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理想論
理想というものは素晴らしいものだと思っている。
何故なら、人はそれを実現するために頑張るからだ。人が生きるための原動力だと言えなくもない。
大なり小なり規模の大きさはあれど持ち合わせていない人間などいないと言うのが私の持論だ。
なので、私は理想を『素晴らしいもの』だと認識している。
だから、どうにもこういうのは納得し難いと感じるのかもしれない。
目の前で喚く男はどうにも不愉快でたまらなかった。
「理想ってのは手が届かないから素晴らしいんだろ?なのにてめぇで無理やり引きずり落として泥だらけにしたもん掲げてこっちに押し付けられても困るんだよ。そんなもん、クソの役にもたちゃしねぇ」




