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第4章『遊盤』part3

やっぱりpart4要りました 汗

―中央液晶に中世風の大都市が映し出される―


舞台は剣と魔法の異世界。

治安は少し悪いが人々が盛んに交流し熱気溢れる国が一つ。

これはその国の都チョンイルから始まる物語。

あなたたちはチョンイルで様々な相談事をそれぞれ持つ特殊な技能で解決する大手ギルドの一員である。


―場面変わってギルドの中。円卓に座る八人の男女の絵が表示。-


あなたたちはいつもは顔を合わせることはありませんが今日は何故か直属の上司に呼び出され、同じテーブルにつけられました。

盗賊、勇者、魔法使い、騎士、踊り子、神官、暗殺者、メイド様。

専門も仕事も違うはずのそれぞれのエキスパート。

相性が悪い人間同士もいるようで、盗賊なんて妙にムズムズしています。


「へっへっへ、、、何で俺達は集められたんげすかね?悪いことしてねえのに体がむずむずしていけねぇ。」

「よくいう、、、この前私の同僚がお前に職質かけていたのを見たぞ?」


うん、二人ともいい感じだね。

魔王を倒すための訓練の一環としてこのギルドに研修に来ている勇者はお付きのメイド様と魔法使いとガールズトークしている。


「「「・・・・・・え?」」」


・・・お付きのメイドと魔法使いとガールズトークしている。

魔法使いが勇者に笑顔で話しかける。


「ガールズトークってTRPGでどうやってやればいいとおもう、楓?」

「どうすればいいのかな?」

「勇者様のお好きなように話せばよいかと。メイドは主の後ろに立ち尽くすだけです」

「「あ、ずるい!」」


・・・まあ、それでいいや。

但し三人とも後二回ボロだしたらアウトだからね?


「「「え」」」


それぞれ顔見知りで話しこんでいるが、そんな中浮いている三人がいた。

一人は普段はギルドの酒場で踊っていることの方が多く、ギルド仕事はあまりしない踊り子。

神験を積むために無償で仕事を受けるため、あまり他のギルド員と馴染んでない神官。

そして後ろ暗い仕事なのであまり表の人間とは関わらない暗殺者。

カモにしてやろうとゲスな盗賊が三人に話しかけます。


「え、俺?」


手をもみすりしながら話しかけます。


「しゃあないなあ、、、そこの三人さん。よろしければこの地味で根暗でさえない盗賊に酒でも奢ってくれやしませんかねえ?」


それぞれ返事をします。


「すいません。光教は質素が美徳として金銭は持ち歩かないのです」

「奢ってもいいですが、私ヤンデレですよ?」

「・・・・・」


朝顔ちゃん、、、あれはいつのことだったかな?

確か、、、三か月ほど前かな?

・・・・・踊り子はどうやらぼうっとしていたようです。


「およびじゃないわよ!私にあんたなんかじゃ釣り合わない!」

「皆冷たいでゲスねえ・・・てか、性格は確か『明るく誰にでも笑顔』じゃなかったっけ?何で初っ端からヤケクソ気味なセリフなんだよ」


盗賊は一回ボロ、朝顔ちゃんは後がナイヨ。


「げすげすげす!」

「あっはっはっは!さっきのは新しいダンスの台詞の練習よ!」


踊り子はイメージトレーニングが終わったのか、満面の笑みを浮かべると椅子に座ったまま独自のリズムを取り始めた。

皆つれないなと悟った盗賊はため息をつくのだった。

まあいいよ、さっきのチェックは無効にしてあげよう。


「「ほっ・・・」」


・・・・・・・・・・・


「げすげすげす!」

「ふふんふん!」


・・・それぞれバラバラな八人。

名前もお互い知らない状態。

ぎこちない雰囲気が漂う場所にあなたたちを呼びつけた上司がやって来ました。


「やあ、皆揃ってるか?」

「「「「「「「「・・・・・・・・・」」」」」」」」

「おい、どうした?返事は?」

「古畑さん、、、地の文とNPCが同じ声だと反応しにくいです」


分かった、声優さんを待機させているしその人たちにも手伝ってもらおう。

後、盗賊は一回ボロ出したから後二回でアウト。


「んな、ご無体な・・・でげす」


あ、、、あ、、、、「あ、、、、あ、、、、」

よし、ボイスチェインジャーを使うから今はこれで。


「君たち八人は今日からチームを組んで、『七日間』仕事をして貰う」

「「「「「「「「はい」」」」」」」」


・・・出来れば何でって質問してほしかったな

はい、男嫌いの魔法使いちゃんが声を出す。


「・・・・え、私?・・・・ちょっと待ちなさいよ!チームを組むなんて、、、男とチームを組むなんて嫌よ!」

「これは警察からの依頼であ~るっ!断ることはできな~いっ!第一っ、一介のギルド員に断る権利はな~いっ!」

「わ、わかったわよ」


男嫌いの魔法使いは断れないことを悟ったのか、上司の剣幕に押されたのか若干後ろに後退しながら席に着いた。

と、ここで育ちのいい環境で育ったのか、ピンと綺麗にまっすぐ腕を上げた勇者が口を開いた。


「すいません、ちょっとトイレ」


・・・いってきなさい。

皆、大丈夫?

他に行きたい人今のうち行っといてよ?


「地の文がなんか崩れ始めてるでげす・・・」

「てか、TRPGっていうよりキャラ崩した人は罰ゲーム的な流れになって・・・ますアーメン。」


コラそこ、変な語尾使うんじゃない。

語尾付ければキャラ付けになると思ったら大間違いだぞ。


「ねえ、古畑さん」


一応シナリオ中なんだから、GMか神と呼んでくれ魔法使い。


「・・・神様、楓って結構時間かかる娘だから先に進めましょう?」


え、そうなの?

そうなのか、盗賊?


「知らねえよ!?・・・・でげす」


ボロ2♪


「ちくしょう!」


・・・じゃあ、勇者は寝不足がたたってかうつらうつらと船をこき始める。

上司は注意しようとしたが魔法使いがコイツはいつもこうだからと制するので話をすすめた。


「なんか私が悪い感じになってる!?」

「では、今回警察から受けた依頼の説明に入らせてもらおう」

「無視ですね!メイド的にビックリです。」

「入らせてもらう!」


まとまりがないことに上司は人選ミスを感じつつ、円卓の上に地図を広げた。


―再び円卓中央に街の絵が表示される―


「皆には最近大きな問題になっている子供の連続誘拐事件の調査・解決を頼みたい」

「それがクリア条件ですか、アーメン」

「新聞君、それを聞くのはどうかよ思いますヤミヤミ」

「・・・ま、それぐらいなら言っていいか。それの解決がクリア条件だよ。」

「ただいま、、、って何で皆勝手に始めちゃってるの!?」


勇者が起きた。

魔法使いが何で起こしてくれなかったのと怒る勇者を宥めてる間も話は進む。


「まだ誘拐事件解決してくれって話しかされてないから」

「だからって待ってくれてもいいじゃん!」


皆それぞれiPadや中央画面で見てると思うけど、街の中をそれぞれ移動して調査をして手がかりを集めて欲しい。


「だっていつも遅いじゃん」

「皆待たせてるときはそんなに遅くならないようにしてるもん!」


一日に移動できる場所は二か所。

但し騎士は騎乗できるから一日三か所回れるよ。

後、女の子が長いとか短いとか言うんじゃない!

ほら、盗賊がいやらしい目で見てるよ!


「・・・げっへっへ」

「「・・・サイテー」」

「・・・っ!・・・っ!(どうしろってんだよと言いたいけどいえばアウトだから堪える)」


皆質問ある?


「じゃあ、一ついいですか?、、、アーメン」


神官が手を上げて質問する・・・神に?上司に?


「調査システム的な話ですアーメン」

「じゃあ、俺か」

「八人一斉に同じ場所を見ていくってことですか?手分けするのはありですか?」

「いや、手分けしないとシナリオ進まないから手分け推奨だ。但し、誘拐犯と遭遇し戦闘になる可能性があるから最低でも二人組で行動してほしい。」

「ありがとうございます、神よ」

「結果的には私に感謝してるのよね・・・なんか複雑」

「古畑さんボイスチェンジャーつけたままですヤミヤミ」


おっと失礼。

まあ、皆の脳内でおっさんがおねえ言葉喋ってたかもだけど忘れてくれ。

あ、そういえば・・・調査を手分けしてる感を出すために場所ごとに別室でプレイしてもらうよ。


「経験値とかの計算や調査の結果は一日の終わりとしてここで発表するから。」

「一日の終わりごとに調査報告してる感欲しいからってことですか?ゆうしゃっ!」

「リアルの追求だよ、追求・・・楓ちゃん無理して変な語尾付けなくていいよ」

「・・・うう、恥ずかしい。でもがんばります!ゆうしゃっ!」

「私はマジでいいのかな?マジ」

「わ、私は

「騎士のお前は素のままで大丈夫だゲス」

「ううっ、何か除け者にされた感が」

「・・・・・・ふんふふん、で。ふんふふん」

「じゃ、取り敢えず手分けするグループをそれぞれ決めるでゲス~」


どうしよう、、、自分のせいで皆がカオスに。


―それぞれグループに分かれ別室へ。古畑さんか代理のゲームマスターとシナリオをよりリアルに感じさせるための絵を映し出す液晶がそれぞれ設置―


【盗賊桜・メイド椿】

頭にスカーフ、おいおいもう季節は秋から冬なんだぞ考えろと文句を言いたくなる上半身裸裸の上にベスト。

腰にはなんかの毛皮とチュニックズボン。しかも更には模造の短剣まで腰に装備

白と黒のモダンメイド服で銃火器持ってる椿以上に痛々しい格好に着替えさせられた俺はため息をつくしかなかった。

おいおいもう季節は秋から冬なんだぞ、考えろ。


俺は取り敢えずメイド様の椿と一緒にギルドの酒場に行くことにした。

耳をすませば古畑神の声が聞こえて来る。


「君たちの前には三人の情報を持ってそうな人間がいる。」


盗賊の勘で判断した後ろ暗そうな細身の男

誘拐された子供の母親らしき女

明らかに裏の世界の住人


「盗賊のスキルを使うか、メイドのスキルを使うかは君たちに任せるけど使えるスキルは配布してあるiPadからみれるから。後、話せるのは一人だけね。」


俺は手に持つiPadで自分のスキルを見る。

交渉と、、、詐欺、、、後は話しかけずに尾行するのもありか?


「兄様、メイドは調査に向いているスキルはないです」

「そっか、、、じゃあ俺が話しかけた方がよさそうな。」


どんな会話になるのかも試してみたいし、話しかけてみるか。

俺は取り敢えずと誘拐された子供の母親らしき女に話しかけてみることにする。


「げへへ、、、お母さん」

「なっ、盗賊!?まさか私の可愛い息子を攫ったのは貴方!?身代金の要求をしに来たんじゃないでしょうね!ブッ○してやる!」

「古畑さん、詐欺を使ってこの妙な警戒心解ける?」

「無理」


・・・・・・これ、クソゲーじゃね?

どうやら同業者が絡んでることだけは分かったが昼の中で探れるのはこれだけだった。


「じゃ、移動しますでゲス」

「そうしましょうメイド」

「あ、ちょっと待っててくれる?」

「「?」」

「もしかしたら移動先が被るかもしれないし、それなら同じ部屋にした方がシナリオに矛盾発生しないし」

「「・・・本格的すぎる」」


【神官あらふみ・暗殺者小陽】

重く飾り付けが多い派手な神官服を着せられ、眼鏡はぶんどられ無理矢理コンタクトをねじ込まれた。

更にはキャラデザの関係から仕方ないのでとか言われて一次的に金髪にするスプレーを吹きかけられた。

・・・これじゃあ家に帰れないじゃないか!

それに比べて小陽ちゃんは羨ましい。

黒いシャツに黒いズボンついでに黒いマフラーで口元を隠すだけ。

男より女の方が着替えが早いのが普通なのに今回に限っては逆だったほどだ。


「あらふみ行きましょう・・・変な気分ヤミヤミ」

「そうだね・・・」


スプレーのせいかごわごわする頭を弄りながら僕たちは教会で情報収集することにした。

ちなみに小陽ちゃんが一緒にいるのは彼女は神官か騎士がついてないと行動できないという制限があるためだ。

教会につくと神の声が降ってくる。

どうやらシスターと一人の男がもめてるみたいだ。


「どうします新聞君?ヤミヤミ」

「・・・小陽ちゃんに任せていいかな?」


直感的に僕が彼女の前で女性NPCと話したら死んでしまう気がしたので、小陽ちゃんにお願いする。


「ちっ」

「・・・今、神の声が舌打ちした気がする」


どうやら正解だったようだ。

小陽ちゃんが話しかけに行く。


「何で揉めてるんですか?」

「あ、神官様と、、、?」


―シスターは黒づくめの少女が誰かと首を傾げます。美人で有名なシスターの目はどこか光彩を失っているように・・・―


「男の人は一体なにがあったんですかぁ!」

「ちっ」

「ふう、、、ふう、、、何故ここまで死亡フラグが多いんだ・・・」


―ヘタレの神官がシスターのフラグを容赦なくそれも無慈悲に叩き折ったその瞬間、シスターと口論していた男性は神官に縋り付いた。―


「私の息子をお助け下さい、神官様ぁ!」

「悪意に満ちてた地の文だね、、、まあいいか。」


どうしたのかと尋ねると、男の人はぽつぽつと説明を始めた。


「仕事から帰ると家の中が荒らされてて、うちの息子が攫われちまっただよ!警察は最近邪教徒が反乱を企ててるとそっちにかかりきりでまともに捜査してぐれねし、ギルドに頼む金もねえ!たすけてぐれだよ!」


なるほど、、、これが連続誘拐事件の手がかりか

小陽ちゃんもそれっぽいですと頷いてくる。


「攫われた・・・犯人に心当たりは?」

「んなもんねえだよ!うちはゴミを集めてそれを売って生計を立てる貧民層だぁ!身代金払えいわれでも払う金もないだに、どうすればいいだかあ!」

「近所で犯人の目撃は?」

「と、とうぞぐの集団がうちの家がら大きな袋をかついで、ででぐるみだっで・・・」


男は泣き崩れてしまった。

シスターが落ち着くまで中で休んで下さいと連れていった。


「・・・取り敢えず盗賊が集まりそうな場所が怪しいみたい」

「なら警察署に行って聞いてみるしかないんじゃ?」

「そうだね。」


騎士がいない僕たちは一日に二回しか移動できない。

警察署に移動すれば今日の調査は終了となる。

少し迷ったが他に移動する場所も見当たらないので行くことにした。


「・・・どうやら駄目みたいですね」

「そうだね」


警察署に立ち尽くす二人。

目の前には大勢の人間が詰めかけている。

邪教徒とが各地で暴れているのと誘拐事件が同時期に起こったせいか警察署は混乱している。

警察署に入る人間ですら制限をかけているほどだ。

とてもじゃないが神官がのこのこ出向いてもまともに話を聞けそうにない。


「今日の調査はここまでだね。」

「そうですね」


【騎士葵・踊り子朝顔】

「えと、、、まずは馬を手に入れなきゃいけないんだって」

「じゃあ、踊ってお金を稼いで来ましょう」

「ごめんね・・・」


踊りで稼いでもらって稼いだお金で馬を借りに行く。

それで一日が終了した。

朝顔さんは伊月には従順である。


【魔法使い優子・勇者楓】

戦闘の中心になることが分かってる私たち二人に与えられた任務は経験値を稼ぐことだった。

楓と二人闘技場に入る。

どうやら挑戦した相手の強さに応じて賞品をもらえるそうだ。


「どうする楓?」

「一回目は一番弱い人で・・・二回目は次に強い人かな?ゆうしゃっ!」

「多分調査パートでまで真面目にそれ言ってるの楓ぐらいだよ?」

「えっ・・・」


そんな雑談を交わしながら二人の前に剣士たちが現れる。


「えと、、、『勇者の雷』」

「じゃ、、、魔法『火炎弾』」


戦闘を行ったがあっさりワンターンキル出来た。

次の相手も同じようにワンターンキル出来てしまった。

勇者はやっぱりバランスブレーカーだ。


【一日目終了ミーティング】

「ゲスゲスゲス、、、昼は酒場夜はカジノに行ってきたでげす」

「何遊び回ってんのよ・・・それで?マジ」

「詐欺で金稼いでたらカジノの運営にバレて用心棒たちと戦闘になったですメイド」

「正直メイドいなかったらやられてたでゲス・・・」

「何で戦闘になるのよ!?調査全くしてないしマジ」


どうやら経験点が入ったのは魔法使い、勇者

そして盗賊とメイドだけみたいだね。

レベルアップしたみたいだし、それぞれ出来ること増えてるよ。

後、闘技場やイベントで実際に戦闘させてみて気付いたから修正入れるけど、勝てるかどうかを今後は確率を表示させておくからこれからの戦闘に役立ててね。


「私たちのペアは馬を借りてきたから今後は調査を多めにできる」

「あ、それなら一回分警察署の方行って欲しいな。犯人が盗賊職だってのは分かったんだけどどこら辺に多く集まるかの情報が欲しいしアーメン」


うん、騎士なら警察署の中に入れるから警察からも情報をもらえるよ。


「そういう話ならレベルアップした勇者・魔法使いは酒場に一緒に来てほしいでゲス」

「何で?ゆうしゃっ!」

「先に交渉試すつもりでゲスが、戦闘になるかもしれないでゲス」

「しょうがないわね。マジ」


おっけ、大体ミーティングは終了したみたいだし二日目調査開始だ。

ちなみに経験点は戦闘でしか稼げないし、調査組と経験値稼ぎ組で上手く分かれた方がいいよ。


― 一日がくれ、二日目に ―


【神官あらふみ 踊り子朝顔】

今日は調査は皆に任せて僕たち二人が経験点を稼ぐことになった。

ちなみに三日目は伊月さんと小陽ちゃんだ。

僕たちの目の前に剣士、魔法使い、弓遣いの三人が現れる。

前衛が朝顔ちゃん、僕が後衛らしい・・・そういえば


「攻撃でも、回復でも使用回数制限があるそうだけど・・・具体的に何回?」

「表示してませんでしたね、申し訳ない。」


iPadに神の奇跡3/3と表示が出てる。

レベルアップすれば増えるし一日で回数は回復するらしいけど・・・威力によるなあ


「じゃ、始めましょうか。新聞さん」

「そうだね、朝顔ちゃん」


如峰月君と絡んでるときは凶暴という印象ばかりが先だってて、正直一緒に行動するのに不安を感じてたけど実際話してみれば普通の女の子だった。

礼儀正しいし、僕に気を使ってくれる。

寧ろ戸惑ってるくらいだ。


踊り子の彼女が剣士に蹴りを叩きこむ間、僕は早速神の奇跡とやらを使ってみる。

絵の中の自分が光を放出する。

どうやら目をくらませる奇跡が発動したらしく、魔法使いと弓遣いが目をくらませたらしい。

その間に小陽ちゃんが沈めてしまった。


「どうやら勝率70%なら普通に勝てるみたいですね。」

「うん、、、じゃあ皆の指標にもなるだろうし次は50%行ってみようか」

「はい」


どうやら一日目より胃腸に負担はかからないみたいだ。


【騎士葵 暗殺者小陽】

騎士の操る馬は後ろにもう一人乗っけられるらしく、二人パーティーなら移動を三回できるそうだ。

小陽ちゃんを乗せた私は警察署に辿り着く。

騎士であることを示せばあっさりと通してくれた。


「困りますよ、騎士様といえど・・・」


まあ、話を聞かせてくれるかどうかは別みたいだ。

別室に通された私たち二人の前ではめんどくさそうに煙草を吸う警察官が応対する。


「盗賊が集まる場所を教えて下されば後はこちらでする」

「そういう問題じゃないんですよ。捜査情報を教えたとなっては私の首がこうなる」


目の前で警察官が首を斬る動作をする。


「第一全部お任せするつもりでギルドに依頼してるのに、面倒事を持ってこないでくださいよ」

「何の罪もない子供が誘拐されてるのに、面倒事だと?」

「元々その子供たちだって殆ど被害は街に住む権利すらない親から生まれた貧民層のガキばかり。戸籍すらないんだからいるかどうかも怪しいし、誘拐ではなくただのたれ死んでるるだけかもしれない。そんなのに関わる暇はないんですよ。ただでさえ邪教徒事件で忙しいのに」

「暗殺者のスキル物理的な交渉を使用します」

「ひいいいいいっ!騎士様これは何の御冗談ですか!?やめてくれぇ!私には妻と七人の子供がいるんだぁ!」


声優さん凄い

私はそんなことを思いながら勝手にスキルを使った小陽ちゃんを咎める。

しかし小陽ちゃんはふいっと顔を逸らす。

私が言うのもどうかと思うが可愛い仕草だ・・・やっていることさえ『こと』でなければ


「小陽ちゃん・・・」

「少しいらっとしたので・・・」

「分かった、何でも話す!何でも話すから!」

「盗賊が集まりそうな場所は?」

「酒場に一人誘拐の実行犯と思われる人物がいる!後、最近裏ギルドで盗賊たちを大量に動員したって話を聞いてる!集められた盗賊共はどいつもこいつも指名手配級の極悪人だと!」

「裏ギルドの場所は?」

「し、知らない!知ってたらもう俺はこの世にいない!」

「・・・本当かどうか判断するスキルがないのがいたいな」

「暗殺者スキルの効力を信頼するしかなさそうですね」

「取り敢えず、酒場に行ってみるか?」

「それより裏ギルド探した方がいいと思います」


二か所回ってみたけれども、騎士のクラスは後ろ暗い人は近づくだけで逃げていく。

そのせいか全く情報を集められなかった。


【勇者楓 魔法使い優子 メイド椿 盗賊桜】

どうやら神官あらふみ君が集めてくれた情報は昨日いた酒場の女の人でも同じものを得られたみたい。

今日酒場にいたのは二人。


盗賊の勘で判断した後ろ暗そうな細身の男

明らかに裏の世界の住人


「取り敢えず同業者っぽい奴に『交渉』して情報引き出してみるでゲス」

「交渉って、、、大丈夫なの?」

「金は稼いだし駄目だったら頼むでゲス」


如峰月君が酒場で一人飲んでいる男に近づいていく。

盗賊の勘で判断した後ろ暗そうな細身の男とニ、三語話した彼は遠くで見ていた私たちを手招きした。

私たちが近づくと如峰月君が話しかけていた男はあからさまに嫌そうな顔をしたが如峰月君がとりなすとまあいいと妥協してくれた。


「どうやら誘拐事件の依頼を受けたことがあるみたいでゲス」

「おい、、、声が大きい」


男の人はしっと指を口に当て辺りを見回す。


「悪いが場所を変えよう・・・依頼者はかなりきな臭い連中だったし正直どこで聞いてるか分からない」

「そんなにキナ臭かったでげすか?」

「ああ、もしかしたら裏ギルドの・・・!?」


今まで普通に話していた男が突然倒れ伏す。

神の声によると、毒殺されたらしい。

いつの間にか盛られていたようだ、、、だとしたら犯人はこの酒場?

辺りを見回すと裏世界の住人かと思われる人がこそこそと外に出ようとしていた。


「待て!」


即答で追うを選択する。

その瞬間何かにひっかかって転んでしまった。


「・・・いっだあ」

「これがドジっ子属性という奴でげすか・・・」

「てか、制作者の悪意が透けて見えるわね」

「どうやら追ってるのがばれたのか、姿は見当たりませんし・・・」


捜査は振り出しに戻ってしまった。

TRPGしますって第四部予告で書いた当時の自分をぶん殴ってやりたい・・・そんぐらい予想以上に難航中(笑)

何とか今週中に第5章まで終わらせたいっ!

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