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1.神に見捨てられた村

1つの廃村ができた。

「大丈夫?」

リーシャは言った。しかし、リーシャの行動はライアに目線を落とすだけだ。ライアは「冷たいなぁ」と考えつつも、下手に慰められるよりかは断然良い気がした。


一方宿ではカミーユがハルクを元気付けていた。ハルクは元気を取り戻したのか、カミーユに感謝の言葉を伝えた。

「良いってことよ!」

カミーユは宿から抜け出した。すると宿の外の屍の山が見えた。それでもカミーユはいつもの笑顔を絶やさずにリーシャ達の所へ走っていった。ハルクは宿を出る前に受付嬢に近付くと、

「君の事は忘れない。もう二度とあの口調は使わないから、君もワシの事を忘れないでくれ。」

と囁き、宿から出た。外はライアに言われた通り、屍の山があった。ハルクにとってそれは酷く残酷で、現実味の無い光景だった。ハルクは現実味を感じないまま、仲間の所へと向かった。


リーシャは二人が来るのを察知すると口を開いた。

「多分、この原因は"ゐぬい様"だよ。刀が残っているのを見る限り、この村にまだいるはず。この村は狭いし、手分けして探せば良いよ。」

リーシャは相変わらず無関心な顔をして言った。そしてそれを聞いたライア達は村を手分けして探した。カミーユは家の中を覗き、ハルクは屍を一つ一つ丁寧に埋め、ライアはあちらこちらを歩き回り、リーシャは森の中に入った。ライアがリーシャに疑問を持っていた時、向こうからリーシャが走ってきた。するとリーシャは叫んだ。

()()()ゐぬい様は強力過ぎる!早くこの村から出ないと!」

ライアは訳も分からず二人をかき集めると、村の出口へ向かった。森から出るとライア達が息を切らし、へこたれた。なんとか安心している時、ハルクが言った。

「カミーユは?」

そう、カミーユがいないのだ。…そう思っていると、上からカミーユの叫び声が聞こえた。

「うわぁぁぁぁぁぁぁあ!!!」

カミーユは思い出したかの様に杖を握り、地面スレスレの所で立ち止まった。「魔法とは凄い物だなぁ…」とライアは感心した。魔法を解除するとカミーユは地面に寝転がり、息を切らした。ハルクはリーシャに問いかけた。

「ワシもゐぬい様を知ってるけど…どうしてそんなに怯えてるの?あやつならワシらならすぐやれただろうに…」

リーシャは額に汗を流し答えた。

「ゐぬい様は見つけた…でもそれは一部だったんだよ。普通ゐぬい様は強い人間への憎しみがこびりついている所に発生するの。つまり今回のゐぬい様は…」

ハルクは生唾を飲んだ。

「今までとは比にならない程強力な存在になってる。」

ー裏話ー

遅れたお…ロブロックス楽しすぎるお

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