表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
銀翼の空  作者: 脱色ナス
1章
1/18

学びの空戦

 どうも作者の脱色ナスです。 

 この作品は、私の処女作となります。温かい目でご鑑賞いただければ幸いです。 

 感想、誤字脱字の指摘、変な表現の指摘等がございましたら、感想をお寄せください。


 蒼い空の中に、4機の飛行機が飛んでいる。

 いや、正しく言えば1機が3機に追われている、と言う方が正しい。

 その1機は下翼単葉で翼からは、2本の固定脚が突き出ている。機内には2人の人間が顔面蒼白になりながら、この危機を回避しようと必死になっている。

 一方後ろの3機は引き離されまいと食い付いていく。

 「クソ! 逃げられない!」

 前席に座って必死に機を操る少年が叫んだ。飛行帽の下の、汗で顔に張り付いた金髪を気にする暇もなく、前後左右に視線を走らせる。

 「前方! 積乱雲がある! そこに!」

 後席に座っている少女が、激しい急旋回に耐えながら叫んだ。少年と同じ飛行帽をかぶり、肩まで伸びる茶髪を振り乱している。そして--

 「敵3機! 突っ込んできます!」

 「雲に入った! これなら……いくらなんでも……はぁ……追ってこないだろ……」

 「うん……多分、大丈夫」

 「まったく、容赦無しじゃないか」

 「そうだね。みんな必死なんだろうね」

 「あっ! 雲の切れ間だ」

 「そこの雲の切れ間で左に60度変針してください。飛行場への針路をとってください」

 「わかってるよ! それぐらい!」

 「……すみません」

 飛行機は切れ間から色彩のある世界へ飛び出した。そして、そのまま左へ旋回を始めた。2人とも安堵感に満ちていた。少年はようやく汗で顔に張り付いた髪を、少女は飛行帽の下から乱れ出ている髪を整えていた。ふと、少女が視線を感じ後ろを振り向いた。

 「ッ! 180度方向に敵機1!」

 と叫んだ時には敵機は、激突せんばかりに肉薄していた。

 スマートな機首を造りだす液冷エンジン、精練された胴体、そして両翼から突き出た凶悪な銃身。一瞬、見惚れたその刹那ーー機首と両翼にある機銃が一斉に火を噴いた。

 

 どうでしたか? 

 感想お待ちしております。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ