間違えた選択はあなたの間違えた選択ですか?
バタフライエフェクトってなんでしたっけ?
それから俺は悩み続けた。
選択を変えないで行くのか。
選択を変えるのか。
ゆか先輩を救いたいだけなら選択を変えなければいい。
だかこの悪意を感じるループでそれは正解なのか?
だからおれば努力することにした。
必死にリコーダーを練習した。
日課のランニングも続けた。
五線譜も読めるようにした。
中学生活は吹奏楽に入って幽霊部員ではなく必死に練習した。
「しょうごって頑張り屋さんだよね。先輩的には好感度高いよ!」
「まぁゆか先輩と部活するの楽しいので続けられてますよ。でも吹奏楽部が文化系って言ったやつ誰ですか、ゴリゴリの脳筋部活じゃないですか。」
「まじでその通り!私喘息持ちだからチューバしんどいんだよねー!
何度かやめようと思ったけどしょうごが頑張ってるから私も頑張ろってなるんだ!」
あれから部内は必死に練習する俺を可愛く思ってくれる先輩が増え、俺がゆか先輩を話の輪に入れるので仲間外れ感は無くなった。
だか前よりゆか先輩は暗い顔をしていることが増えた気がする。
理由を尋ねてもはぐらかされるのでもう受験鬱と思うことにした。
確実にゆか先輩の部活でも立場は良くなったし、辞めずに残ってくれている。
卒業後の進路は前の時と同じ高校らしいので友達に会いたいという気持ちもあるし、そこに進学しようかとおもう。
れおなとは特に関わりがない。
確かに会いした女性だが、あの時のれおなと今のれおなは似ているけど別の人という考えだ。
実際真面目イケメンと付き合ってるらしいし。
リア充死すべし慈悲は無い。
まぁ寂しさはあるが2度目と変わらないこともある。
「ねぇーその特技みんなに見せたら1発で人気者だよ?
モテモテライフエンジョイしなよ!」
そうこのオタ友のりのんだ。
ピアノは前より上手くなってるのでドヤ顔で引いてたらそのシーンを見られてしまってそれ以降絡まれている。
吹奏楽ではほぼほぼハーレム状態だがゆか先輩の目の前で女たらしなんかするのはなんか気まずいので、女の子と話したくなったらりのんと話すようにしている。
「りのんはどこの高校に行くか決めた?」
「え?急な話題変更でびっくりだわ。
今のところは工業高校の予定だよ!」
「女子で工業は珍しくない?」
「そう!オタクを隠してモテモテになる予定!」
「前向きな考えで嫌いじゃないよ。」
「まぁ振り向いて欲しい人は別の人に興味があるらしいしね、知ってる?ナイスボートって言葉があるらしいよ?」
「なにそれ?意味わかんない」
「分からなくてもいいのさ。オタクの言うこと真に受けちゃだめだよ!じゃバイバイ」
相変わらず変なやつだ。
そうして季節は過ぎてゆか先輩は卒業した。
前と同じ高校に入ったらしい。
俺の受験来年で学力的には手を抜いても入れる高校だけど一応軽く受験対策はしておこう。
そんなことを考えながら過ごしているある日、
りのんが信じられないことを言い出した。
「ねぇゆか先輩高校やめたらしいよ。
すごい真面目だしいい人なのに高校辞めるってなかなか思い切ってるよね」
『どこで選択間違えたんだろうね。』
ハリケーンって怖いですね




