているが、聖十剣総出のフォローがあってこそだ。

十一対一。

それだけの差がある。


この五年の間何度も帝国と小競り合いがあり、戦争には当然参加した。

しかし雷の勇者が参加する戦いはいつも負け戦になる。

もし毎度毎度参戦するとしたら・・・・王国は早々に潰されていた。


「あいつもねえ・・・・なんなんだろうねえ・・・・」


人間のくせに下手したらエルフのロイさんより長く生きている。

『雷の種』の魔術師だからできる芸当なのか特殊体質なのか・・・・

八十年近く剣を交わしてきたロイさんはしんみりとしながら雷の勇者を評価する。


「いつも剣を交わすたびにアイツの意志を感じないんだよなあ・・・・」

「意志?」

「どういうつもりか知らないが、人に頼まれたからやってるって感じがプンプンするんだ。」

「いつも必死でそんなの感じ取れませんでした。」

「それは僕も一緒だ・・・時間をかけて分かったことだよ。」


ロイさんは向かい合って打ち合った者だけが分かるものがあるのか、、、お代わりとしてなみなみと注がれた麦酒をじいと眺めながらしんみりとした顔をする。


「もしあいつが自分の意思で戦う時があれば・・・・その時は・・・」

「ロイさん?」

「・・・・・・ま、早く僕より強くなってくれ。」


ロイさんにヒナねえ、そしてセシルさん。

他にも聖十剣のジョージさんやボボルノさんやコリンさん達先輩方がこんな自分を見放さないでずっとついていてくれた。

そのおかげでようやく聖十剣一位にまで、、、皆に恩を返せる所までたどり着いた。

でも、、、、その一方で伸び悩みも感じている。


本属性は「火」補助属性「なし」

本質能力は「鎖召喚」

自分の能力を最大限に活かす戦い方を見つけ出し、自分の限界へと届く鍛錬を積んできたと自負している。

だが、、、雷の勇者(バケモノ)と戦えると言えるほど自惚れてもいない。

足りないのだ・・・・・何かが足りない。


「焦るなよ・・・・君はまだ十七だ。」

「・・・はい」

「あ」


私の肩をぽんぽんと慰めるように叩いていたロイさんの手が急に止まった。

どうしたのかと彼の顔を見てみると・・・・ろくでもないことを考えてる時の顔だった。

逃げようと選択した自分の肩をいつの間に抱えこんでいる・・・・!?


「もういっそのこと所帯持てばいいんじゃないかなぁ?」

「結構です!」

「別に人間で17なら所帯持っても不思議じゃないだろ?」

「まだそういうの考えてないんで!」

「まあまあ、いい縁談があるんだよ」

「だからいいですって!」


急に何を言い出すんだ!?

明らかな厄介ごとと逃げ出そうとする私をいつの間にかがっしりと腕を掴んで、酔っ払いはニヤニヤと酒臭い息を吐きながら寄ってくる。


「僕としてはヒナをもらって欲しいんだが・・・・どうだい?」

「ヒナねえの意思も確認せずに何言ってるんですか!?」

「やっぱり胸か?母親に似てそっち方面はからっきしだからなぁ」

「そういう問題じゃないです!」


エルフという種族特製のせいか確かにヒナねえは胸があまり大きくない。

けど、ヒナねえは綺麗な黒髪とか、均整の取れた長い手足とか魅力がいっぱいある。

それに美人なのはもちろんのことたまに見せる優しさとか微笑みとかにいつもこっちだけ胸を高鳴らせられずるい・・・・ってそういう問題じゃない!


「もう先に帰りますよ!」

「おっと逃がさないぞ!」

「ロイさん飲み過ぎ!?」


ふと目を離した瞬間、麦酒が五、六杯開けられていた。

そして酔っぱらったバカが出来上がっていた。

店主に謝りつつ支払いを済ませ強引に店を出た。

流石に魔術を使うほど酷くは酔ってはいないが、酒がまわり切ってるのかずいずい絡んで来る。


「やっぱりお前も胸で女を選ぶのか!?お蔭でヒナの貰い手探し難航してるの知ってるだろ!やっぱりお前もセシル派か!このおっぱい魔人め!」

「セシルさんをおっぱいだけで判断してんじゃねえぞ、gらぁ!」

「なんだやっぱりセシルのこと好きなのか!あ~あ、胸が無いだけで選んでもらえないヒナかわいそ!」

「胸で選んでねえつってんだろ!てか、ヒナねえは普段あまり笑わないから近づきがたいだけです!性格がもう少し和らかくなれば幾らでも貰い手いますよ、あんだけの美人なら!」

「そんなの母親に似たからに決まってるだろ、僕知らないよ!」

「何百年も生きてるくせにガキみたいなこと言って親の責務を放棄しないでください!」


戦争以外にもそんな悩みを抱えていたとは・・・・

ヒナねえには悪いが心に決めた人がいるなら早くその人と幸せになって安心させてあげて欲しい。

背中に背負った酔っ払いの愚痴を程々に相手しながら道を進む。

表通りを通ればお忍びの意味が無くなる。

出来る限り人目につかない裏通りやかつて住んでいた地下街を中心に王宮へと戻る。


「・・・・・ん?」


その途中だった。

ある一人の少年と出会ったのは。





「いただきます」


自分が王宮に初めて連れてこられた時は食事作法なんて意識せず豪快に手づかみで食べていた。

対してこの五歳の少年は周りの食事の様子から一瞬でどうすればいいのか学び取り実践している。

・・・・すごいな。

まるで元から貴族のような・・・いや貴族以上に華やかな動作が似合っている。


自分の私室でゼノンに菓子を与え、その食べ方に感心していると廊下からどたどた走る音が聞こえドカンと開かれた。

相変わらず落ち着きのないその様子から誰が入って来たのかすぐに分かる。

そしてその彼女を追って入って来た人のことも。


「そ、、、、その少年は何なんだ、ガル!」

「セシルさん・・・・・取り敢えず落ち着いて」

「不潔な・・・・」

「ヒナねえ・・・・あなたもです」


口をパクパクさせ、ふるふるとこちらを指さすセシルさん。

四年で彼女より背は高くなったが彼女には相変わらず頭が上がらない。

美貌はさらに映え、胸もますます・・・・セシルさんをそういう目で見たくないので描写はしない!

二十になり顔は大人び、彼女の子供っぽさも欠点ではなく偶に見せる魅力として内包できるようになった。


そして隣で不機嫌そのものと言う表情で眉をしかめるヒナねえ。

エルフであるため容姿に変化はないが、教養を積む中で知的な印象が増した

私以外の異性をあまり寄せ付けないみたいだがそういう部分も含め彼女の魅力を掻きたてている。



そんな二人が並べば当然絵になる。

二人とも怒ってさえなければ凄く魅力的な女性になったな。

正直十七にでもなればある程度は意識する・・・とはいえ今の二人にはまったくそういう気持ちが湧かなかった。


「ガル・・・・・どういうつもりだ」

「ガル・・・・・歯を食いしばれ」

「おっと二人とも、まずは話し合いましょ?」


氷が纏わりついた拳に尋常じゃない魔力が込められた扇。

私が王宮に連れ帰った少年を見て私の姉のような存在である二人の反応は話し合いの余地がないものだった。

というか何でそんなに怒っているんでしょう?


「私の弟分のくせに私に黙って隠し子だなんてどういう了見だ!」

「不潔だ、、、見損なったぞ!」

「・・・・・年齢差を考えれば十二歳で種を仕込んだことになるんですけど違和感とか全く感じてらっしゃらないんですか?」

「口答えするな!」

「馬にしか興味がないと思っていたら実は馬並みの暴れ馬だったみたいだな!」


・・・・・酷い。

セシルさんはともかくヒナねえまでなんだよ、全く。

こういう時は逃げてうやむやにするのが一番だが、今日に限って・・・・ん?

気づけば少年は二人の前にすっと立っていた。


「初めまして。今日から聖十剣一位様の元でお世話になります、ゼノンと申します。」

「「あ、どうも・・・」」


五歳の少年とはとてもとても思えない礼儀正しさで一礼され、あっけにとられたのか二人は会釈を返すのみ。

そしてあっけにとられたのは自分もだ・・・・二人に見えないようにこっちに軽く目配せしてきた。

この少年一瞬で空気を読み、そして私をフォローした・・・・やるなあ。


「・・・・取り敢えず二人にこの少年を紹介しますね。」

「「ハッ・・・」」

「「ぶふっ・・・」」

「「な、何がおかしい!」」

「い、いえ・・・・」


二人揃って顔がそうだったと口をポカンと開ける。

そしてその後に二人揃って怒った顔。

私だけでなくゼノンまでつい吹き出してしまった。

二人して黙ってる性格じゃないからぎゃあぎゃあつっかっかってくるがゼノンと上手くいなして座らせる。


聖十剣用の寄宿舎の一室。

セシルさんがいつでも自分が遊びに来れるようにと五、六人用の机と椅子。

そして茶菓子を除けば趣味の馬具とベッドぐらいしか置いていない殺風景な部屋。

セシルさんは勝手に茶菓子を広げながらため息をつく。


「相変わらず殺風景な部屋だ・・・給料きちんともらってるのか?」

「遠回しに王室に喧嘩売ってるのか?子供だろうがきちんと払ってる。」

「あまり物があると落ち着かなくて」

「おい、、、、気付いてるか?」

「ああ、、、いつの間にか話が誤魔化されてる」

「えっ、自分のせいですか?」


話を切りだしたのは自分たちのくせにとことん自分を攻撃したいらしい・・・

早めに誤解を解いておかないととさっさと話に入るとしよう。


「実はゼノンとはつい先日地下街で会いまして」

「父上は後でお説教だな」


あ、内緒だった・・・まっ、いいか。


「ゼノンの家は元々商家なのですが、地下街のあくどい連中ともめてしまったらしくて・・・それで難癖つけてきた連中達とゼノンが大立ち回りしてたのを私たちが保護した次第です。」

「この少年が大立ち回り?・・・強いのか?」

「自然属性六つ全てを扱えますからね・・・魔力量もセンスも高いですし数年で聖十剣に加えられると思います」

「本当か!?お前、凄いんだなぁ!」


セシルさんがお前凄いんだな・・・とゼノンの頭を撫ではじめる。

ゼノンも美人に頭を撫でられてまんざらでもないのか赤面して俯いてしまった。

・・・・まさかこれも計算のうちじゃないだろうな?

とはいえヒナねえは疑問が残るようで難しい顔をして顎に細くしなやかな指を添えた。


「それだけの才能なら何故お前がこの少年の身柄を保護することになった?王家で保護することも十分可能だし、わざわざ子供を育てたこともないお前よりもジョージやボボルノと向いている人間がいるだろうに。」

「・・・まあそうしたかったんですけど、ロイさんの命令なので」

「父上が命令?らしくないな・・・・」


私が彼を預からなければならない理由は二つ。

一つは私の時でさえこんなに厄介なことになってる・・・ロイさんが連れ帰れば隠し子だと勘違いして絶対に陛下やヒナねえはブチ切れるだろう。

因みにロイさんは純粋なエルフィリアなのにどうやったら人間の隠し子が出来るのかとかそう言ったことを考えずに取り敢えず攻撃するのが私たちの国の君主、女王陛下だ。

愛の深さ故にと好意的に解釈しておくのが大人の対応だと宰相殿が言っていたが未だに意味が分からない。

そして二つ目は・・・・口に出してはセシルさんを悲しませるので言わない。

話を変えるついでにゼノンの今後を説明しておこう。


「ゼノンは一応養子扱いになります。今後は私が戦闘訓練を主につけますが場合によっては、しかるべき師につけて聖十剣を担うレベルにまで引き上げるつもりです。」

「・・・・呼び方はやっぱりお父さんですか?」

「「!?」」


ゼノンがそういえばあなたをどう呼べばいいですかと首を傾げてくる・・・・そうだなあ

保護する名目ではあるが別にゼノンの両親や家族が無くなったわけではなく会いたいと思えば会える。

寧ろ妙に慣れ合おうとするのはゼノンに失礼な気もする・・・・


「・・・一応まだ形式上残っているエルリングス姓をやるし二人の間では師弟扱いにしておこう」

「、、、じゃあ師匠?」

「ま、それで」

「わかりました」

「それは駄目だ!」


わっ、ビックリした・・・・・

セシルさんがいきなりバシンと机を叩き立ち上がる。


「かっ、家族になるんだからそう簡単に距離を作るんじゃない!」

「いや、、、ゼノンの家族が死んで本当の意味で養うっていうよりは保護するに近いですし・・・」

「僕もお父さんはちょっとないかなあと思ってましたし・・・」

「寂しいだろうが!」

「ああ」

「ガルブレイクさん!?」


まあ、、、、折角の縁だしそういう考え方しかないよな。

うん寂しい寂しい。

それもそうかと納得するとゴホンゴホンと咳払いする声が。

ヒナねえからだった・・・なんなのわざとらしい?


「あ~~~、そういうわけで呼び方はともかくお前たち二人は父と子だ。」

「・・・・まあ、二人がそこまで言うなら」

「だから納得するの早くないですか!?」


五歳のくせに物わかりが良いじゃないか・・・・この二人には基本頭が上がらないんだよ。

よく覚えておけ。


「自慢げな顔をそこで出来るし、、、、お父さんパねえですね。」


二人がぎろっと睨むものだからゼノンが涙目でお父さんと言いはじめた。

別に師匠でいいんだが・・・・

てか、ここで話が終わりかと思いきやセシルさんがそれじゃあと口を開く。


「お父さんがいるなら、、、、お母さんもいるよな?」

「そうだな」


二人がなんか意気投合してる・・・・・いや!私は何も聞いてない!

そう、何も聞こえなかったのだ!

なんかお母さんいるいらない的な話を始めた二人の声を脳が理解する前にゼノンを抱えて逃げ出した。






光の勇者に呼び出された私はミル屋敷へとゼノンと共に向かった。

王都の外れにあるので少々時間が掛かる・・・何でミルをわざわざ端に住まわせてるのか?

今度王宮にミルが住む場所を設けることを進言しよう。

魔道具について相談しに行くたびにこの距離を歩くのは非常にめんどくさい。


「よう、『パパ』」

「やめてくださいその呼び方は・・・・」


屋敷の主は何故かわざわざ出迎えに来ていた。

目が痛くなるほどの明るい色の布を何枚も体に巻き付けたエルフを見て、滅多に感情を乱さないゼノンがひいっと涙目で私の後ろに隠れる。

・・・・・やっぱりまだ子供か。

そんなゼノンの行動に六代目ミルは意外にも好意的な反応を見せた。


「おっほっ!なかなかいい動きをするじゃねえか!流石聖十剣一位が直々にスカウトしただけはある。」

「・・・・・・・」

「落ち着け」


怖くないぞとゼノンを落ち着ける手間が出来てしまった。

変な声を出すからゼノンが怖がってしまったじゃないか・・・・

ゼノンを養子に取ったことがそれなりに周囲に広まってからからかわれることが多くなった。

まあ、、、、常に五歳の少年を連れ回してる私も私だが。


でも家で一人にさせるのはゼノンには酷だと思ったしこういうふうに聖十剣の仕事を見せるのも後のゼノンの経験になるだろうと思った。

しかしセシルさんはそれが気に食わないようでたまにぼそりとお母さんがいれば解決だろうと的確に私の胃を削ってくる。

・・・・胃が痛くなってきた。


「おい、七代目!」

「はい!」

「そこにいるガキに合った武器を考えとけ!」

「あ、、、はい」


七代目!?

聞こえてはならないフレーズが聞こえてしまったので思わずぎょっとしてしまう。

私がギョッとしたのを見て更にゼノンが怖がる。

そしてそれを見て更に六代目が興奮し、ゼノンがもう泣きそうだ。

なんて悪循環だ・・・・


「いつの間に七代目が?」

「いやあ、聖十剣一位が優秀なガキをスカウトしたって聞いてな?どうせなら俺も一からガキを育ててみようって気になったんだよ。」


エルフの少年、、、本当にゼノンと同じくらいの背格好。

目の下には隈があり、随分寝ていなさそうだった。

エルフだから多分10か20くらいだろうが、、、、背格好は子供だった。

ゼノンはここにいるよりはましだとその少年と何処かに行ってしまったが、、、師弟同様狂気じみたモノを感じてしまう。


「いやあ一から育てると楽だな!余計な技術を持ってないから教えやすい!」

「ああ、、、それはわかります」

「いつか七代目と俺が作った魔道具を競わせる日が来そうで楽しみだ」

「それまで生きてたらですけどね・・・」

「おっほっ!ミルは代々適当な奴らだからな」

「六代目は長生きしてくださいね・・・エルフらしく」

「ありがとよ!俺の新作の魔道具を試してくれてる間は長生きしちゃうぜ!」

「・・・・はあ」


王国の歴史は今で大体七四年。

王族がエルフであるせいかその間に君主の代替わりは一度しかない。

それに対してミルは既に五度も代替わりをしている。

特に六代目は宰相殿によれば才能も頭のイカレ具合も歴代一位らしいのでいついなくなるか分かったものじゃない。

実験の失敗で爆発したり、危険な場所に採掘しに行って魔物に殺されたり・・・ミルに選ばれる人間はどうしてか好奇心を抑えられないエルフィリアが選ばれることが多い。


そういう者達が造る魔道具ということで私自身の戦闘スタイルも手伝ってあまり利用するのは気が進まない。

ゼノンはどうするかは分からないが彼が私の代わりにその役目を担ってくれれば後十年は六代目としていてくれそうだ。

頑張れ・・・・・・・・無理強いはしないが


「光の勇者は今客間で待ってるぜ」

「ありがとうございます・・・・ていうか何でわざわざミル屋敷まで」

「王宮では話せないくらい内密な話なんだろさ。ここなら俺が開発した周囲に音を出さない魔道具があっからな!」

「なるほど・・・」

「ここには盗聴するのもおいてあるけどな・・・(ぼそっ)」

「ちょっと!?」

「おっほっ!冗談よぉ、今からゼノンの魔道具作りに忙しいかんな!」

「あ、ありがとうございます・・・」

「良いってことよ!そろそろ面白いのを作りたかった所だったし」


六代目ミルが上機嫌に七代目達が向かった方へと歩いていった。

この出会いが七鞘・七剣のうちの一本『六番剣―零埜武ゼノン』やら現代の聖十剣の象徴『詠唱短縮省略式』を生み出すきっかけになるのだが、それは当時の私にはあずかり知らぬことで当時の私が思ったことはただ一つ。

すぐに迎えに行くからな、ゼノン!・・・・だった。




「ごめんね、こんなとこまで」

「・・・・・・・・・」

「セシルさんまでこんなところに?」


ゼノンの為にさっさと切り上げようと思っていた私だったがどうやらそう簡単な話じゃなさそうだ。

六代目に指定された部屋に入るとそこにはセシルさんとロイさんがいた。

ロイさんはいつも通りの明るい様子で、、、、セシルさんは緊張しているのか硬い表情で。

てか、、、、、


「・・・・・・・まさか所帯の件じゃないでしょうね?」

「・・・(ガタッ!?)」

「ちがうよ~、取り敢えず座りん?」


セシルさんまで驚いた顔をしているのでどうやら違うようだ。

ロイさんが妙に機嫌が良いのを不思議に思いながらも二人に相対するように座る。


「じゃ、何の用件なんです?」

「セシル」

「・・・・・はい」


躊躇うように、そしてそれはいじらしく見えた。

長い睫毛を湿らせ、頬を紅潮させ、少し顔を伏せて彼女は一呼吸置く。

可憐な彼女がそんな外見に合った行動をするものだから、自分も同じ感じになる。

落ち着かなくて、熱くて、ほわっとして・・・・落ち着かない。


「ガル・・・・私の『勇者』になって欲しい」


そんな状態の中でまっすぐ彼女は自分を見てきた。

いつもより綺麗だった・・・とても。

思わず情欲のまま抱きしめたくなるほどに・・・そしてその顔で彼女に必要とされた。


四年前と同じ『必要』という言葉。

だけどあの時は『皆にとっての』必要

今回の必要は『セシルさんただ一人の為の』必要


嬉しくないはずなかった。

彼女の為に費やした四年間と言ってもいいんだから

最初は無自覚で、でも時が経つたびに彼女への羨望が高まり手の届かなさを知った。

そして今、彼女との差が一気に縮まるチャンスが来た。


嬉しくないはずがなかった。


「君の四年間がようやく実を結んだね、、、まだ根回しは進んでないが君の今までの実績を見て誰も否定はしない・・・・・よく今まで頑張った。」

「・・・・・・・・・・・」

「ガル?」


返事が出来ない私の顔をセシルさんが不安げに見つめてくる。

その顔を笑顔にしてあげたいっ・・・・でも今笑顔にしたとしてその先は?

私が勇者で彼女は笑顔でいられるか・・・・?


私は、、、、、『ガルブレイク・エルリングス』だ。

聖女の下で更生した聖十剣ということになってはいるものの、、、、過去は消えない。

家族を親を兄を殺し、生きる為にさらに人を殺してきた、、、、

セシルさんを守るために必要だから聖十剣になるのは納得できたけど・・・・勇者は違う。


聖女の横に常に立ち

国民を守る最前線に立ち

王国民の信仰を受ける立場


そんな存在に私なんかがなっていいわけがない。


私の過去は今でも残っている。

私がゼノンを保護する形になった理由の二つ目は『ガルブレイク』の庇護下にゼノンがあることを地下街に知らしめるため。

ゼノンだけでなくゼノンの家族を守るためにはガルブレイクがゼノンを傘下に置いたとした方が都合がよかったのだ。

あの街では、、、『聖十剣』よりも『勇者』よりも『王家』よりも『ガルブレイク』の悪名の方が影響力が未だに強いから・・・・・


「すいません、、、、私では勇者になれる自信がありません」

「!?」

「・・・・・・・・」


頭を下げた瞬間セシルさんが息を呑む音が聞こえた。

そして彼女が立ち上がり部屋を飛び出していく音が聞こえた。

・・・・・泣いていただろうと長年の付き合いから分かった。


あれは彼女にとっておそらく初めての告白に近いものだったから。

実質的に一生一緒にいて欲しいと告げるものだったから。

だから・・・・・彼女は泣いた。


「不器用め・・・・・くくっ!」

「不器用ですね、、、確かに・・・もっとセシルさんを泣かせない言い方があったかもしれない」


ロイさんの言い方ももっともだ。

もっと彼女を泣かせない言い方があるかもしれないが自分を責める自分がそんな逃げは許さなかった。

彼女の言葉に真摯に向き合った自分がそんな逃げを許さなかった。

彼女を傷つけた自分以上に自分を傷付ける事を要求していた。

そしてそんな自分たちはもっと自分に傷つけと責め続けていた。


「聖女と勇者について君が知らない事情を一つ話す・・・・そしたら君は彼女を追う」

「・・・・・はい?」

「絶対に・・・」

「言っておきますけど・・・・・セシルさんが私を勇者にすることでむしろ不幸になる可能性がある以上・・・・いや不幸になるんだから・・・・追いませんよ?」

「いや、、、、追う」


ロイさんはまるでこうなることが分かっていたみたいに未だに上機嫌だ。

彼は光の結晶を一つ手から生み出してコトンと机に置いた。

どこか懐かしげに彼は脈絡もなく話し出す。


「僕の最初の女性は今では『王国祖』と呼ばれている・・・・セリの姉だ。」

「・・・・・・その人が最初の聖女なんですよね?」

「王国を建国した時に彼女に聖女としての力が宿った・・・・・一種の呪いともいえる力が」

「・・・・・・・・呪い?」


ロイさんは鼻で笑いながらヤケクソ気味に告げてくる。

大事な真実を。

恐らく王宮の中でもほとんどの者が知らないであろう真実を


「聖女一人の命を元に勇者の素体となる者の強さを『一段階』押し上げる・・・・王国を守るために一人の命を犠牲にさせ、、、、一人の命を犠牲にすれば王国を守れるという選択肢を与えるなんて・・・呪い以外の何物でもないよ」


・・・・・・・・聖女の命?

・・・・・・・・・・それを犠牲にして勇者の強さを一段階上に押し上げる?

・・・・・・・・・・・・『王国祖』の命を元にロイさんは『光の勇者』と呼ばれるだけの力を得たってことか?


「それって、、、、、、セシルさんの命を元に勇者を生み出すってことですか?」

「セシルは言ってたよ、、、自分の命を犠牲にしなくちゃいけないならガルに託したいって・・・・そんな気持ち聞かされたら、、、、応援せざるを得ないじゃないか」

「・・・・・・・・そんな・・・・・・」


王国を守るために戦ってたんじゃない

王国民を守るために戦っていたんじゃない

セシルさんを守るために戦っていたのに・・・・・なんでこんな残酷な未来しかない。


未熟な自分でも分かる。

帝国から、、、雷の勇者から王国を守るためには勇者の力が必要だ。

そして、、、、セシルさんは王国の為に命を捨てられる人だ。

・・・・・・・・・・・・・なんて残酷な呪いなんだ。

聖女の運命は・・・・・・・・・・なんて残酷なんだ。


「勿論、、、、僕がいる間は、、、、セシルの命を犠牲にする必要はない。だが、、、、僕が死んだ時のことをそろそろ考えておく必要があるんだ。」

「ロイ・・・・さん・・・?」


光の結晶が彼の意図に添ってあっけなくカシャンと割れる。

信じられないことを告げられ、考えたことも考えたくもないことを告げられた。

・・・・・・・・どうにかなってしまいそうだ。


「僕は・・・・・・・君たちにこんな未来しか・・・・こんな選択肢しか残せなかった。けれども君達なら別の選択肢が作れる。エルフと人間の垣根を取っ払った君達なら・・・・ね?」

「・・・・・・・・・・・」

「新しい選択肢を作って欲しいんだ・・・・・君たちに。聖女の呪われた宿命を壊す選択肢を・・・・セシルを失わない選択肢を・・・・・その為には聖女の横に立つ勇者が必要だ。聖女の犠牲を求めないくらい強い勇者が・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・なぜ今まで黙っていたんですか?」

「ヒナのことがね・・・・・・少しフェアじゃないから・・・・・父親としての我儘だ」


・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・


叫びたい

転がりまくって

暴れ出したい

そして掴みかかりたい


ロイさんに対して色んな感情が浮かんでは消え、沸騰しては静まり

そして、、、、、もう子供のままではいられないからそれを全て抑え込んだ。

全部感謝にして押し固めた。


「ありがとうございます、、、、、最後の最後で間違えずに済みました」

「・・・・・・・やっぱり僕より君の方が勇者にふさわしいね」


ロイさんはそう言って、、、、涙を一筋流した。








「・・・・・・・・・・がる?」

「ここに、、、、いて、、、、、よかった、、、、、」


走って走って走って

セシルさんの私室でようやく彼女に会えた。

面会謝絶だと邪魔をしてくるお付き人を一睨みで震えあがらせ、怒鳴りつけて遠ざけた。

そして固く閉ざされた扉を鎖を纏った拳でぶち破った。


「・・・・・・・なにしにきたっ!」

「あなたを・・・・・・犯しに」


光が入るとベッドの上で布団をかぶって声も出さずに泣いていたのだろう。

目を真っ赤に腫れ上がらせた彼女が体を持ち上げた。

当然自分のしてしまったことに対しても今してることに対しても怒っている彼女は私に対して怒りの声を上げる。

返事ついでに彼女に勢いのまま用件を告げた。


「・・・・・・・ん?」

「あなたを・・・・犯しに来ました。」

「・・・・・・・・・・・・ん?」


聞き取れないという顔をするので服を少しずつ緩めながらベッドに腰掛けた。


「あなたに許しは請いません。事情を知ったから今更勇者にしてくれだなんてあなたにあまりにも不誠実すぎる。」

「・・・・・!?」


まるで守られるために作られたのか、、、、すぐに折れてしまえそうな細さの手首を掴む。

そして濡れて腫れ上がった瞼を出来る限り優しくなぞった。

滑らかで熱を持っていて痛々しかった。

泣かせた罪は私の中でとても重い。


「が、、、、る?」


今までこんなことしてこなかったから怖がるセシルさんを強引に押し倒す。

彼女の体が強張りそして息を呑む音が聞こえた。

どんな顔をしてるのか見れなくて、、、、視線は何故か双丘に固定されてしまった。


「・・・・だから謝りません。私が勇者になって・・・・あなたにも悪評が及んだとしても・・・・あなたを守るのに必要なら・・・・勇者になる。私は貴女を守るために貴方から全てを奪う!」


何を言ってるか分からない・・・・自分でも

頭は気持ちが上り過ぎて目の前は常にちかちかするし

目に血が行き過ぎてるのか視界がたまに紅くなる。

心臓は拍動が抑えられないし、肌の熱が上がり切ってしまっている。

彼女を奪うと言いながらも彼女に触れている部分がすごく落ち着かない、、、彼女に触れること自体が悪いことのように感じて、、、奪うには触れなければいけないのに出来る限り触れないようにとしている自分がいる。


「・・・・・・答えはきかぶっ!?」


なんてざまだと自分自身が嫌になりそうになっていたらいきなり抱きしめられた。

今まで経験したことのない柔らかさが顔を覆い、思わず離れようとするのをひんやりとした細い指が抑えつけた。

後頭部を昔から知っている彼女の指がゆっくりと撫でてくる。

ヒナねえやロイさんとは違う、、、、彼女の指だけが自分にだけに与えてくれるその感触。

前からの強い魔力ともいうべき圧力にも慣れてきて、、、、いつの間にか彼女の手の動きに落ち着けられていた。


「ばか」

「すみません・・・・・」

「そっちじゃない」

「え?」

「私自身も望んだことだし・・・・・・・お前が欲しいなら奪うがいい。」

「え゛ぇ!?」


まさかそんな答えが帰ってくるとは思えず頭を上げようとしたらぐっと抑えつけられた。

流石に恥ずかしいのか彼女はいつもとは違う震えた上がり調の声で怒るように言う。


「悪いが、、、、顔を見られたくないんだ。真っ赤に腫れてるのに、、、にまにま笑ってる顔なんて不細工だからガルに見られたくない。」

「・・・・・・・・・私も今の顔をセシルさんに見られたくないです。」

「さんは止めてくれ、、、、昔から言ってるじゃないか」

「・・・・・セシルねえ?」

「それもいいが、、、、言わせないでくれ。私を犯して奪うんだろ?」

「セシル」

「・・・・・・・うん、いい響きだ。」


無理矢理こじ開けた扉が突然吹いた強風によって閉じられた。

これで、、、お互いの顔を見ずに済む。

顔も分からないほどの暗さの中、彼女がいるということを感触、気配、熱、吐息で感じる。

確かにセシルを感じる。


「セシル」

「・・・・やっぱり少し恥ずかしいな」

「セシル」

「・・・・・・・・はい」


彼女の声は少し上ずっていた。

耳に浸みこむその声が

肌に浸みこむ彼女の温度と柔らかさが

嗅覚に浸みこむ彼女の香りが

僅かに感じる彼女のシルエットが

ずっと焦がれていたものだったから・・・・・・心が・・・・・・嬉しさで張り裂けそうだった。


「ま、待ってくれガル!す、、、する前に、、、、一度だけ、、、、一度だけしっかりとお前の想いを聞かせてくれないか?」

「セシル、、、、なんか少し焦ってませんか?」

「乙女の憧れなんだ・・・・こういうことは」

「そうですか」

「そうなんだっ!」


大きな声で叫ぶと嘘くさくて

小さな声では彼女が納得しないから

いつも通りの声で言うと何かが台無しになる気がしたから

彼女の耳に顔をうずめるようにして囁くように言葉を謳った。

甘い香りを感じながらつい一呼吸置くと、彼女がくすぐったげに身をよじる。

そんな彼女を愛しいと思いそれをそのまま言葉にした。


「・・・・・・セシル、愛してます」

「・・・・・・・・・・うん」


そして次の日、ガルブレイク・エルリングスは二代目勇者となった。

次話でちょうど百話ですけど・・・・何かした方がいいですかね?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ