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異世界でもう一人の俺が暴れすぎてキチガ○と呼ばれている件について  作者: 浅き夢見む氏
第三部:周り全て変わるとして、変わらないものがあるとしたら<曇の奇術師編>
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EPILOGUE-THREE.HALF 出来ないことを出来るようにする存在

エピローグ!

「・・・はははは」


屋根から水滴が落ちる

その様子がまるでハイスピードカメラを見てるかのようにゆっくりと落ちてきているのが見える。

帰り支度をしている誰かの談笑が

耳の奥で鼓膜を攻撃し激痛に変わる

背中がふれてる地面が妙に気になる

ざわざわざわざわぴりぴりぴりぴり


ヤバい・・・感覚鋭敏化が止まらない


本来なら一か月は置いておきたかった所に

不意打ちの異世界ダイブに今まで以上の戦闘への参加

何より魔喰龍の剣技をいくつもくらった時の精神的な疲労

そして無理矢理気味の再生


いつか来るとは分かってたものの目を逸らしてきた結果が今まさに来ていた

呼吸するだけで喉が刺激物を含んだかのようにヒリヒリする。

目を閉じても差し込んで来る光が針のように目を突き刺す。

もう、、、笑うしかない


「ははははははははははは!今日で死ぬかもな!」

「どうでしょう?M・Mはしぶといですから」

「・・・・は?」


鼻孔に広がる花の香り

柔らかい感触がすっと全身に広がる

五感が徐々に徐々に和らいでいく・・・・どうして?

目を開くと三度目の再会だった


「ツバキ?」

「できればここでは椿と呼んでほしいです」

「・・・・・・・・・・・・何でここにいる?」


彼女がゆっくりと俺を抱きしめてくれてたお蔭で徐々に感覚鋭敏化が和らいでいく。

何でだ?

まるでしつらえたかのように感覚鋭敏化が和らいでいく


「異世界であなたがマスターを助けているように・・・現実では私があなたを手助けします」

「・・・・そんなことありかよ」

「まあできちゃいましたから」

「ははは・・・・」


さっきとは別の意味で乾いた笑いが止まらない。

サクラが俺をこっちでは手助け『出来ない』から椿が次元を越えて俺を手助けする?

むちゃくちゃすぎるわ


「M・M・・・戦場で感覚鋭敏化に陥ってしまった兵士たちはどうするか知ってますか?」

「・・・そういや知らないわ。俺みたいな人たちはどうやって耐えてるんだ?」

「女を抱くんです。そうすれば感覚鋭敏化の原因のストレスは大幅に和らぎますから」

「・・・WHATS!?」

「女性の温もりは男性にとっては何よりの精神安定剤になるんです。だから私も女性なんです。」

「まあ?抱きしめられただけでここまで落ち着いたしな・・・抱く気はないが」


もう感覚鋭敏化の兆候はない

寧ろ久しぶりに『普通』でいられる

穏やかで・・・寧ろ心地いい


「たまにこうやって抱き合うだけで童○のM・Mには十分でしょう」

「おい」

「でも凄く気持ちいです、M・Mに抱きしめてもらうのは」

「・・・」


椿が出てきたこととか不意打ち気味の眠った瞬間の異世界ダイブ

恐らくこれからは眠れば異世界眠れば現実を繰り返すことになるだろう

・・・でも彼女がたまに抱きしめてくれれば俺は


「桜?」

「如峰月?」

「如峰月君?」


・・・俺はこんな修羅場でも生きて帰れるかもしれない


「あら・・・どうしましょうM・M≪マスター・マスター≫?」

「「「M・M!?」」」


ぎぎぎとおそるおそる後ろを振り向くと何してんだコイツはと三人娘がポカンとした目でこっちを見ていた。


「さささ桜?あんた、なにコスプレした女の子と抱き合ってるの?」

「優子・・・」

「如峰月・・・お前学校で・・・」

「伊月・・・・・」

「てか優のことなんで名前呼びなの?」

「あああ朝日奈さんまで・・・」


屋上で眠ってでもいるのだろうと呼びに来てくれたのか三人に見られたくないものを見られた!?

あんまりな急な事態に対応できなくなっていると椿が早速フォローに入った


「抱き合いながらで失礼します。私如峰月椿と申します」

「「「「え?」」」」


何言ってんの?

いつの間に如峰月家に所属しちゃったんですか?

椿は俺から離れると三人にすっと礼をとった。


「実は兄は精神的なストレスを抱えており定期的に女性を抱きしめないと死んでしまう病なんです」

「・・・・・・・・・・はあ!?」


俺すら分からない設定を次々と打ち出す椿

兄妹!?

定期的に女性を抱きしめないと死んでしまう!?

どこぞのエロゲ設定だよ!?


「あのう、、、幼馴染の私ですら朝顔ちゃん以外に妹がいるの初耳なんですけど・・・」


朝日奈さんがたじたじといった様子でおそるおそる手を挙げる。

・・・ですよね、俺も知らなかったです。

でも妙に図太い誰かさんに似た椿はそこで折れない

そうなんですとコクコクとそれはそれはしらじらしく首肯する


「私もつい最近知ったんですが・・・実は異母兄妹なんです」

「「「「はあ!?」」」」


もうやめろ!

設定過多すぎるっ!

これ以上は小説なら設定過多乙wwwwwwwwwとバカにされるぐらい酷い中二病作品と同列なものになる!

何よりNPCである俺にそんなややこしい妹はいらん!

椿はどこから取り出したのかハンカチで目元をぬぐうふりをしながらいきなり回想に入る


「私ですら最近自分の母が死んで・・・そして隠し子であることを知らされました」

「「「「・・・ええ?」」」」

「そして兄がいることを知りました・・・でも心はそれを受け入れられない・・・だから今は兄をM・Mと呼んでいます。兄もそれを認めてくれました」

「「「・・・・・・・・・」」」


ヤバい・・・三人娘の俺を見る視線がとても怖い。

変態を見る目になってきてる。

てか、天国のお父さんごめんなさい

今あなたのムスコはあなたの息子のせいでかなり冒涜されています。


「・・・ねえ、お父さんが浮気してたってどういう事?」

「「「「「!?」」」」」


自体はさらにややこしくなる

椿ですら冷や汗をかくほどに

気を利かせてくれたのか古畑さんが朝顔を学校に連れてきていた。

・・・多分このカラオケで朝顔さんと仲良くなりなよとかいう気遣いのつもりだったんだろう。

古畑さんはとんでもないときに連れてきてしまったとガクガク震えている。


「・・・ボクハナニモキイテナイヨ!」

「男はやはり信用のおけない下半身で生きる生物なんですね・・・」


新聞君は俺を巻き込むなと耳を塞いでイヤイヤと頭を振る。

その彼の下半身を隣で小陽ちゃんが眺めていた。

・・・手には何に使うか分からないハサミが握られている。


「ねえ、、、、兄貴?説明できないわけないよね?」

「・・・・・・・・・・」


朝顔が『表情の抜けた』『冷たい声で』ゆっくりとこちらへと歩み寄ってくる

・・・椿が思わず後ずさる

俺はあまりの恐怖に逃げ出すことすら出来ない

どうすんだよ、この修羅場ぁ!?

答えをくれる人は誰もいなかった。

ある意味修羅場以上の修羅場をご用意させていただきました(笑)

連続投稿いたしますので数分ほどお待ちください

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