後悔の無い選択はできますか?
努力はハッピーに繋がりますか?
周りの声が遠く感じる中考える。
俺は今の人生を後悔しているかどうか。
答えは後悔している。
ゆか先輩は初恋の人だ。
1度目の人生では、部活を辞めたあと生徒会に入り同じ生徒会の俺の同級生で家が目の前の人と付き合っていた。
高校は俺と同じでしかも軽音部。
再び先輩後輩になったが元幽霊部員の俺にも優しく明るく接してくれた。
卒業後も定期的に元気かどうか連絡をくれた。
中学生から付き合ってる彼氏とは大学時代に浮気され、職場の上司から紹介されただいぶ年上の人とは上手くいかずに、同世代のバツイチの人と付き合ってると聞いた。
浮気されても泣くだけで相手の悪口は言わない。
常に明るくて優しくて男勝りなあの先輩は恨みを持たれるタイプでもないと思う。
なら病気か?事故か?
そんな思いも抱えながら、死因を聞こうと思い前を見るとありえないものを見た。
「ねぇ、リコーダーの練習しないの?」
そう言われたのだ、小学生の女の子に
周りを見る。
周りはリコーダーの練習をしてる小学生がいた。
「あぁ練習するよ」
そう言って椅子に座る。
俺は小学生だった。
机に置かれた音楽の教科書を見る。
五線譜が読めない。
そう俺は吹奏楽部にいたのに五線譜が読めない。
高校の軽音部でのギターやキーボードはコードを読んで演奏していたのでずっと五線譜が読めなかったのだ。
このだったんだ吹奏楽部から逃げたはじまりは。
ここでもう逃げていたのだ。
部活の雰囲気が悪い。
トランペットが好きになれない。
違う、人よりできないことをがんばらなかった。
人よりできないことが恥ずかしかった。
間違えていたことを認めることができなかった。
後悔は人生において点のようにあるものだと思っていた。
違う後悔は数珠繋ぎのようにあった。
おれはずっと自分の得意なことで戦った。
その結果何も選ばなかった。
戦ってもなかったのかもしれない。
リコーダーの耳障りな音が今は責めるような音に聞こえた。
家に帰り布団にうずくまる。
これは罰が当たったんだな。
あの日の神社で吸ったタバコすらも後悔の数珠繋ぎなのだろうか?
このループの正解はなんだ。
正しい選択とはなにか?
間違えた選択とはなにか?
答えの出ない問いかけを自分にし続ける。
今度こそ間違えない。
そう思う俺に神ならなんと言うだろう。
後悔の無い生き方など出来るはずがないのに。
後悔のしない生き方ってなんですか?




